島原半島一周2泊3日の旅

友達のドライブに便乗してロードレーサーごと目的地まで連れて行ってもらい、帰りはサイクリングで戻ってくるという旅を何度か味わったことがあるが、今回はサイクリング抜きで、同じような“ドロップ・トラヴェリング”で長崎の「島原半島一周キリシタン史跡を訪ねる旅」を楽しませてもらった。

友人たちと一緒に訪れた島原では「島原城下ひなめぐり」http://www.shimabaraonsen.com/hina/が開催中で、武家屋敷のひな人形展示を見学。猪原金物店http://www.inohara.jp/や銀座食堂http://www.nagasaki-tabinet.com/tomocchi/item/863、島原初市など地元の人しか知らないディープな島原を見せてもらった。

島原市からは、個人では行きにくい原城http://www.city.minamishimabara.lg.jp/sekaiisan/one_html3/pub/default.aspx?c_id=109にも連れて行ってもらった。天草四郎一揆軍の総大将として起きた「島原の乱」(1637〜38年)の舞台となった城跡だ。
城跡を散歩しながら「天草四郎の映画ってあったっけ」と呟くと、すかさず友人がiPhoneで調べてくれて、なんと監督大島渚、出演 大川橋蔵丘さとみ三国連太郎平幹二朗、大友柳太朗の「天草四郎時貞」(1962年) がDVDで出ていることが分かった。

その日の夕刻、長崎市に戻る友人たちと別れ、島原のビジネスホテルに1泊し、翌朝、初市http://www.city.shimabara.lg.jp/event_cal/pub/detail.aspx?c_id=49&type=top&id=4を見物。刃物や植木、食品の店、屋台などが並ぶ賑やかな伝統市だった。

 2日目は、島原半島の南端にある口之津の町へバスで移動。口之津は天然の良港を中心として発展してきた町で、1567年頃にはポルトガル船が来航して、貿易や布教を行ったという歴史を持つ。口之津歴史民俗資料館・海の資料館http://www.city.minamishimabara.lg.jp/kiji/pub/detail.aspx?c_id=54&id=72&pg=1には、ポルトガル船来航の歴史や三池炭坑の積み出し港として賑わった明治時代の展示、「からゆきさん」、「戦争と平和」のコーナーなどもあり、興味深かった。
 この日は、口之津温泉しらはま http://www.kuchinotsuonsen-shirahama.jp/泊。付近を散策するとキリシタンの史跡やポルトガル船来航の記念碑があった。

3日目に、長崎市へ戻るバスに乗っていると、友人から携帯にメール。キリシタン史跡に詳しい郷土史家と迎えに行くから、小浜温泉の先の千々石学校バス停で下車するようにとのこと。
 無事そこで車に拾ってもらい、天正遣欧使節の一員で大名有馬晴信の従兄弟で、大村純忠の甥でもあった千々石ミゲルゆかりの史跡http://chijiwa.ne.jp/yaboo/siseki/kamabuta/miguel.html千々石ミゲルの墓と思われる石碑 http://www.city.isahaya.nagasaki.jp/topics/burari/no002/burari.htmなど数カ所案内していただいた。これも、個人ではとても見つけられないポイントばかりだった。

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