この日の夜は、19:30開演の楽友協会でのトーンキュンストラー管弦楽団https://www.tonkuenstler.at/enの演奏会を鑑賞。演目は、佐渡裕指揮でマーラーの「交響曲6番-悲劇的」。日本で9月初めにウェブ予約した席は2階席中央Balkon-Mitte Rechts Reihe 3, Platz 1 で、料金は€ 45、プログラムは€3.2にチップを足して€3.5。
10月18日(水)旅行開始から14日目 ウィーン
この日も朝から、一昨日に続き本屋巡りとショッピングに出かける。mazu,ウィーン最大のショッピング・ストリートMariahilferstrasseへ向かい、その脇道Neubaugasseにあるディスカウント書店&CDショップのHintermayerへ。いつもは、画集や歴史書、CDをたくさん買うのだが、今回は欲しいものが見当たらず、オペレッタ“Die Lustige Witwe”(メリー・ウィドウ)の解説本€5を買うにとどめた。 ここは、訪れるたびに店舗面積が縮小されていて先行きが不安になっていたが、帰国後、店から“Time to say Good Bye”というメールが来て、60年の歴史に幕を閉じることになったと知らせてきた。今月届いたメールによるとKral Neubaugasse https://www.kral-buch.at/kralneubaugasseという書店が引き継いだようだ。
夜は、19:30開演のコンツェルトハウスでの演奏会へ。Welser-Möst 指揮、Cleveland Orchestraの演奏でマーラーの「子供の不思議な角笛」などの歌曲と「交響曲7番」を鑑賞。 日本で6月初めにウェブ予約した席は2階席右側のBalkon Rechts, Reihe 3, Platz 10で、料金は€135、プログラムは€4.6にチップを足して€5。
夜は、19:30開演の楽友協会でのウィーン・フィル演奏会へ。Tugan Sokhiev指揮でベートーヴェンの「交響曲4番」、ブラームスの「交響曲1番」を鑑賞。 日本で8月下旬にウェブ予約した席は2階席中央右側のBalkon-Mitte Rechts, Reihe 3, Platz 10で、料金は€107、プログラムは€4.9にチップを足して€5.5。
夜は、19:30開演の楽友協会でのウィーン・フィル定期演奏会へ。Tugan Sokhiev指揮でピアノLang Langのサンサーンス“Konzert für Klavier & Orchester Nr. 2”とプロコフィエフの「交響曲5番」を鑑賞。「その5」でも書いたが、前日のウィーン・フィルは定期演奏会ではなく楽友協会主催の演奏会だったので事前販売があったが、こちらは定期演奏会なので、チケットは定期演奏会会員への年間シリーズ販売が原則。しかし、ウィーン・フィルのホームページhttps://www.wienerphilharmoniker.at/ja/に「本公演のチケットが返却された場合に限り、10月13日(金)の 9:30 より、電話、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のチケットオフィスにて、およびオンラインで販売致します」と書かれていたので、当日の9:30 にウィーン・フィルのオフィスに行ったところ、私の他には1人しか並んでおらず、€72で2階席中央2列目の良い席(Balkon-Mitte Rechts, Reihe 2, Platz 13)を買うことができた。プログラムは€5.2にチップを足して€6。
続いて、Franziskanerplatz、Ballgasse 、Blutgasse、シュテファン大寺院、Graben、Naglergasse、Am Hof広場と西に向かって歩みを進めた。 Am Hof広場のAm Hof教会の前では、クロアチアの若者たちが民族衣装で着飾って写真撮影のポーズを取っていたので、遠慮しながら写真を撮らせてもらった。この教会は、在ウィーンのクロアチア人の信仰を集めている教会でもある。 さらに、Judenplatz、Kurrentgasseと進んで、Stephansplatzで地下鉄に乗ってホテルへ戻った。
夜は、19:30開演のコンツェルトハウスでのWiener Symphoniker演奏会へ。Jaap van Zweden指揮、Simone Lamsmaヴァイオリン。演目は、WagnerのOuverture zu Die Meistersinger von Nürnberg、Benjamin BrittenのKonzert für Violine und Orchester、 Beethovenの「交響曲5番-運命」。 日本で9月初めにウェブ予約しておいた席は2階席左側のBalkon Links Reihe 2, Platz 10で、料金は€68、プログラムは€4.1にチップを足して€4.5。
