「長崎港クルーズ客船入港予定表」http://www.city.nagasaki.lg.jp/kokusai/920000/928000/928010/p027103_d/fil/H27.pdfを見ると7月だけでも19隻の大型クルーズ客船の来航が予定されている。佐世保港なども含めた長崎県へのクルーズ船寄港数は2014年が92隻、今年は150隻以上の寄港が見込まれるという。
7月9日には長崎来航史上過去最大の客船「クァンタム・オブ・ザ・シーズ」(16万8千トン)http://www.royalcaribbean.jp/cruise/rci/ship/ship_detail.do?classCode=QN&shipCode=QNが、中国人を中心にした乗客約4千6百人、乗員約千六百人を乗せて来航した。朝六時半に起きて、庭から朝靄というより濃霧の中を全長348mの巨船が入港する姿をデジカメで撮影したが、さすがに大きい。90mの高さから絶景が眺められる船の展望ラウンジからは、世界遺産http://www.city.nagasaki.lg.jp/kanko/840000/843000/index.htmlに認定されたばかりの三菱重工長崎造船所の第三ドックや1889年に設置されたジャイアント・カンチレバークレーン、三菱の迎賓館である占勝閣、幕末に作られた小菅修船場跡、わが家から50mの距離にあるグラバー園などが左右に見えたはずだ。港外にある同じ世界遺産の、高島炭坑、端島炭坑(軍艦島)は濃霧のためもあって見えなかっただろう。
7月25日(土)・7月26日(日)の両日には年々盛んになっている「ながさきみなとまつり」http://www.minatomatsuri.com/が開かれる。ペーロン競技や露天マーケット、音楽公演などが繰り広げられるが、個人的な楽しみは、わが家の庭でワイン片手に見物できる花火大会だ。
ユネスコの世界遺産認定や自薦気味の「新世界3大夜景」のおかげで、長崎への観光客は増えてきているようだ。市内のホテルも取りにくくなっており、軍艦島上陸クルーズも年内はほとんど予約で埋まっているという。
しかし、どういうわけか、2つの展望台は同時期に工事が行われ、アクセスが悪くなったり、改築工事で立ち入り禁止となったりと一般観光客が大いに戸惑っている。稲佐山は展望台そのものは開いているものの、メインのアクセス・ルートであるロープウェイは耐震工事http://www.city.nagasaki.lg.jp/kanko/850000/p026253.htmlのため、2016年2月5日まで運休となっている。
わが家から歩いて10分ほどにある鍋冠山展望台は、新たな展望施設http://www.city.nagasaki.lg.jp/sumai/630000/632000/p027176.htmlに作り替えるため2016年1月下旬まで閉鎖中だ。鍋冠山への登り道の始点であるグラバー園第2ゲート付近には、展望台一帯が閉鎖されている旨の看板が出ているものの日本語だけの表記なので、外国からの観光客は知らないままに急な坂道と階段を汗をかきながら登ったあげく、途中からすごすごと引き返してきている。
■今日のブックマーク&記事■
□The Guardian記事“How I learned to travel without depending on my iPhone”
http://www.theguardian.com/commentisfree/2015/jul/10/travel-without-iphone
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