庭の“更地”で畑作り、新たに芝桜の花壇も

*[長崎日記]庭の“更地”で畑作り、新たに芝桜の花壇も

 

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ほころび始めた白梅

 長崎市佐世保市にも1月21日から2月13日まで新型コロナ「まん延防止等重点措置」が適用され、1月26日からは対象が長崎県内全域に広げられた。一日の感染者数も連日過去最多が更新され、1月29日は668人の新規感染が発表された。長崎県の人口はおよそ130万人なので決して少ない数ではない。

 私も、ステイ・ホームガーデンで、買い物などの外出はなるべく週に1回程度としている。有り難いことに、友人たちから新鮮な卵や刺身、手作りの副菜などの差し入れも有り、食材に困ることはない。差し入れのお返しは、もっぱら予想外の収穫量になった甘夏蜜柑だ。

       

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同級生の魚屋さんから頒けてもらった近海物の伊勢エビ

 甘夏は、豊作年には800個ほどの収獲があったが、昨年は不作年で262個の収獲だった。今年は、6本あった甘夏のうち、2本が擁壁工事のため伐採されたので、さらなる減少を覚悟していたが、今日最終収獲を終えたところ、累計377個の収獲となり、甘夏自体も例年より大粒で表面もきれいに育った。
 大工事で仲間の木が伐採されたり、工事作業の悪影響があったので、生存本能が働き、例年以上の力を発揮してくれたのだろう。実に健気なことだ。毎年、最終収獲は2月中旬におこなっていたが、今年は、頑張ってくれた甘夏の樹の負担を減らすため早めに収獲した。わが家の甘夏は酸味の強い昔のタイプなので、3週間ほど寝かせてからが食べ頃となる。

 

          

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収獲された甘夏蜜柑

   8月の大雨で壊れた擁壁の改修にともなって誕生した150平米ほどの新たな“更地”に年末に植えた2本の甘夏や檸檬、ブルーベリー、アンズ、ジュンベリーなど10本ほどの木々と、先週、新たに植えた南高梅は、庭の風景に大いに潤いを与えている。更地にはホームセンターから買ってきた、しだれ桜や白梅なども植えており、白梅は早くも蕾がほころんできている。

   先日、更地を上から見た眺めを見たいと思って久しぶりに、裏山の標高169mの鍋冠山公園展望台https://www.city.nagasaki.lg.jp/sumai/630000/632000/p010334.htmlへ登ってみた。

  わが家はその山の中腹、標高86mほどに位置するので15分ちょっとで展望台に着くことができた。10本ほどの木々以外はまだ更地のママなので上から見ると小さな公園といった趣だ。

               

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鍋冠山公園展望台から裏庭を望む  

 心配なのは、更地の土が、擁壁工事で掘り起こした粘土質の残土であることだ。残土にはミミズやバクテリア、菌糸類、腐葉土など土を活性化する有益な生きもの等や雨水を保つ地下水脈などがほとんどなく、庭の他の部分のように自生する植物などからの緑肥にも恵まれない。しかも、極力掘り返して除去したとは言え、表面から深くには大きな石などが残っているはずだ。木々が育つにつれて根が土中に深く入っていけるかどうかが心配だ。


   更地の残りの部分は大半を畑にする予定で、今は、2月からのジャガイモやホースラディッシュ(西洋わさび)などの植え付け用地を耕している。大きな石や瓦礫を取り除き、腐葉土や牛ふん肥料、堆肥、緑肥、油粕などをすきこみ、培養土などで畝を盛り上げる作業を始めている。
   わが家の庭の土に石や瓦礫、ガラス片があるのは、かつてこの土地に立っていた6棟ほどの官舎を取り壊したときに、瓦礫などが多く残されたまま整地されたからだ。

