*[長崎日記]更地に果樹や花などを植え、新たな庭作り

*[長崎日記]更地に果樹や花などを植え、新たな庭作り


 

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シクラメン、ベゴニア、プリムラビオラなどの花苗

         

   8月の大雨で壊れた擁壁の改修は11月末におおむね終わっていたが、残っていたコンクリート擁壁の上などに18メートルほどの長さのフェンスを立てる作業が12月中旬に完了した。

   12月28日には、植木屋さんに頼んで、工事の結果誕生した150平米ほどの“更地”に、甘夏みかん3本、アンズ1本、ジューンベリー1本、ブルーベリー2本、檸檬1本を植えてもらった。来年に入ってから南高梅1本を追加で植える予定だ。

   これから、ホームセンターで買ってきた、しだれ桜、しだれ梅、シャクヤク、白梅、薔薇などを自力で植え、シクラメン、ベゴニア、プリムラ、葉ボタン、菊、ビオラキンギョソウなど25鉢ほどの花苗を、“更地”や既存の花壇に植えるつもりだ。

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新たに“更地”に植えた8本の苗木

 年の暮れの庭仕事としては、港側の庭のオリーヴまわりのコスモスなどの枯れ枝や雑草を草刈り機で処理し、緑肥となりそうなものは、そのまま庭に残し、枯れ枝などは燃えるゴミとして捨てた。

   甘夏は、豊作年には800個ほどの収獲があったが、今年は、工事のため2本の木を犠牲にしたせいもあって300個前後となりそうだ。12月23日に12個ほどを試しに収獲。続いて28日に36個を収獲しておいた。通常なら酸味を弱めるために1ヶ月ほどは寝かせて食べるのだが、もともと酸っぱい甘夏が好きな私は1週間ほどで食べ始めることになりそうだ。

   ほかに収獲できているものは、イタリアン・パセリ、コリアンダー、サラダミックス、紅白はつか大根、ホースラディッシュ、レモン、ゆずなどだ。


 わが家の食習慣は、朝は遅い時刻に、庭で穫れたハーブやサラダミックス、二十日大根などに買ってきたレタスやスプラウトモッツァレッラチーズなどを足した大盛りの“ガーデン・サラダ”と家で焼いたグルテンフリーの米パンのトーストにバターや自家製の枇杷や甘夏のジャム、長崎でも買えるオーストリア産の蜂蜜などをつけて食べる。コーヒーは数種の豆をブレンドして毎朝挽いて淹れている。

   昼食はとらないことにしているが、代わりに季節の果物3種ほどにヨーグルトを200gほどかけ、上記の蜂蜜かリモンチェッロ酒を加えたヴォリュームのあるおやつをとっている。これからの季節の果物は長崎特産のイチゴと庭の甘夏やイチジクなどとなる。

   夜は、生まれ故郷の唐津コシヒカリの御飯やグルテンフリーのパスタ・中華麺、米の麺フォーなどに手を加えた主食。副菜として、庭の胡瓜や水菜、市販の小松菜などをつかった和え物や朝とはドレッシングを変えた“ガーデン・サラダ”。主菜には地魚の刺身やグリル、卵料理を中心に、長崎特産の薩摩揚げ類(長崎では薩摩揚げも天ぷらと呼ぶ)、湯葉豆腐などをとる。肉料理は原則として食さない主義だが、ひき肉料理は大好物。バルカン半島のヴァラエティ豊かなひき肉料理の数々も、集めたレシピを参考にときどき作っている。ソーセージも好物で、長崎の“雪の浦手造りハム”http://yukinouraham.com/のソーセージをよく利用している。

   もちろん、夜は白を中心としたワインが欠かせない。最近は、手に入りやすくなったオーストリアハンガリーチェコスロヴェニアなど中欧の白ワインが中心となっている。
 極力、酒量をオーストリア流の1/4㍑ワインジョッキー2杯分にとどめようとしているが、ボトルに250ccを残すのが不憫で空けてしまいがちだ。

 

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ブダペストのレストランAlföldi のロールキャベツ

      

   さて、海外旅行に関してだが、来秋こそは「ヨーロッパ音楽鑑賞の旅」へと思っていたが、オミクロンの登場でまたまた遠のきそうだ。
 12月27日の日経新聞に「ウィルス共存へ最低3年」という米国疾病対策センター前所長の意見が掲載された。「新型コロナと共存する手段をすべて手に入れるには3~5年かかるだろう」「新型コロナは大パンデミックではない。いまできる最も重要なことは大パンデミックへの準備だ」とのことだった。
   地球環境の変化、とりわけ生態系の変化がここまでくると、速度超過気味だったグローバリゼーションと相まって気を緩めることのできない旅行環境が続きそうだ。

 

