伊豆最南端の石廊崎で“プチヴァカンス”

 ここ20年ほどほとんど毎年夏は南伊豆でシュノーケーリングをしながら亞熱帯魚やサンゴを眺めて過ごしている。ここ3年は、@nifty Travel http://travel.nifty.com/の「国内宿泊予約」サイトで見つけた「一人旅歓迎」の石廊崎にあるペンションフラットフォーhttp://www4.i-younet.ne.jp/~p-flat4/ を夏休みの滞在先と決めている。このペンションは夕食時にワインなど飲み物を自由に持ち込むことができるのがなにより。南伊豆で獲れた素材を南欧風の調理で出してくれる料理も充分満足できるものだ。料金も夏のハイシーズンにもかかわらず民宿並みの安さだ。各部屋にバス・トイレも完備している上、山の緑が迫る気持ちのいい露天風呂もある。
 私の“プチヴァカンス”は、4泊5日と実にささやかなものだが、困ったことにこのスケジュールに合う“おとくチケット”がないのだ。JRと東海バスなどを組み合わせた「伊豆フリーQきっぷ」13,190円も小田急東海バスなどを組み合わせた「南伊豆フリーパス」8,930円(いずれも新宿発着)も4日間有効で、3泊4日の旅行までしか適用できない。最近は「踊り子南伊豆フリーきっぷ」のように3日間のパスも登場している。これでは、「南伊豆には“長期”のヴァカンス客は来なくて結構」と言っているようなものだ。
仕方ないので、JR踊り子号の切符を個別に買って、有効期間が4日間(現地購入の場合は同じ金額でなぜか2日間しか有効期間がない)の東海バス「南伊豆フリーパス」2,790円を組み合わせた。4泊5日なのでバスのパスの有効期間が1日足りないのだが、その分は別個に買った。到着日の伊豆急下田駅から石廊崎港口まで、860円の区間を別途払おうとしたら東海バスの現地窓口で、親切にも「回数券を使った方が3割弱安くお得ですよ」とアドバイスしてくれた。確かに、バスの中でも伊豆に毎年来ているらしい観光客は回数券で支払っていた。
さて、南伊豆での私の過ごし方は毎年ほぼ同じで、到着当日は石廊崎の近くの本瀬海岸まで歩いて行き、軽く泳ぐことにしている。翌日は、中木のヒリゾ浜渡し船往復1,000円)でエダサンゴの成長ぶりを観察するのが常。このエダサンゴについては「中木へ行こうよ!!」 http://www.hx.sakura.ne.jp/~nakagi/というサイトのトップページで眺めることができる。ちょっと心配だったのは、心なしか海底のサンゴの広がりが少し小さくなっている気がしたことだ。
第3日目は、中木よりも北にある妻良に行き、手こぎのボートを借りて、人の余り来ない海辺に乗り上げて半日を過ごす。これもいつものことだが、妻良の隣にある子浦の老舗料理屋今津屋http://www.minamiizu.or.jp/023_imaduya.htmlで地魚盛り合わせのグルメ寿司2,630円とワサビ入りモズクを焼酎の水割りと一緒に味わって宿に戻った。
 妻良については「妻良のダイビング総合案内ルドファンブルー」http://merablue.com/というサイトが詳しい。子浦については、「子浦観光協会http://www.koura-kankou.com/asobu/asobu.htmのサイトに簡単な紹介がある。南伊豆全域については「南伊豆町観光協会http://www.minami-izu.net/kankou/のサイトが詳しい。東海バスのホームページ「伊豆の旅・情報ステーション」http://www.tokaibus.co.jp/も役立つだろう。
 今年の第4日目は、台風9号の影響でうねりが出て中木などの渡し船が運航中止となった。そこで、これも毎年行っている「南伊豆バス周遊の日」にあて、石廊崎→下田→松崎→中木経由→南崎小学校前海岸→石廊崎という周遊を行った。途中、西海岸の松崎にある「磯料理 味処 旬」で「旬の地魚刺身盛り定食」2,500円の昼食をとった。
最終日の5日目にも本瀬海岸辺りでひと泳ぎして、夜帰るつもりだったが、急用ができて早朝に帰途につくことになってしまった。
その代わりに、秋にはロードレーサーでサイクリングに来るつもりだ。
☆右上の写真は、妻良港外のひと気の少ない静かな入り江にボートを乗り上げているところ

伊豆の海・海中大図鑑

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