   この石や瓦礫は、更地のほか、余った残土を60cmほどの高さに堆積したオリーヴの樹が並ぶ港側の庭の土にも多量に埋もれている。

 ここや更地から出てくる石などは毎日のように一輪カートで建物の北側の屏際に積み上げている。石やガラス片は、取り去ったかと思っても、大雨が降ると土の中から新たに浮かび上がってくるから始末が悪い。昔、ここが空き地だった頃に一緒に遊んだ小学校の友人たちは、この永遠に続きそうな繰り返し仕事をギリシア神話に名を借りて“シジフォス”作業と名付け、時折手伝ってくれている。無邪気に遊んでいた空き地で60年後に苦役に駆り出されようとは、当時、夢にも思わなかったことだろう。

   友人のひとりのアイデアで、積み上げた石などと残土で緩やかなスロープを作り全長18m幅2m弱ほどの花壇を作り、そこに芝桜を植えようという提案があった。今後予想される大雨の際に、雨水を拡散させる効果と殺風景な石や瓦礫の堆積を美化する一石二鳥の案で、即採用となった。もちろん、言い出しっぺがプロジェクトの責任者だ。

      

 海外旅行に関しては、オミクロン株の感染拡大が治まらない中、ヨーロッパの国々では観光客受け入れ再開の動きが始まっているようだ。

   最新の状況を知るには、当ブログでも何回か紹介した旅行業界人向けの“日本と世界を近くするメディア”「TRVLWIRE(トラベルワイヤー)」https://trvlwire.jp/が役に立つだろう。最新旅行メディア情報をクリッピングする無料のメールサービス「Curated News for Tourism Professionals」の配信登録もホームページのトップバーの「メルマガ登録」からできる。「旅行・観光産業に携わる方々のみを対象ユーザーとして想定しており、略語や業界用語なども注釈なく使用します。該当しない方々のご登録をお断りするものではありませんが、予めご了承ください」とのことだ。

 

   日本の旅行会社の中にも、果敢に4月以降の海外旅行募集パンフレットを作成し始めたところがある。先陣を切ったのは「グローバル ユース ビューロー」https://www.gyb.co.jp/index.htmlのようだ。同社のホームページの「ヨーロッパの旅 一覧」から各コースのタイトルをクリックするとコースの概要ページが開き、さらに「デジタルパンフレットはこちら」をクリックすると詳細なパンフレットが閲覧できる。
   自分の興味のあるコースを開いて、旅程表を目で追っていくと、再び旅に出られる日が近づいてきていることが実感でき、胸が躍る。

 もっとも、催行の条件として、感染症危険情報が「レベル1:充分注意して下さい」以下に下がり、日本帰国時の制限・隔離が解除されていることなどの前提条件があるようだ。参加者にもワクチンパスポートや陰性証明などが求められる。また、催行の可否判断も「出発1ヶ月前」までと、数々のハードルが横たわっているようだが、この困難な時期に口火を切った勇気には拍手を送りたい。


   胸が躍るかどうか保証の限りではないが、当ブログでは過去のヨーロッパ個人旅行のレポート20本ほどを「2008年以降の海外旅行履歴」https://europedia.hatenablog.com/entry/20121209/p1から開くことができる。旅行のほとんどは3週間から1ヶ月超と比較的長期のものが多い。リンクを張っているのは各旅行レポートの「第一回目」だが、記事右側の「月別アーカイブ」から記事の日付を追って続編を開くことが出来る。また、記事中にも旅行に関連するサイトのリンクが張ってあるので、同じようなテーマの個人旅行を計画中の方には役立つかも知れない。

   20本のレポートの中には、「1974年の欧州鉄道旅行を再現する旅29日間」、「ルーマニアブルガリアオーストリア33日間の旅」、「スイス一周の旅+フィレンツェ33日間」、「ローマ、フィレンツェシチリア周遊26日間」、「ポルトガル、アンダルシア、パリ24日間の旅」、「3週間の“中欧音楽鑑賞旅行”」などがある。番外で「10年以内に周り終えたい“行きそびれた8つの旅”」などという未完の旅行計画も紹介している。

