8月15日 夏の伝統行事「精霊流し」を見物

 秋のおくんちと並ぶ長崎の2大イベントのひとつ、故人の霊を船に乗せ、西方浄土へ送る長崎の夏の伝統行事「精霊流しhttp://www.nagasaki-tabinet.com/event/51798/が15日夜、県内各地であり、3,328隻の精霊船が流された。
 長崎市内では、爆竹やかねの音がにぎやかに鳴り響く中、家族や友人らが故人への思いをのせ、精霊船を引いた。沿道には多くの市民や観光客らが詰め掛け夏の風物詩に見入っていた。

私も、路面電車で街の中心の県庁坂へ向かい精霊流しを見物。日が暮れてゆくに従って「みよし」と呼ばれる舳先の家紋や苗字が提灯や電球の明かりで浮き上がってくる。精霊船は、小型トラック程度のものから三重連で20m以上になるものまである。遺影とともに故人の好物だったものや業績を表すものが飾られることが多い。

 精霊船のパレードの間も、個々の船の“花火担当者”が爆竹や打ち上げ花火を上げる。爆竹は、段ボール箱単位で鳴らされることもあり、見物客の多くは“耳栓”持参だ。打ち上げ花火は市電の架線にも当たっているようだが、翌日の運行に差し支えるのではないかと心配になるほどだ。何かで、日本の爆竹の8割は長崎のお盆に消費されると読んだことがあるが、この凄まじさを見れば、オーバーには思えない。
 翌日の新聞によれば、長崎市精霊船の数は、1,298隻。精霊船は、昔は波止場から団平船に乗せられて港外で捨てられていたが、現在はダンプカーで市内の焼却場に運ばれる。


 長崎は、晴天が続いており、ここ1ヶ月の降水量は平年の3%しかないという報道もあった。庭木を移植したばかりの昨年ほどではないが、芝生や果樹の水やりが大変。1000リットルの雨水タンクに屋根から流れ落ちる雨水や生活排水を貯めるように家を造ってもらったが、このところの晴天続きで、風呂水などの生活排水だけでは間に合わなくなり、上水道も使い始めた。長崎市の水道代は日本でもトップクラスの高さ。水道代の請求書が怖い。

 ひと月ほど前に、ブーゲンビリヤの横にハイビスカスの小さな苗木を植えたが、早くも花が開き始めた。イチジクの木は100個ほどの実が熟した。とても食べきれないので赤ワインにラム酒やクローヴなどを加えて煮込んで、冷蔵庫に保存し、毎日のおやつにヨーグルトといっしょに食べている。

庭のロシア・ヒマワリは、道に面した並木が枯れ始め、日を置いて裏庭に数カ所に分けて種まきしていた分が一斉に開花を始めた。150本ほどが咲き誇っており、2メートル半の高さに育ったものもある。
ヒマワリは枯れてから種が育ち始めるそうで、1ヶ月ほどそのままにして置いて、種を取ってから茎を処理することになりそうだ。


■今日のブックマーク&記事■

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精霊流し (幻冬舎文庫)

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