 以前にも紹介したが、「音楽鑑賞旅行」ができなくなった代わりというわけではないが、最近は、インターネットでヨーロッパのデジタル・コンサートや音楽専門FM局の放送を聴くことが多くなった。デジタル・コンサートは、クラシック音楽情報誌 「ぶらあぼhttps://ebravo.jp/の「クラシック音楽無料ライブ&アーカイブ配信スケジュール」https://ebravo.jp/streaming/live-free が詳しい。同誌の「海外音楽祭」https://ebravo.jp/overseafestivalからも調べることが出来る。

 

   各国の政府観光局やローカル観光局、民間の旅行プロモーション・サイトや劇場、音楽団体、娯楽施設、ホテル、レストラン、ショップなどのホームページからもコロナ後を見据えた情報や動画の発信が始まっているようだ。
   こういうときに便利なのが、過去の旅でブックマークしておいたホームページの数々だ。私は、旅ごとに「2013年秋中欧旅行」といったフォルダを設けてその中にブックマークを貯め込んでいる。過去の旅ばかりでなく今後予定する旅も「2023年トルコ・ギリシャの旅」といったフォルダを作って、計画の段階からウェブ上の旅を楽しみつつ旅行計画を練っている。

   これも当欄で何度か取り上げたことだが、増え続けるブックマークを整理するためのとっておきの方法がある。それは、ブラウザーのリンクバーに漢字一文字のフォルダ名(最上位階層)を並べていくことだ。私の場合、ブックマークの数が3万ほどあり、「マイWEBガイドブック」や「生活百科事典」、「料理事典」などとしているので、これなくしては収拾がつかない。

 この「自分流にひと工夫」は、案外知られていないようで、20年ほど前にパソコン雑誌の編集者がわが家に取材に来たときも面白いので紹介したいからと、画面をスクリーンショットして帰っていったことがある。
 20年も経ったので当然、周知のことと思っていたが、周囲の友人に聞いてみると誰もご存じなかったので、あらためて簡単に紹介しておきたい。スマートフォンが存在しなかった20年前とは違い、現在は、リンクバーはパソコンとスマホタブレットで自動的に同期できるのでなおさら便利だ。     

 “一文字フォルダ”は、インターネットの開発者である欧米人にはやりたくてもできない、象形文字民族の特権だ。大げさに言うとビル・ゲイツ君に一矢報いたような爽快感がある。

   まず、リンクバーに並べたい最上位階層のフォルダを決め、それを漢字一文字で表す(以下のカギ括弧の中)。ブラウザにもよるが「フォルダの追加」などの機能でリンクバーに並べることが可能だ。
 私の場合、海外旅行「旅」、国内旅行「国」、友人関係「友」、家事関連「家」、事典・辞書「典」、読書関連「読」、ショッピング「買」、ウィーン「維」、フィレンツェ「花」、放送関連「放」、音楽「音」、ワイン「葡」、料理・レシピ「食」、デジタル「電」、リンク集「環」、学術「学」、芸能・古典「芸」、趣味関連「趣」、医療関連「医」、サイクリング「車」、長崎関連「長」といった具合にリンクバーに31の一文字フォルダを並べている。

 そして、「旅」の場合、「旅行履歴」「新規旅行計画」「航空会社」「旅行会社」「ウェブガイド」「観光局」「ホテル」「グルメ&ワイン」「旅行業界」「鉄道旅行」「クルーズ」「旅行用品」「旅の技術」「危機管理」「モバイル」「マイレージ」「両替」など40ほどの下位フォルダを設けている。下位フォルダ以下は一文字に略する必要はない。そのさらに下のフォルダには、たとえば、「旅行履歴」では「添乗履歴」や「2013年秋中欧旅行」「旅先友人知人」といったサブ・フォルダを設け、それぞれにさらに下位のフォルダを設定することもある。

   これまた象形文字の利点で、ダブルミーニングもフル活用している。たとえば、フィレンツェは「花の都」と各国語で呼ばれていることから「花」としたのだが、その下位フォルダには「花火」「花・園芸」「栽培技術」「自家菜園」「華道」といったフォルダを設けている。リンク集の「環」の下位にも「環境」「SDGs」「サステナブル」「温暖化問題」「異常気象」「省エネ」「ロハデス」https://europedia.hatenablog.com/entries/2006/01/04といったフォルダを作っている。

   今回、過去の旅で訪れたレストランやホテル、ショップなどのサイトを開いてみたが、コロナの影響で休・廃業に追い込まれたり、別の企業に身売りしたりといったケースも少なくなかった。
 もし、昔なじみのレストランなどが懐かしくなり、閉鎖されたホームページを開いてメニューや料理写真を見たくなったら、当欄の2019年1月12日の記事https://europedia.hatenablog.com/entry/2019/01/12/114915で紹介した「タイムマシンのように過去のホームページを甦らせるサイト」“Wayback Machinehttps://archive.org/web/を使えば閲覧可能だ。


当欄関連過去記事:

「ブックマークのフォルダをリンクバー上で自分流にひと工夫 Part 3」
    https://europedia.hatenablog.com/entry/20100304/p1

 

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冬の花火 ハウステンボスにて


■今日のブックマーク&記事■

□トラベルボイス12月03日記事
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