ヨーロッパ28日間鉄道旅行 その1

4月30日から5月28日までヨーロッパ7カ国ユーレイル・グローバルパス(15日間+2日間のキャンペーンボーナス)利用の鉄道旅行に出かけてきました。何回かに分けて自分の備忘録としてレポートを書いてみます。

 旅程は以下の通り、
長崎→羽田(1泊)→パリ(4泊)→アムステルダム(2泊)→ベルリン(1泊)→プラハ(2泊)→ウィーン(3泊)→フィラッハ(1泊)→ヴェネチア(2泊)→ローマ(2泊)→フィレンツェ(3泊)→チューリッヒ(2泊)→ハイデルベルク(4泊)→フランクフルト(機中1泊)→成田→羽田→長崎


 往きは、長崎から羽田に飛び、空港内のホテルで1泊できるようにスケジューリングした。尊敬する青木敏郎画伯の展覧会http://toshiroaoki.wordpress.com/ が4月30日から三越本店で開かれるので、それを鑑賞させてもらうためだ。

今回の航空券は2年近くで貯まったJALマイレージを使ったビジネスクラス特典航空券だ。国内線部分も含めて84,000Milesを充当し、別に燃油追加料金・空港使用料・保安料など64,830円が徴収された。
 ゴールデン・ウィーク絡みの予約だったため第一希望のフライトが確保できたのは出発の3週間ほど前だった。

 5月1日(木)10:35羽田発、同日16:10パリ着のJL 045便と復路のフランクフルトからのJL408はBoeing777-300ERの機材で、ビジネスクラスはSKY SUITE 777 http://www.jal.co.jp/inflight/inter/business/c_seat/index4.htmlと呼ばれる個室感の高いフルフラット・シート仕様だ。往復ともに事前に窓側の席を確保することができた。窓側の席も隣の席を横切ることなく通路に出られる迷路のような配置で、離着陸時以外は隣席との間にパーテーションを上げてプライバシーを確保することもできる。オットマン(足のせ台)下に大型収納スペースがあるので機内持ち込みの荷物をいちいち上の棚まで取りに立つ必要もない。シート幅が若干狭いのが難点だが、このシートを味わってしまうと、今後エコノミークラスのシートを苦痛に感じてしまうのではと不安だ。

パリ・ドゴール空港には予定より25分早い15:45に到着。スムーズに通関、荷物のピックアップが済んだので、前回の旅http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20101227同様、高速郊外鉄道RERのB線16:36空港発に乗ることができた。前回は、怖いお兄さん達も乗り降りするという噂の各駅停車だったが、今回は事前に電子時刻表http://www.ratp.fr/informer/pdf/orienter/f_horaire.php?nompdf=b_jo_rob&loc=horairesで調べておいたので、迷わずに北駅まで31分のノンストップ列車に乗ることができた。9.75ユーロのチケットはクレジット・カードで自動販売機から購入。
前回の旅では、同じB線でサン・ミッシェル駅まで行き、いつも泊まるカルチェラタン近くのBuci通り界隈にホテルに向かったのだが、今回は2つの理由から北駅近くのホテルにした。ひとつは、Buci通り界隈の馴染みのホテル代が軒並み高騰していて手が出なかったことと、もうひとつは空港からの足が便利で次の目的地アムステルダムへの出発駅も北駅だったからだ。

4連泊に選んだ宿は3つ星のHotel Best Western Albert 1er http://www.albert1erhotel.com/en/。北駅から歩いて5分とかからない。近くには、昔何回か行ったサン・カンタンの市場やサン・マルタン運河もあり、散策も楽しむことができた。

 今回の旅のホテルは、友人のホテル以外は原則としてExpedia http://www.expedia.co.jp/で手配した。たまたま、大学の校友会誌で期間限定で8%引となる割引クーポンの案内を見つけたからだ。
 ただし、パリとアムステルダムのホテルだけは、キャンセル不可の料金がExpediaの8%引きより安かったのでホテルに直接インターネット予約した。
ホテルのインターネット接続環境は、ベルリンが有料、ヴェネチアが回線設備なしということだったが、行ってみると前者は“無料キャンペーン中”、後者はExpedia には未通知ながら無料Wifi敷設済みだった。結果的にすべてのホテルで持参のPCで無料Wifiが問題なく利用できた。