ジャガイモなどの植え付けとアンズ、枝垂れ桃や桜の開花

*[長崎日記]ジャガイモなどの植え付けとアンズ、枝垂れ桃や桜の開花


       

3月30日現在、7分咲きの枝垂れ桃


   当ブログでは、ここのところ「長崎日記」と昨秋の「海外旅行」のレポートを交互に書いてきているが、これからも毎月「長崎日記」と「海外旅行」を交互に合わせて月に2回ほど掲載する予定で進めたい。「ウィーン・ブダペスト22日間の旅」は未だ8日目までしか書いていないので、終了は夏頃になりそうだが、自分自身の備忘録としても必要なのでレポートを完成させたい。夏頃には、「24年秋の旅行」の予告編も書き始めていることだろう。すでに、ウィーンの楽友協会やコンツェルトハウスの秋以降のプログラムも発表になっていることだし。

 

甘夏ミカン620個の収穫

   さて、前回の「長崎日記」掲載の1月26日以降の、家庭菜園のレポートから書き始めたい。
   12月末から始めた甘夏ミカンの収穫は、友人たちに協力してもらい2月11日に収獲を終えた。累計収獲数は620個で、目標の800個には及ばなかった。
   昨年は、453個。2022年は2本の甘夏が石垣工事のため伐採されたにもかかわらず377個の収獲。不作年の2021年は262個、2020年が495個、2019年は過去最高の823個の収獲があった。来年は、2022年秋の石垣工事の後に植えた3本の甘夏からの収獲も本格化しそうなので、計7本の甘夏の樹で、収獲記録823個の更新を目指したい。
   収獲した甘夏は半分ほどを友人たちに提供し、残りは、マーマレードに加工したり、昼食代わりに毎日食べている“フルーツ3種山盛りのヨーグルト・蜂蜜がけ”というおやつに使用している。生食用の甘夏は暖かくなる4月以降は冷蔵庫の野菜室に保存し、6月末頃まではおやつに使う予定だ。

 現在、家庭菜園で収獲が続いているのは、葉ものでは、ブロックで囲んだハーブガーデンのベビーリーフ、レタス・サラダミックス、サニーレタス。ハーブ類では、コリアンダーイタリアンパセリ、ディルだ。
 2月下旬に苗をプランターに植付けたサンチュとサニーレタスも順調に成長し収獲が始まっている。


      

裏庭から見た雨上がりの虹 (2月5日)

   暖冬のせいもあって、雑草の伸びが例年より早く始まり、“休耕地”が雑草に覆われており、その対策を急いで、ジャガイモや葉もの、ハーブ類の植え付けと種まきをしなければならないのだが、作業が遅れ気味だ。
   今年の2~3月にかけては、例年になく雨降りの日が続き、雨量も多かった。そこで、天気予報を見ながら、雨の降る前日に草刈り機で一斉に雑草を刈り込んだ。刈った草は、そのまま捨て置いて緑肥として土に還るのを待つのだが、降雨の前に刈っておくと、しおれるのが早いので、目立たなくなる。必ず刈り残しが出るので、これを2~3度繰り返し、さらに、機械で傷つけないよう果樹や花々の根元は、手で雑草を引き抜くという面倒な作業が加わる。


       

草刈り機と刈り取った雑草

2種類のジャガイモの植え付け

 とりあえず、2月中旬には、裏庭にジャガイモ植え付けのための2~4メートルの長さの畝を4本作るために、雑草を手で抜き、土を耕してから、有機石灰、油粕を散布し、倉庫に残っていた牛ふん堆肥、腐葉土、培養土で盛り土をおこなった。急いだのは、植え付けてから約90日後の収穫時期を、虫の害などが始まる梅雨以前に終えるためだ。
 1~2週間の畝の養生期間を置いて、種芋の植え付けを行った。今回は、メイクイーンを2、男爵いもを1の割合で植え付けた。毎年、植え付けていたデジマ種は種芋が手に入らなかったので諦めた。
   植え付けは30センチ間隔で7センチほどの深さに種芋を埋め込み、間に化成肥料を置いて行くという作業だ。
   以前は、保湿・保温や小動物の掘り返し対策で、黒マルチというビニールシートで畝を覆っていたのだが、暖冬もあったので今回はシートを被せなかった。
   すると、てきめんに、猫やアナグマと思われる小動物に掘り返される被害に遭った。露出する種芋を埋め戻したり、掘り返された土を補充するというメンテナンス作業に追われることになった。いつものことだが、植え付けて2週間ほどして芽が出始めると、小動物たちにも成長する命に対する敬意があるのかイタズラはピタリと止む。
   これからは、ジャガイモ畝の周辺の雑草取り作業や新芽の間引き、成長するジャガイモが露出しないための土寄せ、肥料の追加などの作業が待ち構えている。

