YouTubeで懐かしの名演を再追跡

当欄の「YouTubeで幻のコンサートを鑑賞」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20070131で、動画共有サイトYouTube http://www.youtube.com/を使って自分の好きな音楽家の懐かしいコンサートやCDで手に入らない演奏をYouTube で探す方法を紹介したが、あれから8年、著作権問題を残しながらもますますYouTube の威力は高まっている。

最近、天気が悪くてサイクリングに出られない日は、室内でエアロ・バイクをこいでいるのだが、そのときFM放送をバックグラウンドに流している。ある日、番組のディスクジョッキーが「ザ・ピーナッツキング・クリムゾンの曲を歌っていた」という聞き捨てならぬコメントが耳に入ってきた。12km分ほどバイクをこぎ終えてからインターネットでYouTubeで「ザ・ピーナッツ キング・クリムゾン」と検索してみると名曲「エピタフ」をカバーしている映像が見つかった。
 YouTube の右側サイドバーを見ると、渡辺香津美西城秀樹、あろうことか吉幾三キング・クリムゾン・カバーまで見つかった。

最近気になっていたほかの曲のカバーもYouTubeで探してみた。「Naomi Chiaki sings Charles Aznavour」や「ちあきなおみ ファド」、「ピンク・フロイド カバー」などだ。

 ついでに当欄「旅心をかき立てる名曲の探し方」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20060213で探した名曲もいくつか再チャレンジしてみた。
当時YouTubeで見つからなかったチェ・ゲバラ国葬ゲバラの伝記映画のテーマ音楽としても使われたペレス・プラドの「エキゾチック・アメリ組曲」(Exotic Suite of the Americas)やJEAN-CHRISTIAN MICHEL のクラリネット版「アランフェス協奏曲」も見つかった。

長年探し続けて見つからなかった曲が10曲ほど有ったが、インターネットのおかげで9曲まで音源を見つけ出し、どうしても分からない最後の一曲がJazz Beginというアルバムに納められていたEternal Peace という曲だった。この曲は大昔に、五木寛之のFM深夜番組で流れたニューオーリンズ・ジャズの葬送行進曲で、もう探し続けて30年以上になる。念のため、Jazz begins eternal peaceとYouTubeで検索すると、なんと見つかった。ただし、著作権の関係か視聴は制限されていた。気を取り直して、以前もチャレンジしたGoogleで検索するとこのアルバムがアメリカで再発売されていることが分かった。早速、amazonに注文して聴いてみたところ、私の記憶にある曲が、長い間に頭の中で熟成・美化され、全く別の曲のように響いていたことに気づかされて愕然とした。 

■今日のブックマーク&記事■

□「自転車新聞」記事 [デンマーク「スーパー自転車道」を日本で紹介 26億円かけ2017年に完成する“ハイウェイ”] http://cyclist.sanspo.com/155178

□KURIER.at Freizeit http://freizeit.at/

□ITworld February 18記事“Print your photos before the digital dark age is here, warns internet pioneer”
http://www.itworld.com/article/2885819/print-your-photos-before-the-digital-dark-age-is-here-warns-internet-pioneer.html

☆右上の写真は、長崎ランタンフェスティバル旧正月http://www.nagasaki-lantern.com/の照明に浮かぶ眼鏡橋

待夢(紙ジャケット仕様)

待夢(紙ジャケット仕様)

Jazz Begins: Sounds of New Orleans Funeral

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Taste of Honey

Taste of Honey

VOODOO SUITE/EXOTIC SUITE

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