gooが旅行情報収集にも便利な「自然文検索」機能を復活

 NTTレゾナントが運営するポータルサイト「goo」の「自然文検索」サービスの実験については、当欄の「goo日本語自然文検索は旅行情報探しに抜群の効果」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20040215などで紹介していたが、いつのまにか運営が中止になっていた。
しかし、この10月4日からようやく正式運用が開始された。検索窓http://search.goo.ne.jp/web.jsp?TAB=&MT=&web4.x=33&web4.y=4 右側に表示される「文章で検索する」をチェックを入れ「検索」ボタンを押せば、キーワードではなく話し言葉の形式の自然な文章で検索できる。 
 入力された文章は自動的に解析され、適切と思われる検索キーワードを生成し検索を実行するという。これにより、適切な検索キーワードが思い浮かばない場合や、検索結果が0件の場合でも、日本語自然文検索機能を利用することで適切な検索結果を得られる可能性を高めることができるとのこと。
いくつか、試してみた。
 「ヨーロッパ最大の滝」では、「最大の滝」の定義の仕方による違いもあって、複数の回答結果が得られた。
 「ヨーロッパの最高峰」と検索してみたが、結果はモンブラン(4870m)ではなく、ロシアの北カフカスにあるカバルディノ・バルカル共和国にそびえる標高5642.7 m のエルブールス山(Elbrus Info Site http://www.elbrus.org/)が有力とされていた。「山尾先生の筑附通信 ヨーロッパ最高峰について」http://homepage3.nifty.com/tasiro/elbrus.htmによれば、ヨーロッパとアジアの境はコーカサス山脈とされているが、エルブールス山は、境となるメインの山稜より約10キロほど北側、つまりヨーロッパ側にあるので、これがヨーロッパの最高峰だ、というのが一般的な説明のようだ。
 「世界最長の橋」で自然文検索してみても、橋の構造により諸説が現れた。面白かったのは「松尾橋梁株式会社」http://www.matsuo-bridge.co.jp/index.htmlのページで、「橋を知る」のコラムに「世界の橋の歴史年表 」、「世界の橋のデータベース」があった。
☆右上の写真はスイスのSionから北にバスで45分ほどのところにあるデルボランス(Derborence)http://www.derborence.ch/への道の途中で見た300m近い落差のある滝。