   4月に入れば、ベビーリーフ、レタス・サラダミックス、サニーレタス、ルッコラ、バジル、コリアンダー、パプリカ、二十日大根、ズッキーニなどの種まき作業が待ち構えている。そのための、雑草処理や畝作りなどの準備作業は3月中に終えたいのだが、これも遅れ気味だ。

      

ジャガイモの植え付け


 ジャガイモの植え付けやプランターへの葉もの植え付けなどで、倉庫に置いておいた培養土や腐葉土、牛ふん堆肥、油粕などの在庫が尽きてしまい、上記の春蒔きの作業の用土類を調達しなければならない。
 そこで、毎年、2~3回園芸資材の購入に出かけている郊外のホームセンターNafco http://www.nafco.tv/stores/info/detail/193へ3月3日にバスで出かけて、春の大量購入を済ませてきた。購入したのは、培養土や堆肥、腐葉土、牛ふん堆肥、骨粉入り油粕、ガーデン用玉砂利、芝生目土、有機ぼかし肥料、猫・蛇よけタール、樹木の防虫剤、お酢の除草液など、30リットル袋換算で60袋ほどだ。ついでに、各種洗剤やトイレットペーパー、物干し、園芸用品の整理棚、除湿剤、防虫スプレー、キッチンタオル、ポリバケツ、タライ、電池などかさばる日用品類も届けてもらった。すべて合わせると500kgぐらいの総重量となったが、配送料わずか550円で、3月14日に、接道していないわが家の100メートルほど手前の車が入れる場所から、手押しカートで何回かに分けて運び込んでもらった。この配送サービスがなければ、わが家のホームガーデンは立ちゆかない。

 

アーモンド、アンズ、枝垂れ桃、枝垂れ桜の開花

 2月に入って果樹で元気に開花したのは、枝垂れ梅、花白梅、南高梅の3種の梅だ。いずれも2年前の12月と1月に苗木を植えたものだ。3月に入ってからはアーモンド、アンズも開花し、下旬にはカラフルな枝垂れ桃も開花した。
   長崎の吉野桜の開花は3月26日だった。長崎の標準木はわが家から直線距離200メートルほどの長崎地方気象台の中にある。2年前に植えた枝垂れ桜も開花宣言に2日遅れで開花し、来週末には満開となりそうだ。4月になればモクレンレンギョウ、小手毬も開花するだろう。

         

アンズの開花    (3月10日)

   果樹の手入れとしては、枇杷の摘果(間引き)も、この時期に欠かせない作業だ。1月のブログにも書いたが、わが家の枇杷が小粒なのはなぜだろうと調べてみたら、主因は11月上旬の開花前に行うべき花芽を摘み取る摘房(粗摘果作業-摘蕾とも言う)作業を行っていなかったからだ。今回は、少し遅れて11月末に摘房を行った上に、今までも行っていた3月下旬の摘果の作業を徹底することにした。摘果は、1カ所の房から緑色に色づき始めた元気な果実が3、4個になるよう間引く作業だ。4本ある枇杷の樹のうち2本は高さが4メートル以上に育っているので、脚立を使っての作業となる。
 本来は、摘果の後で、房に袋掛けをして、害虫や鳥などからの被害を守り、房どうしや葉が風でこすれて実を傷つけるのを防ぐ必要があるのだが、わが家では4年ほど前から袋掛けを止めている。鳥の被害がそれほどひどくなかったせいもあるのだが、陽の光をたっぷりと浴びさせた方が味が良くなるのではと言う素人考えからだ。今回は、大粒に実りそうだから、かえって被害に遭うのではと心配だ。

