「ウィーン・ブダペスト15日間の旅 その2」

ウィーン空港には予定より30分以上早い15:22到着。無事RedCabのお迎えとも出会え、16:10にはHotel Europa http://www.austria-trend.at/hotel-europa-wien/en/location.aspにチェックイン。ホテルはメインストリートのケルントナー通りに面しており、シュテファン寺院もオペラも歩いて5分以内というロケーションだ。秋のウィーンは、学会や見本市が盛んで、中心部のホテルの連泊を予約サイトで押さえるのは難しい。
 今回のホテルは、オーストリアの旅行会社に勤める旧友に一部のコンサート・チケットといっしょにお願いしておいた。実は、11月の後半に上京する予定で、出発前に東京のホテルも予約サイトで確保しておいたのだが、繁華街から離れたビジネスホテルでもHotel Europa とあまり変わりない料金だったのには驚いた。 

ホテルで荷ほどきをしたら17時を過ぎていた。日本時間だと深夜の24時過ぎだ。機内ではほとんど眠らなかったのだが、目が冴えてしまったので夜の散歩に出かけ、観光インフォメーションでイヴェントプログラムhttp://www.austria.info/jp/about-austria/monthly-event-list-1142825.htmlなどの資料をもらい、明日の朝から使う市内交通の24時間パス(7.1 Euro)http://www.wienerlinien.at/eportal/ep/programView.do/pageTypeId/10220/programId/11062/channelId/-8366を購入。

 翌3日は、朝からJCBの会員向けカウンター(JCBプラザ)http://www.jcb.jp/ws/plaza/plaza_vienna.htmlで、ワインを日本に送る方法などを相談。親切に日本向け発送をしてくれそうなワイン業者数社へ電話を掛けてくれて、日本向け発送に手慣れているというVinothek St. Stephan http://www.ststephan.at/を紹介してくれた。この店は、ウィーンに住んでいた1970年代後半から何回か通っていた店で、いつも丁寧にワインの説明をしてくれたことを覚えていて、ちょっと嬉しくなった。この店から、ワインを日本に“別送”した詳細は日を改めてレポートしたい。

 続いて、手数料無しでオペラ&オペレッタのチケットが買える前売り所 国立劇場連盟Bundestheaterverband http://www.bundestheater.atに向かう。10月9日の国立オペラ公演ヴェルディのAidaのチケットを探すためだ。一枚だけ残っていたが、平土間席の最後方で価格は128 Euro。プレミアム付き覚悟で、プレイガイドなどでもう少し安い席がないか当たってみることにした。

プレイガイドを覗きながら、旧市街の好きな小道Naglergasse、Kurrentgasseなどを歩き、Judenplatzの脇道Jordangasseで最近オープンしたサイクリング・ショップStilrad http://www.stilrad.com/を見つける。毛糸製のヘルメットやなめし革のフロントバックhttp://www.retrovelo.de/lenkerkoerbe.html、トウの部分が革製のトウクリップなどレトロな品々を手に取って品定め。ブダペストから戻ってから寄るつもりだ。

昼近くに、オーストリア鉄道のWien Mitte駅窓口に行って、日本からインターネットで予約しておいたブダペスト往復のRail-Jetという特急列車の割引チケット(1等 往き69 Euro 帰り29 Euro) http://www.oebb.at/de/Reisen_ins_Ausland/SparSchiene_Europa/Ungarn/index.jspを日本でプリントアウトしておいたcollection codeを提示してピックアップ。手数料を1Euro取られた。2年前は、チケットのプリントアウトと座席指定までインターネットでできたのだが、今は、路線によってはこのようなシステムになっているうようで、“列車指定の座席予約無し”というチケットだった。そう混んでいないようなので、座席指定券をその場で取らずに、当日空いている席を見つけることにした。

ついでに駅のスーパーIntersparで、持ってくるのを忘れた身体を洗うためのタオル生地の石鹸袋(仏語でServiette de bain、独語でWaschhandschuh、英語でwashing mitt )を購入。たまたまセール中で0.77 Euroだった。これは、私にとって旅の必需品。ホテルの小さな石鹸をいくつか袋に入れると身体を洗うのに便利。また、フランスなどでは、サン・ローランやカルダンといったブランド名でも商品化しているので、安くて珍しいおみやげとしても重宝した。どのような姿形のものか見たい人は画像検索してみては。

 遅い昼食はシュテファン寺院に戻り、最近評判のウィーン料理店“Dom-Beisl”http://www.dombeisl.at/で、仔羊の背肉のロースト(ミディアム・レアでオーダー)とサラダを1/8リットルの白ワインとともに食す。

夜は、アダム・フィッシャー指揮のウィーン交響楽団のコンサートへ。このチケットは到着直後のコンサートなので自分で入手するのは諦め、友人の旅行会社を通して事前手配してもらった。バルコン・ミッテという2階席中央の1列目で65 Euro+手数料。演目は、モーツァルトの「クラリネット管弦楽のための協奏曲」とマーラーの「交響曲第五番」。クラリネットのゲラルド・パッヒンガー氏に聴き惚れた。

昼の食事に満足していたので、夜は、サラダとウィーン風ハンバーグ入りゼンメルパンを買ってきて、日本では入手困難な大好物のMuskat Ottonel種辛口白ワインとともに“部屋食”で済ませる。


当欄関連過去記事:
「久しぶりのヨーロッパ旅行計画作りと手配」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20110924
「2011年 ブダペスト・ウィーン22日間の旅から帰還 その1」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20111123


■今日のブックマーク&記事■

           
□日刊トラベルビジョン10月23日朝刊記事「KLM、福岡線増便へ、14年夏ダイヤで週4便に」
http://www3.travelvision.jp/c?c=26310&m=31835784&v=44f542e9

□日刊トラベルビジョン10月23日朝刊記事「Yahoo!Travel、女性向け旅のしおり作成ツールを公開」
http://www3.travelvision.jp/c?c=26313&m=31835784&v=462b45ce
 Yahoo!トラベルは10月21日に、女性向けの旅のしおり作成ツール「girlip(ガーリップ)」     http://girlip.travel.yahoo.co.jp/を公開した

□日刊トラベルビジョン10月24日朝刊記事「全日空、選ばれる航空会社へ−国際線エコノミーの機内食など刷新」http://www.travelvision.jp/news/detail.php?id=59332

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