「宵越しの酒瓶は残さない」とばかりに、ワインセラーを置く必要はないとずっと思っていたが、こちらの赤ワインの消費量が頂き物の赤ワインなどの量に追いつかなくなってきたのと長崎の猛暑を考慮して、ついにワインセラーを購入した。正確に言うと、ワインを長期熟成させるシャトーの地下蔵並みの条件を備えた高性能ワインセラーではないので、(短期仮置き用の)ワインクーラーと呼ぶべきだろう。
実は、昨年の家づくり時にはワインクーラーを置くスペースをキッチンに作ってあった。その空間のみが間が抜けたようにぽっかり空いていたので、これでようやくキッチン空間も完成と言うことになる。
購入したのは、東芝の「ワインボトル19本収納。気軽にワインが楽しめる、コンパクトなワインセラー」GR-W80G http://www.toshiba.co.jp/living/webcata/refrige/gr_w80g.htmだ。価格.com http://kakaku.com/のワインセラー部門人気ランキングで2位の商品で、クチコミ欄を見てもわが家の使用に差し支えるような書き込みは見当たらなかった。
使ってみたところ、庫内の温度は棚の位置によらずほぼ一定で、簡易型ながら湿度調整の加湿トレイも機能しているようだ。生産終了品かと思っていたら庫内に「2013年タイ製」というラベルが貼ってあった。大手電機メーカーから発売されているワインセラーは今のところこの製品だけのようなので、根強い人気があるのだろう。消費電力も同じ収容力の他の製品に比べ少なく収まっているようだ。
庫内の温度は[強:約8℃]・[通常:約12℃]・[弱:約17℃]の3段階で調整できる。わが家の場合、もっぱら赤ワインに使うので、弱17℃に設定してある。
想定外だったことは、ワインクーラーを置くスペースの隣りに、引き出すことのできるワインラック・ワゴン(25本収納)が据え付けてあるのだが、これに冷却熱が回ってしまうことだ。とりあえず、ワゴンからワインを抜き取り、スピリッツやウィスキー類だけを残してある。
これから、わが家を訪れる友人・知人諸君へ! 真夏でもボルドーワイン(とくにポムロール、サン・テステフ、ポイヤック地区のもの)を持参するのに何の遠慮も要らなくなったことを声を大にしてお伝えしておく。
当欄関連過去記事:
「インターネットでテーブル・ワインを」 http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20121129
「Wine 2.0がワインの楽しみ方を変える?」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20071114
「ワインと旅のウンチク・ページ」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20070405
「優れたワイン・ヴィンテージ・チャート」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20050915
「旅先でも我が家でもテーブル・ワインをエンジョイしよう」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20050901
「グルメとワインの旅に役立つホームページ」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20050622
■今日のブックマーク&記事■
□“International Wine Tourism Conference ”http://www.iwinetc.com/
□“Wine Travel Guides ”http://www.winetravelguides.com/
□Power Line記事 “A New Wine for Our Times”
http://www.powerlineblog.com/archives/2013/05/a-new-wine-for-the-times.php
□Visi-Vin (ワインと旅行、ワイナリー巡りを成功させる情報サイト)
http://www.visi-vin.com/
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