   庭に自生する野生の花では、南アフリカ原産のキイロハナカタバミがオリーヴの周辺に黄色い花を咲かせている。ほかに、ホトケノザカラスノエンドウタンポポ、ヤナギタンポポシロバナタンポポムラサキカタバミハナニラキツネノボタンニチニチソウなどが花を開き始めている。
   やっかいなのは芝生に生え始めて黄色い花を咲かせているキク科のオニタビラコの一群だ。芝生には、4月に入ったら専用の肥料を撒かなければならないので、その前に根から手で引き抜いておく必要がある。この手間のかかる作業で活躍するのが、東京の友人が来崎時に、腰を曲げる作業を見かねて後日送ってくれたグリーンカートだ。これは座って移動しながら雑草抜きの作業ができる優れものだ。

     

オリーヴの周辺に咲くキイロハナカタバミ



     

アーモンドの開花 (3月29日)


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   もうひとつ手こずっているのが、芝生上に限らず、庭中にはびこっている紫の花を咲かせるカラスノエンドウだ。これは放っておくと、豆の実が付いて、そこから更に、庭中に増殖していく。もともと、わが家のカラスノエンドウも近くの家の庭から飛んできたという話しなので、放っておくわが家のカラスノエンドウがご近所に迷惑をかけかねない。

 引き抜いたオニタビラコカラスノエンドウなどの雑草は、ポリバケツに貯めてから、裏庭に設けた集積所に運んで積み重ね、時間をかけて緑肥に変えていくことになる。

  例年5月から6月にかけて見事な紅い花を咲かせる裏庭のタチアオイも40カ所ほどで元気に立ち上がり始めている。
    一昨年、港側のオリーヴの樹が並ぶ庭に移植したタチアオイひと株から種が飛び散ったようで、今年は10カ所ほどで育ち上がっており、道行く人の目を楽しませてくれることになるだろう。


旧正月の賑わい ランタン祭り

 中国文化の影響が色濃い長崎では、旧正月のイベトが盛りだくさんで、今年は「長崎ランタンフェスティバルhttps://www.at-nagasaki.jp/lantern-festivalが、2月9日から2月25日まで、例年より会期を2日間延長して開催された。

    市内数カ所の会場で、1万5000個の極彩色のランタン(中国提灯)や大小さまざまなオブジェが飾られ、龍踊りや中国雑技、二胡演奏の公演、中国変面ショー、媽祖行列、皇帝パレード、露天市といった催し物が繰り広げられている。
 今年の皇帝パレードは「特別版」と称して、いずれも長崎出身の皇帝に役福山雅治、皇后役に仲里依紗さんが出演した。

   毎年、中国に発注して作られたメイン・オブジェが加えられるが、今年は干支の 辰 にちなんだ「九鯉化龍(ジュウリイファーロン)」。 鯉が波を飛び越えてシャチとなり、龍に進化する様子を表現したもので、出世や努力による進歩を表しているそうだ。

   コロナ前の「ランタンフェスティバル」は2019年2月の当ブログ https://europedia.hatenablog.com/entry/2019/02/15/105926でも紹介した。


 旧正月の時期からクルーズ船の来航も増えてきた。長崎港の3月の寄港予定表http://www.nagasaki-port.jp/cruise_calendar/March.htmlを見ると、来航数はほぼコロナ前と変わらない。一日に2隻が来航することもある。長崎で人気の「クィーン・エリザベス号」( 90,901トン)も3月25日に久しぶりに来航し、4月にも2度寄港する予定だ。

               

長崎女子高等学校龍踊部の蛇踊り

              

 ウェステルダム号(82,000トン)の出航(3月9日)

 

長崎市内の温泉リゾート

   あまり知られていないが長崎市は数少ない温泉が湧く県庁所在地のひとつでもある。長崎市街とその周辺は太古の昔(500万年以上前?)多数の火山が噴火し、火山の中には千数百メートルの高さのものもあったようだ。温泉源が市内に数多くあるのもうなずける。夜景の名所として知られる稲佐山(標高333メートル)も火山活動でできたもので、その中腹には温泉の湧くホテルが3軒ほどある。