10月23日(月)旅行開始から19日目 ウィーン
翌日の帰国を控え、実質最終日となるこの日は、午前中から旧市街に出て最後の街歩きとショッピング。最初にオペラ座のショップで、トートバッグやCDなどを購入。 繁華街Grabenの書店Frick https://buchhandlung-frick.at/filialen/frick-am-grabenでディスカウント販売されている美術書を探したがめぼしいものは見つからず、オペラのCDを3枚購入。 さらに、カフェ・コンディトライHeinerとSacherで定番みやげのザッハートルテなどを購入。 ホテルに戻り、早めだが12泊分の宿泊料をSony Bank WALLET(Visaデビット付きキャッシュカード)https://moneykit.net/visitor/sbw/で精算。このホテルは、事前精算しないと領収書が出ないシステムだったためと翌日のシェックアウトを手間取らないためだ。
この日の夜は、ホテルの近所に住む友人夫妻と「最後の晩餐」。レストランは10月14日の記事でも取り上げた、古い佇まいを維持・再現した一角SchlossquadratにあるSilberwirt https://www.silberwirt.at/?lang=en。 Silber's Zwiebelrostbraten(サーロインステーキのオニオンフライ添え)€26.8、Wiener Schnitzel von der Kalbskarreerose(仔牛のウィナー・シュニッツエルの衣にヒマワリの種まぶしたもの)€22.9、Tuscany Cordon Bleu(生ハム・モッツァレラなどを挟んだトスカーナ風コードンブルー)€16.9などのメインをマナー違反だが少しずつ取り分けて味わった。デザートはPfirsich-Fruchtmousse(桃のフルーツムース)€7.9など。
種まきや植え付けの準備を済ませ、畝やプランターの2週間ほどの土の養生期間には手が空いたので、4月3日から雲仙市の小浜温泉へ3泊の小旅行に出かけた。家庭菜園の農作業にいそしむ素人ファーマーの農閑期の湯治という気分だ。 行きは友人2人が花見がてら車で送ってくれるというので、ついでに、かねてから行ってみたかった小浜温泉手前の千々石町の、畑の中にある旧知のシェフが腕を振るうイタリアン・レストランLocanda del Campo https://www.locanda-del-campo.com/にも寄ってもらった。 雲仙地域で育つ伝統野菜を使ったイタリアンは滋味豊かな味で、友人たちも大満足。最近は、雲仙市のあちこちに、伝統野菜や地元で穫れる魚介・肉などの素材にに惹かれた首都圏などのシェフたちが移住してきて、レストランや料理自慢の宿ができてきている。興味のある方は「雲仙 伝統野菜」などと検索してみては。
庭仕事の合間を縫って、5月7日から3泊4日で、今やわが家の海の別荘の観がある長崎港外の伊王島http://www.ioujima.jp/にある温泉付きリゾート・ホテル「アイランドナガサキ」https://www.islandnagasaki.jp/で、ショートヴァカンスを楽しんだ。 この時期に出かけたのは、前回12月中旬の利用時に「前回宿泊より3ヶ月以内のご宿泊」は50%引き、6ヶ月以内は35%引きという「Back To i+Land」というクーポンをもらっていて、その6ヶ月以内の期限が迫ってきたのと、“春の伊勢海老 美食会席”という地元で穫れる伊勢海老料理三昧のプランに心惹かれたからだ。私は、1泊だったが、同じく伊勢海老好きの友人2人に声をかけたら1泊付き合ってくれるというので、一緒に出かけることになった。 今回もチェックアウト時に、「Back To i+Land」クーポンをもらったので、戻ってから3ヶ月以内の夏休みの予約を入れておいた。
15:00頃に、ホテルに戻り、いつものようにグリーンサラダとグルテンフリーのパンなどで遅い昼食をとり、その後、入浴と昼寝。 16時過ぎに、ホテルを出て再び地下鉄でSchwedenplatz駅へ向かう。今宵は17時から、ウィーンでの友人たちとのもうひとつの恒例行事である、旧市街の16世紀のバロック建築の地下深くにあるワインケラーStadtheuriger Zwölf-Apostelkeller(街中のホイリゲ十二使徒ケラー)http://www.zwoelf-apostelkeller.at/での飲み会だ。 最初にこのケラーに来たのは1974年のことだから50年近く前になる。メニューは暗記しているので、牛タンのスライスに西洋わさびを添えたもの(Zunge mit Kren )や卵入りのお団子をスライスして炒めサラダを添えたもの(Eiernockerln mit grünem Salat €12.9)、野菜のパイ生地包み焼きハーブソース添えGemüsestrudel mit Kräutersauce 14.9)、仔牛のウィナー・シュニッツエル(24.9)などをメニューを見ないで頼もうとしたが、残念なことに一番のお目当ての牛タンがないと断られた。メニューを見ると、確かになくなっていた。良質の牛タンが手に入らなくなったからだそうだ。
