全日空が7月1日から 成田−ミュンヘン線 毎日運航を開始

全日空が7月1日から、成田−ミュンヘン間のデイリー・フライトを就航させた。

NH207便  成田発    11:50  ミュンヘン着 17:00
NH208便 ミュンヘン発 20:55  成田着    15:25(翌日)

 使用機材は、機材ボーイング777−300ERだ。全日空は「成田−ミュンヘン線新規就航」 http://www.ana.co.jp/int/airinfo/promotion/nrt_munich_line/という特設ページも設けており、同路線利用の乗り継ぎ便追加料金やパック旅行http://www.ana.co.jp/inttour/promo_munchen/を紹介している。。

10数年前、ある航空会社に頼まれてミュンヘンを起点とするオーダーメイド個人旅行や団体パック旅行の企画案を10数本立てたことがある。そのときに、ミュンヘンが実に便利な旅行拠点であることに気づき、「日本からの直行便を飛ばせば人気が出るに違いない」と確信した。もっとも、今より経済情勢も海外旅行意欲も良かった時代なので、このご時世でデイリー・フライトというのは思い切った決断と感心する。

 個人的にも、南ドイツはもちろん、ザルツブルクやウィーン、チロル、ドロミテ、プラハなどに行くときにぜひ利用してみたいと思っている。航空会社直販の正規割引運賃をマイレージ・キャンペーンなどと組み合わせて購入すれば、旅行会社を通じて格安航空券を買う必要もないようだ。今更のように、旅行会社受難の時代が到来していることを思い知らされる。

 隣接地への移動は、ミュンヘン空港に乗り入れているドイツ鉄道http://reiseauskunft.bahn.de/bin/query.exe/dの利用が便利だ。

 乗り継ぎフライトを使うときは、全日空の正規割引チケットに追加料金で切り込むよりも、ルフトハンザ http://www.lufthansa.com/jp/ja/Homepageの「お得な料金」→「ミュンヘン発ヨーロッパ内往復航空券」やオーストリア航空 http://www.austrian.com/?cc=jp&sc_lang=jaの“A-PASS”http://www.austrian.com/Info/AustrianIn/A-PASS.aspx?sc_lang=ja&cc=JPなどを使った方が安くなることもあるようだ。

1974年の“欧州鉄道旅行再現の旅”http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20080311では、行きが全日空のパリ行き、帰りがウィーンからオーストリア航空運航の全日空との共同運航便を全日空エコ割で利用することができたので、目的地への直行直帰の合理的な旅程を組むことができた。現在、共同運航は続いているようだが、エコ割の適用とはならないようだ。しかし、全日空が乗り入れているロンドン、パリ、フランクフルトとの組み合わせは可能なはずだ。


当欄関連過去記事:
 「ドイツ旅行に役立つサイトとリンク集」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20050906