   もっとも、2008年の「ホロコースト慰霊の旅26日間」、「マーラーの足跡をたどる旅25日間」などレポートが未完のものもある。これは、パソコンのハードディスクが壊れて写真や旅程表を失ったからでもある。
 幸い、「マーラー」の方は、写真のバックアップが残っており、詳細な旅行記録もシステム手帳の“旅日記リフィル”https://europedia.hatenablog.com/entry/20050210/p1に残っている。

 「予告編」https://europedia.hatenablog.com/entries/2008/08/05を見ただけで、続編を催促される奇特な方もいたので、マーラーの命日5月18日(1911年)ぐらいまでには完成したいと思っている。
 ちなみに「マーラーの旅」の開始初日はマーラーの誕生日7月7日(1860年)で、マーラーをモデルにしたとされる映画「ヴェニスに死す」の舞台ヴェネチアからスタートした。

         

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マーラーの夏の宿の銘板(ザルツブルク近郊アッターゼー湖畔)                         https://www.hotel-attersee.at/index.php?id=23&L=1


  「ユーロペディア」は、意外な方が見てくれているようで、今でもページ・ビユーがコンスタントに月間100を超えているそうだ。もっとも巡回ロボットの閲覧も少なくないはずだ。

   そう言えば、20年以上前に、旧「ユーロペディア」の「1976年9月〜1979年10月ウィーン音楽会鑑賞記録」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20040201を見て、「私も貴方と同じように1976の11月1日にウィーンの楽友協会でムラヴィンスキー指揮、レニングラードフィルのチャイコフスキー交響曲第6番を聴いていました」と言って、共通の知人を介し、美味しいフランスワインをぶら下げて東京のわが家に訪ねてこられた方もいた。
   なお、ウィーンに住んでいた時期の鑑賞記録には、音楽会とは別にオペラ・オペレッタの「1976年9月〜1979年10月ウィーン オペラ・オペレッタ鑑賞記録」https://europedia.hatenablog.com/entry/20180129/p1も追加してある。

   さて、旧「ユーロペディア」については当欄の2019年1月12日の記事https://europedia.hatenablog.com/entry/2019/01/12/114915で「タイムマシンのように過去のホームページを甦らせるサイト」“Wayback Machinehttps://archive.org/web/を使えば閲覧可能と書いたが、より簡単な閲覧方法があった。

  「閉鎖された日本ジオシティーズのウェブサイトを、消滅前にできるだけアーカイブ(保存)しようと取り組んだ個人プロジェクト」GeoLog Project https://geolog.mydns.jp/を利用させてもらう方法だ。
 旧「ユーロペディア」は次のURLで閲覧できる。
  https://geolog.mydns.jp/www.geocities.co.jp/SilkRoad-Ocean/5894/

   トップページ左下の“「ユーロペディア」バックナンバー”をクリックすると、インターネットの海外旅行活用黎明期とも言える2000年頃からの、「インターネット・トラベルNEWS」、「ヨーロッパ旅行相談」、メールマガジンCosmic Dance「海外個人旅行・特別講座」バックナンバー などが閲覧できる。
   このページの「大号外-海外旅行 達人旅行術」はリンク切れになっていたが、「大号外」の38号分のバックナンバーは次のURLで今も読むことができる。http://203.138.214.111/travel/index.htm          

   


■今月のブックマーク&記事■

 

□トラベルボイス01月03日記事
「世界の観光リーダーが今年の注目トレンドを予測、旅行体験では「ハイパーローカル」、出張の滞在は長期化か?」https://www.travelvoice.jp/20220102-150285

 

□トラベルボイス01月20日記事

「国連世界観光機関、2019年水準への海外旅行の回復は2024年以降に、64%の専門家が予測、前回調査の45%から増加    https://www.travelvoice.jp/20220120-150501

 

□TRVLWIRE 1月31日記事 

「ウィーン空港にカプセルホテル的休憩スペース登場、1時間から利用可能」(1時間€9)   https://trvlwire.jp/?p=23950