   当ブログでたびたび紹介した、長崎港外の伊王島http://www.ioujima.jp/にある温泉付きリゾート・ホテル「アイランドナガサキhttps://www.islandnagasaki.jp/も、町村合併のおかげで今は長崎市内に位置する。
 市内ではないがバスで2~3時間の小浜や雲仙、島原といった温泉保養地も控えており、1泊2食無料送迎付きで約1万円といった公共の温泉宿泊施設も点在している。

 また、8千万年ほど前の白亜紀後期には恐竜も跋扈していたようで、野母半島長崎半島)の先端近くにある「長崎市恐竜博物館」https://nd-museum.jp/で詳細を知ることができる。同館のホームページによれば、「恐竜」という訳語は、長崎出身の日本の古生物学の父とされる横山又次郎東京帝国大学教授が作られたようだ。
 野母半島に、8100万年前の恐竜時代の地層があることがわかり、「三ツ瀬層」と名付けられ、国内でも有数の化石産地として研究者の注目を集めているとのこと。県内最初の恐竜化石は、2010年に発表されたハドロサウルスの大腿骨の化石だった。その後も、翼竜や、獣脚類、鎧竜が見つかっており、2015年にはティラノサウルス科の大型種としては国内初となる歯の化石が見つかり、白亜紀後期の長崎市周辺にティラノサウルス科を含む様々な肉食恐竜たちが生息していたことをさらに再確認するものとなったという。

   現在の長崎の地形に重ね合わせて恐竜が跋扈し、火山が次々に噴火している光景を想像してみるのも楽しい。もっとも恐竜の絶滅は6000万年ほど前のことなので長崎で噴火活動が盛んだった500万年まえとは時代が重ならないのだが。

        

恐竜博物館にあるティラノサウルスの動くロボット

   実は、この「恐竜博物館」の近くにも、温泉付きリゾート・ホテルOcean Resort Nomon長崎https://nomon-nagasaki.jp/ があり、何度か夏休みを過ごしたことがある。当ブログ「夏休みを、雲仙、伊王島野母半島で」https://europedia.hatenablog.com/entry/2021/07/31/163743で他の2つの温泉付きリゾート・ホテルと一緒に紹介したこともある。
   コロナ禍もあって、足が遠のいていたのだが、2年半ぶりに、2月12日から3泊4日の日程で訪れ、ついでに2021年10月に開館した「恐竜博物館」も初めて見学してきた。

   Nomonは、元々、公共の宿で「野母崎海の健康村」という名称だったが、民間委託でリゾートホテルに大改築されたものだ。
   専用というわけではないが、ホテルの前には100mほどの長さのビーチがあり、正面に軍艦島を望むことが出来る。
   Nomonのメインダイニング「レストランMare」は、最初は地元の食材を活かした本格的なイタリアンだったが、最近は、和風イタリアンといった趣だ。    

   予約した宿泊プランは、“上級グレード部屋タイプおまかせ、バルコニー付、【シニア・特選】60歳以上で、料理にこだわり『シニア割プレミアムプラン』”という面白いプランで、空き状況でいずれかの上級クラスの部屋にアップグレードしてもらえるというものだ。ラッキーなことに、天然炭酸温泉を引いた「展望風呂」から野母崎の海と軍艦島を望むことができる82平米の「ラグジュアリーオーシャンスイート」にアップグレードしてもらうことができた。

          

展望風呂から軍艦島を遠望

          

蟹のトマトクリーム生パスタ



 
             

    


