ANAに引き続きJALも国際線受託手荷物許容量を拡大


 当欄の「ANA受託手荷物の無料手荷物許容量を拡大」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20110211で、全日空が、2011 年4 月1 日搭乗分より、国際線手荷物規程を改定し、エコノミークラスの無料手荷物許容量は今までの20キロから46キロへと倍以上に増えることを取り上げたが、JALも4 月1 日からほぼ同様に国際線受託手荷物許容量を拡大することを決定した。詳しくは、「JAL国際線受託手荷物ルールの変更について」http://www.jal.co.jp/other/info2011_0304baggage.htmlやプレスリリース「JAL国際線手荷物規則の改定」http://press.jal.co.jp/ja/release/201103/001763.htmlを参照のこと。 

エコノミークラスの無料手荷物許容量拡大は、私のように食材や書籍・雑誌、衣類、アンティークなどを多量に買い込む人間にとって大朗報だ。昔から、許容量が許せばやってみたいことがあった。
 それは、行きに大型軽量スーツケースの中にマトリョーシカのように中型の軽量スーツケースを入れて搭乗し、たっぷり買い物をした帰りに、2つの軽量スーツケースに別々に荷物を詰めて搭乗するという旅行スタイルだ。
 わざわざハードな中型スーツケースを入れないで、折りたためる大型ボストンバックにすればと思う方もいるだろうが、昨年春の中欧旅行で、プラハのホテルに大型スーツケースを預けて2週間ほどのチェコハンガリーの地方旅行を楽しんだことがある。そのとき、ボストンバックは重さがもろに肩に来た。それに比べ中型の2輪キャスター付きスーツケースの方がはるかに実用的なことに気づいたからだ。

マトリョーシカのように2重にしないで済む方法もある。日本では、手に入れにくいデザイン・ブランドや航空会社とコラボで作った個性的な“超軽量スーツケース”を現地で購入してしまう方法だ。
 私の友人で、現地の古道具屋でアンティークのスーツケースを買い、それに趣味で集めているアンティーク楽譜を詰め込んで帰った人物がいるが、そのときは、たっぷり超過手荷物料金を取られたはずだ。そのようなケースもこれからは楽になるだろう。

エコノミークラスの無料手荷物許容量拡大は、船の出港地まで飛行機で飛ぶクルーズの参加者を増やす効果もあるだろう。長期のクルーズはとくにご婦人方の衣装や靴などの服飾品がかさばりがち、その出発までの超過手荷物料金が市場拡大のネックになっていたはずだ。
 クルーズ以外にもマリンスポーツや登山、釣り、ゴルフ、演奏旅行などの目的を持った旅の拡大にも役立つはずだ。先を見るに敏な旅行会社が新たな仕掛けをしてくるのが見物だ。

 個人的には、今まで難しかったサイクリング旅行に愛車を持って行くことも検討していきたい。ただし、重量は問題ないかも知れないが、「シーコン エアロコンフォートプラス 輪行バック」といった頑丈なケース(サイズ:117x97x45cm)を使うと、“1個あたりのサイズ(3辺の和):和が203cm以内”という新規定を外れてしまう。しかし、条件さえ合えば15,000円ほどの追加料金で乗せてもらえる可能性もあるようだ。


当欄関連過去記事:
「“超軽量スーツケース”の軽量化が進まない」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20100907
「超軽量ハード・スーツケース最新事情」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20060914
「超軽量ハード・スーツケース最新事情 その2」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20070404


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