バスでホテル近くのIstvan広場に戻り、ミニスーパーで昼食代わりのサンドイッチを買って、ホテルに戻る。途中、昔3度ほど泊まったことのあるSofitel Budapest Chain Bridgeが、今回は閉鎖中のようで予約が取れなかったので、どうなっているかと見に行ったら、なんとカジノに建てかえ中だった。 部屋に戻ると、出かける前にテーブルランプが切れているとメイドさんに言っておいたら、取り替えられていた上に、修理係からのお詫びのカードと、お詫びの印に修理工の象徴であろうハンマーの形をしたチョコレートが添えられていた。そのしゃれっ気に心が温まった。
庭の整備が一段落したので、12月11日から3泊4日で、今やわが家の海の別荘の観がある長崎港外の伊王島http://www.ioujima.jp/にある温泉付きリゾート・ホテル「アイランドナガサキ」https://www.islandnagasaki.jp/で、ショートヴァカンスを楽しんだ。 宿泊プランは“【Back To i+Land】厳選された季節の食材を味わう旬味プラン【和食:2食付】”というもの。7月に宿泊した際のチェックアウト時に、「前回宿泊より3ヶ月以内のご宿泊」は50%引き、6ヶ月以内は35%引きという「Back To i+Land」というクーポンを利用したため、今回は通常料金の35%引きで済んだ。 部屋は、5つほどの建物からなるホテルの中で最も高層のKAZE HOTEL(5階建て)の低層階の宿泊プランだったが、前日に電話をすると最上階が空いているとのことだったので、海の眺めの良い部屋に滞在することができた。滞在中は、2カ所ある露天風呂と滞在者は無料で利用できる、電動自転車でのサイクリングなどを楽しんだ。
このリゾートホテルは、伊王島漁港を始め近海の魚の料理が美味しいのが気に入っている。1日目は、ずわい蟹尽くしのコース、2日目はトラフグ尽くしのコース、3日目はこちらのリクエストに応じてもらって、握り鮨や伊勢エビのグリルなどを含んだコースにしてもらった。今回もチェックアウト時に、「Back To i+Land」クーポンをもらったので、6ヶ月以内に再訪することになりそうだ。
ホテルを11時50分にチェックアウト。当初は€40前後でホテルまで運んでくれる、エアポート・タクシーを利用しようと考えていたが、体調が良好なのと、今日以降泊まる予定のHotel Indigoまでの公共交通機関での移動に自信があったので、ホテルの目の前にある地下駅からWien Mitte 駅までを16分で結ぶCity Airport Train https://www.cityairporttrain.com/en/home(€14.9)を利用し、Mitte 駅から地下鉄でホテルの最寄り駅Pilgramgasseまで向かうことにした。Mitte 駅で地下鉄のホームまで降りるエレヴェーターは以前に何度か利用したことがあった。 12時24分にMitte 駅へ到着し、無事地下鉄に乗り換えたのだが、Pilgramgasse駅に着く前に車内アナウンスが有り、「次の駅にはエレヴェーターがありません」と告げられた。4年前にこの駅の周辺区間は改良工事をしていたので、てっきりバリアフリー工事が完了していたものと思い込んでいたが甘かった。幸いホテルの反対側の駅の出口はゆるやかなスロープとなっていたので、そちらに進んだが、地上に出ると辺り一面道路工事中で、迂回をし、荷物を引き摺りながら仮設のデコボコの歩道を歩いて15分ほどでホテルにたどり着いた。それでも、13時にはホテルのフロントでスムーズにチェックイン手続きをすることができたので良しとすべきだろう。 チェックイン時には、ユーロ預金から払いができるSony Bank WALLET(Visaデビット付きキャッシュカード)https://moneykit.net/visitor/sbw/が支払いに利用できることを再度確認。これで、現行レートの170円弱(当時)より30%ほど安い料金で支払いを済ませることができる。
なお、2019年11月の旅行で「晩秋のウィーン22日間の旅 その4-自炊と新酒を楽しむ居酒屋、レストランなど」https://europedia.hatenablog.com/entry/2020/01/27/125534に書いたように、前回は、120軒あまりの店舗が並ぶ生鮮食品市場“ナッシュマルクト”に近い自炊のできる部屋があるホテルMercure Secession Wien(現在はHOTEL SECESSION AN DER OPER https://www.hotelsecession.com/en/)に宿泊したが、今回自炊のできるホテルにしなかったのは、前回の経験で、自炊の準備や皿洗いなどで疲れたこともあるが、そのときアレルギーやグルテンフリーに対応するレストランやテイクアウトの店、食料品店、スーパーなどが増えていることを知り、次回からは敢えて自炊のできるホテルを選ぶ必要もないなと思っていたからだ。