海外旅行の後日談を二題

   連載中の当ブログ「晩秋のウィーン・ブダペスト22日間の旅 その1」https://europedia.hatenablog.com/entry/2023/11/17/143226で、少々得意げに「6~7年前に購入したユーロ建ての外貨預金が残っていたので、今回は日本円から両替することなくユーロ預金から直接デビットカードの引き落としができた。当時の購入レートは1ユーロは120円ほどだったので、旅行直前に日本の銀行でユーロの現金を購入した場合の為替レート170円弱と比べ、30%ほど安くユーロが使えたことになる」と書いたが、帰国してから世の中そんなに甘くないと思い知らされた。
 帰国後、ネット・バンキングの口座を見てみると、為替差益が計上されていて、注として、「外貨の売買の際に為替差益が生じた場合は、総合課税の対象となり、雑所得としてご自身で確定申告が必要です。確定申告の詳細につきましては、税理士や最寄りの税務署等にご相談ください」と書かれていたのだ。別に「外貨の売買」をしたつもりはないのだが、実は、ユーロ預金を現地で使った分の為替差益以外に、ユーロ預金分では不足すると思って、ドルが108円の頃に買っておいたドル預金を、ユーロ預金に替えておくという操作をしておいた。ユーロ預金を現地で使った分の為替差益よりも、この部分の為替差益がが多く計上されていた。
 税理士さんに相談すると、「確定申告の必要があります。税務署もしっかり把握しています」とのことだった。おかげで、10年ぶりに確定申告をすることになった。結果的には、各種税控除と相殺になり、所得税等は課税されなかったのだが。税理士さんの話では「結果的に課税されなくても、税控除と相殺するためには確定申告の必要はあった」そうだ。ごもっとも。

   また、驚いたことにネット・バンキングの口座に計上されていた為替差益の額は、私が捕らぬ狸の皮算用で試算して、得したと思い込んでいた金額とほぼ同じだった。日本国の徴税システムは侮れないと痛感した。一部の政治家にもこの優れた徴税の網がかかり“天網恢恢疎にして漏らさず”と願いたいものだ。気になったので、“天網恢恢”の語源を調べてみたら「老子」にたどり着いた。


   もうひとつの後日談は、23年10月24日にウィーンからの帰国時に空港で免税手続きをしていたときのことだ。パスポートコントロールを通過してから、税関で手荷物に入れた品物を見せてスタンプをもらい、隣の銀行窓口で払い戻しを受けようとしたところ、書類に不備があると撥ねられた。しかし、係の人は「うちでは払い戻せないけど、購入時に書類と一緒にもらった封筒に入れて、そこのポストに投函すれば、保証の限りではないがクレジット・カード口座に戻ってくるかも知れないよ」と助言してくれた。
   免税手続きをしようとしたのはオークションハウスDOROTHEUM http://www.dorotheum.com/の即売コーナーで買った、アール・ヌーヴォーのアクセサリーや鮮やかなエマイユ七宝焼き)の聖母像メダルなどの小物で総額€402ほどだった。以前にもDOROTHEUM の免税書類不備で免税手続きがうまく行かなかったことがあったので、ほぼ諦めていたが、なんと4ヶ月後の2月18日になってデビットカードの口座に手数料を引いた免税分6,434円が振り込まれてきた。

   ウィーンの空港では、この免税手続きが済んだ後で、HeinemannというDuty Free Shopで、オーデコロンやチーズ、チョコレートなどを€260ほど購入した。残念ながら、目当てのワインは欲しいものがなかった。この店を利用したのは、ウィーン到着時に割引クーポンをもらっていたからだ。デビットカードで支払いを済ませると、親切なレジのお兄さんが「Tax Freeの手続きもした方が良いよ」と書類を整えてくれた。コロナ禍で4年ぶりなのでうっかり忘れていたが、ワインやタバコ、香水などはDuty Freeすなわち関税が免税になるので(うろ覚えだが、これらの品の税金は関税が大部分のはず)、Tax Freeの手続きをしなかったが、今回買ったような一般の品は関税が引かれた上に、追加手続きで付加価値税(消費税)も戻ってくるのだった。
 先ほどの、免税窓口に書類を持って行くと、「今度は何の用だ」と言った顔をされたが、今回はその場ですぐに手数料を引いた付加価値税免税分€26を現金で戻してくれた。
   すっかり、Duty FreeとTax Freeが違うことを忘れてしまっていた。興味のある方は「デューティーフリーとタックスフリー」と検索してみると良いだろう。なお、デューティーフリーとタックスフリーを一括して行ってくれる空港免税店もあるのでご注意を。

 


■今日のブックマーク&記事■

□「トラベルコ」3月25日記事
  “サマータイムって何?いつからいつまで?旅行時の注意点も解説”
         https://www.tour.ne.jp/matome/articles/908/

□「時差計算」   https://www.jisakeisan.com/