ポルトガル、アンダルシアを訪ねる24日間の旅 その1

34年ぶりにポルトガル、アンダルシアを訪ねる24日間の旅から先週戻ってきました。これから、数回にわたって、写真を中心とした簡単な旅のレポートを掲載させていただきます。

 フライトは、貯まっていた日本航空マイレージを使っての成田−パリ往復便。往きは、JL405便、帰りはコードシェアエールフランスの機材(エアバス380)を使ったAF276便。税、燃油サーチャージ等33,600円を別途支払った。

 ヨーロッパ域内は、エールフランスの日本語ホームページhttp://www.airfrance.co.jp/から予約し、eチケット発券した。パリ→リスボン、マラガ→パリのWEB予約キャンペーン料金は2区間で24,000円。これに、税、燃油サーチャージ等の10,800円が加算された。

当初は、格安航空会社easyJet.com http://www.easyjet.comを利用してパリ→ポルトエールフランスにはこの路線がなかった)、マラガ→パリを飛んだ方が合理的な旅程が組め、価格的にも安いと検討していた。しかし、easyJet.comの場合、預託荷物にも追加料金がかかるなど、追加料金を足していけばエールフランスとあまり変わりなくなるのと、折から航空関連も含めストが頻発していたため、スト対応の柔軟性も考えてエールフランスとした。

 本来、ポルトガルの北の古都ポルトから南下するコースにした方が、ひと筆書きの合理的なコースが組める。このことは、偶然見つけたサイト、経済評論家の「佐藤治彦が選ぶベストツアー2011 ポルトガル編」http://iitabiotokutabi.blog.shinobi.jp/Entry/48/にも書かれていた。しかし、そうするとリスボン滞在がオバマ大統領も参加するNATO首脳会議に重なってしまい、観光が不自由になることが予想された。それに、コインブラから一気にポルトガル南部のFaroに行ける高速列車(所要5時間半)が見つかったので、かなり合理的な旅程を組むことができた。

 今回の列車予約については、当欄の「インターネットでの鉄道予約にチャレンジ」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20101029で紹介したように、5区間をインターネットで予約・支払い・発券したが、そのプリントアウトしたチケットで、すべて予定通りに指定した席に問題なく乗車することができた。
 なお、後日ふれると思うがポルトガル南部のFaroからスペインのセヴィリヤまでの国際高速バス、グラナダからマラガまでの国内高速バスの予約・支払い・発券もインターネットで行い、問題なく乗車できた。

 ホテルの予約は、通常、アップルワールドhttp://appleworld.com を使っているが、今回は、アップルで手薄な地方都市が多いことと、旧市街のプチホテルを中心とした宿泊にしたかったので、ちょうど、新聞に割り引きキャンペーンの全面広告が出ていたExpedia http://www.expedia.co.jp/も使ってみた。

 Expedia は、インターネットでも予約・支払い・発券を完結できるが、電話センターのスタッフと一緒にインターネット画面を見ながら予約していくこともできるので、安心感もあり、入力ミスを避けることもできて大変便利だ。宿泊条件が瞬時に確認できるばかりでなく、積極的に要望を聞いてもらえるので、「バスタブ付き、高層階の眺めのいい部屋、禁煙室」という希望をすべてのホテルに伝えてもらうことができた。

 Expedia は、アメリカが本拠のせいか、朝食なしのアレンジが基本となっているようだ。Expedia で予約した7軒のうち、2軒のみが朝食付きのアレンジとなっていたが、他の2軒も「キャンペーン期間」であったり元々、朝食付きの予約しか受け付けないホテルだったりで、結果的に4軒が朝食付きだった。2軒は、朝食不要の朝早くの旅立ちだったので、朝食代を別途支払ったのは、パリのプチホテル一軒だけだった。

もうひとつ、旅行中に気づいたExpedia の利点は、ヴァウチャー等不要で、パスポートを見せるだけで泊まれ、直前予約も受け付けている点だ。プリンターを持ち歩けない旅行中でもホテルが格安に確保できる。これは、行き先や日程を確定しない気ままな旅をしたいが、格安なインターネット割引も享受したいという旅人には見逃せないポイントだ。

 なお、Expedia は、プチホテルなど小規模経営の宿もラインアップするためか、Expediaに直接支払うケースと現地で支払うケースとがあり、新聞広告の割引キャンペーンは前者の場合のみ適用された。

Expedia でプチホテルを選ぶ際は、口コミ・評価が充実した旅行情報ポータルTripAdvisor http://www.tripadvisor.com/ (日本語版 http://www.tripadvisor.jp/)を参考にした。インターネット接続環境や交通アクセスに関するクチコミにも助けられた。TripAdvisor は、観光スポットやレストラン、エンターテインメントの選択にも大変役立った。ただし、旅行中に読んだ記事では、ホテル・オーナーなどがクチコミを操作するケースがあるといった報道もあったので、頼りすぎない方がよいようだ

旅程は、パリ空港(1泊)、リスボン(3泊)、ポルト(2泊)、コインブラ(3泊−ナザレ日帰り往復を含む)、ファーロ(1泊)、セヴィリヤ(2泊)、コルドバ(2泊)、グラナダ(3泊)、マラガ(1泊)、パリ(4泊)。


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