夜は、今回の旅で初めてのコンサートへ。会場のWiener Konzerthausはホテルから地下鉄で3駅目と交通至便。演目はGustav Mahler の“Das Lied von der Erde「大地の歌」”。指揮は、Robin Ticciati、演奏はWiener Symphoniker、メゾソプラノKaren Cargill、テノール Michael Spyres。席は、2階のBalkon Rechts, Reihe 6, Platz 1という好みの席で料金は€ 57。プログラムはかなり値上がりしていて€ 4.1だったが、こちらの習慣でチップ0.4を加えた4.5を渡そうとしたが細かいコインがなく€ 5の大盤振る舞い(私としては)。 音響も悪くはない中央部の席だが。なぜか、オーケストラの音に奥行きが感じられず、テノールの声もオケに埋もれているように聞こえたが、メゾソプラノが登場するあたりから立体感が戻ってきた。多分、本格的なオーケストラ演奏を4年ぶりに聴いたため、聴覚が立ち上がるのに時間を要したせいだろう。今回聴いた8つの音楽会については、私のような素人が感想を書くよりも、当欄でも何度か紹介したウィーン在住で大学で音楽学を勉強しておられる はっぱさんが発信している「たまにはオーストリアちっく パート3」http://happawien.jugem.jp/を見ていただく方が適格でエスプリの効いた味わい深い音楽評が書かれているのでおすすめしたい。ときどき、オンラインで試聴できる動画や音声サイトへのリンクも張ってある。今回、私が聴いた音楽会の8回のうち7回は、演奏会の日にちの違いこそあれ、はっぱさんが「印象記」を書いておられる。 ちなみにこの翌日の同演目の「印象記」はこちらhttp://happawien.jugem.jp/?day=20231008。
演奏会の後は、ワインと軽めの食事で、演奏会を振り返りながら1杯やるのが楽しみなのだが、4年間のコロナ禍で、行きつけの店が何軒か潰れたり、人手不足で営業時間を短縮していて戸惑った。この日は中華などのテイクアウトのできる店を当たろうかとも思ったが、時間も遅く疲れてもいたので、Karlsplatz駅の地下コンコースにあるマクドナルド https://www.mcdonalds.at/eatでグルテンフリーのMcF1rst Beef € 4.9とBacon Hamburger Royal mit Käse € 5.2をタッチパネルで注文した。2019年11月に比べ値段は2割強高くなっていた。円換算するとユーロが120円から165円の円安になっていたこともあって8割ほどの値上がりだ! レストランのメニュー価格の比較は、当連載でもう一度取り上げようと思う。実は、行きつけのワインレストランのメニューを1970年代から、行く度にお断りした上でいただいてきている。
21時にホテルに戻ってから、フロントで、Sony Bank WALLETによるユーロ預金口座からの支払いを確認するためと(すなわち€1が165円でなく、120円であることの確認)、翌朝のチェックアウトをスムーズにするための荷物預けなどの確認のついでに、領収書を受け取っておいた。このホテルは、請求しないと正式な領収書は出ないシステムだった。
第2の留意点は、いささか個人的な事情でもあるのだが、この4年間で進行した円安のデメリットを避けるために極力、円建てではなく、ユーロ建ての支払いにすることだ。 というのは、6~7年前に購入したユーロ建ての外貨預金が残っていたので、日本円を通じずユーロ預金から直接引き落としが出来るSony Bank WALLET(Visaデビット付きキャッシュカード)https://moneykit.net/visitor/sbw/をフル活用しようとの考えだ。当時の購入レートでは1ユーロは120円ほどだった。今日現在、日本の銀行でユーロの現金を購入した場合、170円ほど。現地でクレジット・カードを利用した場合は168.5円ほどなのでこの30%強の違いは大きい。 たとえば、手持ちのユーロのレートでは20ユーロが2,400円だが、もし、日本で円から両替してきたユーロ現金で支払うと約3,400円だ。
