雲仙でミヤマキリシマ鑑賞の山歩き

5月26日から2泊3日で雲仙の温泉に出かけてきた。目的は山歩きをしながらミヤマキリシマ(雲仙ツツジ)を鑑賞すること。ミヤマキリシマの開花が例年より早かったせいもあって、この時期は山の上の方まで行かなければ満開の花は見られなかった。

雲仙 http://www.unzen.org/での滞在は、いつもなら温泉街から離れたところにある2つの国民宿舎のいずれかにするのだが、今回は、山歩きの足の便を考えて、温泉街にある九州ホテル http://www.kyushuhtl.co.jp/に泊まった。
 熊本の地震の影響で、修学旅行客を中心に旅行客が減っているせいもあってか、“おひとりさま”でも国民宿舎とあまり変わらない値段で宿泊できた。ホテルの目の前のバス停から雲仙ロープウェーhttp://unzen-ropeway.com/が出発する仁田峠までのマイクロバスが巡回しているので、山歩きにも便利なロケーションだ。

ロープウェーで1,100mの位置にある仁田峠駅から1,300mの妙見岳駅間の標高差約174m、距離約500mを登り、妙見岳駅から1,330mの妙見岳の展望台に上がり、そこから尾根道を通って国見岳(1,347m)の麓まで山歩きを楽しんだ。最初は、国見岳や普賢岳(1,359m)にも登ろうかと思っていたが、ハイキングシューズにデイパックという軽装備で、しかも一人歩きでは危険な山道だったので、登山は諦め、ひたすら満開のミヤマキリシマ鑑賞と噴煙のたなびく平成新山(1483m)を遠望する尾根歩きに終始した。

仁田峠駅に戻ると帰りのマイクロバスの時間まで2時間ほどあったので、マイクロバスの予約をキャンセルして温泉街(700m)まで標高差約400mを1時間20分ほどかけて歩いて下ることにした。
山歩きでも、下り道には自信があったので、早足で降りて行ったら、1/3ほど下ったところで右足の膝が痛くなり、ついに下り道の歩行が困難になった。少し休憩してから、幸い幅の広い坂道だったので、傾斜が緩くなるようにジグザグに歩いてなんとか雲仙ゴルフ場に隣接する遊歩道まで降り、温泉街を横断して無事ホテルにたどり着いた。

平坦な道に出たとたん元気が出てきて、変なことを思い出した。桂三枝師匠(現六代目桂文枝)の創作落語ゴルフ夜明け前」で、 坂本龍馬スコットランドの貿易商グラバーから教えられたゴルフを新撰組近藤勇等を誘って楽しむという話があったが、あのゴルフ場は目の前の雲仙ゴルフ場だったか神戸の六甲ゴルフ場だったかというのが気になってしまった。後で、調べたら京都近郊の架空のゴルフ場を舞台にしたものだった。


 平田オリザ氏の近著ではないが歳を取ったら「下り坂をそろそろと下る」分別が必要と痛感。ホテルでも露天風呂のあるフロアーまで階段を下りるのに苦労したが、温泉の効果か、翌日には痛みもほとんど取れていた。





■今日のブックマーク&記事■

□雲仙お山の情報館 http://unzenvc.com/index.html

□トラベルボイス 5月20日記事“日本とスペインが航空自由化(オープンスカイ)で合意、JALは10月から日本便再開のイベリア航空と共同事業へ”
http://www.travelvoice.jp/20160520-67104

□Numbeo http://www.numbeo.com/ 世界主要都市の旅行者物価が分かるサイト
《上記はJOHNNY JET'S TRAVEL PORTAL http://www.johnnyjet.com/で紹介されていたサイト》

九州百名山地図帳

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桂三枝大全集?創作落語125撰?第1集「ゴルフ夜明け前」「ロボ・G」

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週刊 ふるさと百名山 29号 雲仙岳・霧島山

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