忘れないうちに、現地でのデビットやカードクレジット・カード利用の注意点を書いておこう。まず、コロナ禍で久しぶりに海外でのカード利用をする人は、クレジット・カード会社のチェック機能が働いて、本人かどうかの再確認の連絡が来たり、ときには利用出来なくなるケースもある。あるカード会社に聞いたところ、「海外での利用が見込まれるときは事前に通知があればダブルチェックが緩和される」とのことだった。また、海外での利用限度額も必要があれば引き上げておくと良いとアドバイスされた。 Sony Bank WALLET の場合、アプリhttps://moneykit.net/lp/app/sbw/をダウンロードしておくと、Visaデビット利用時にプッシュ通知で「お知らせ」が来る。アプリの「利用状況」機能で今月の利用状況とアラート通知の設定、「月別推移」で過去1年間の利用金額推移や都度利用と継続利用の内訳、継続利用の利用明細が確認できるのも便利だ。
以上、7回のコンサートは、日本から主催団体や会場のホームページから、座席表で席と価格帯を選びながら、クリーヴランド交響楽団のチケットを除いて、Sony Bank WALLET Visaデビットでユーロ建てで決済できた。 クリーヴランド交響楽団のチケットは、いったん引き落とされたのだが、演奏会場からは“Your online purchase was not completed”という返事で、再度の予約・購入をうながされた。外貨預金の口座からは既に引き落とされているのに困ったなと思いデビットカードの会社に問い合わせると、「この引き落としは仮のもので演奏会場からの最終確認が来なければ1週間以内に払い戻される」と言われた。1週間待つうちに希望の席が売り切れたら困るので、再度、別のクレジット・カードでチケットを確保した上で、返金を待つことにし、2日後には無事返金が確認できた。結局、日本円払いとなったので、今回手配したチケットで最も高価な20,700円となってしまった(135ユーロ、6月8日時点のレート153.3円で決済)。
日本から手配できた7回のコンサートのほかに、終身会員への事前販売が原則のウィーン・フィル定期演奏会(指揮Tugan Sokhiev、ピアノLang Lang“Saint-Saëns: Konzert für Klavier & Orchester Nr. 2 、 Prokofjew: Symphonie Nr. 5 ”のチケットを現地で入手した。ウィーン・フィルのホームページhttps://www.wienerphilharmoniker.at/ja/に「本公演のチケットが返却された場合に限り、2023年10月13日(金)の 9:30 より、電話、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団のチケットオフィスにて、およびオンラインで販売致します」と書かれていたので、当日の9:30 にウィーン・フィルのオフィスに行ったところ、私の前には1人しか並んでおらず、72ユーロでバルコン席前から2列目中央の良い席を買うことができた。
あと2件のホテル予約についても書いておこう。先ほどINDIGOは「ウィーン到着の翌日である10月6日から」予約と書いたが、到着当日の10月5日は、空港に隣接するHotel NH Vienna Airport Conference Center https://www.nh-hotels.com/hotel/nh-vienna-airport-conference-centerを予約しておいた。オーストリア航空のウィーン到着は18:25の予定だが、時差を考えると日本時間で深夜の01:25だ。時差に慣れるには早く現地時間での暮らしにに切り替えた方が良いということは重々承知しているのだが、今までもウィーンに夜着くときは、この空港ホテルで疲れを取ってから市内のホテルに移ったことは何度かあった。Hotel NHは到着ターミナルから150メートルほどの目の前にあるので疲れて着いたときには有り難い。 このホテルが属するチェーンも会員となっていたので、直接サイトから予約。念のために「バスタブ付きの部屋を希望」と書き添えておいた。1泊朝食付きの料金は162.36ユーロで“You will pay directly at the hotel”と予約確認書に書かれていたので19,500円ほどの料金となった。他の予約サイトでは29,000円ほどとなっていたので、これもユーロ建ての御利益だ。会員になっていたため、キャンセル料も当日の16:00まで無料となっていた。
宿泊プランは“【Back To i+Land】厳選された季節の食材を味わう旬味プラン【和食:2食付】”というもの。4月に宿泊した際のチェックアウト時に、「前回宿泊より3ヶ月以内のご宿泊」は50%引き、6ヶ月以内は35%引きという「Back To i+Land」というクーポンを利用したため、通常料金の半額で済んだ。
このリゾートホテルは、伊王島漁港を始め近海の魚の料理が美味しいのが気に入っている。今回も、ウニや車海老、アワビ、鱧(ハモ)、平目などが楽しめた。4連泊ということもあり、料理の中身もこちらの好みを反映してくれて、にぎり寿司や伊勢エビなど好物を用意してくれたのも嬉しかった。今回もチェックアウト時に、「Back To i+Land」クーポンをもらったので、6ヶ月以内に再訪することになりそうだ。