「大人の休日会員パス」で南津軽の温泉巡りとリゾート白神号

 当欄の「大人の休日倶楽部ミドル土・日きっぷを体験」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20060130や「大人の休日倶楽部会員パスで陸中海岸国立公園へ小旅行」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20061002でふれた、JR東日本の50歳以上のシニア層向け会員組織「大人の休日倶楽部」http://www.jreast.co.jp/otona/が、JR東日本全線のほか、函館や下田、富山・金沢方面へも行ける、おトクな「大人の休日倶楽部会員パス」を使って、12月2日(日)から南津軽2泊3日の旅に出かけてきた。
 このパスは、フリーエリア内で、新幹線も特急も、普通車自由席が3日間乗り放題。
 2008年2月29日(金)〜3月9日(日)の期間にも設定されている。詳しくは、「大人の休日倶楽部会員パス」http://www.jreast.co.jp/otona/members/clubpass/memberpass_h19.htmlを参照のこと。

弘前市内の観光や南津軽のひなびた温泉での雪見酒も堪能させてもらったが、予期せず、五能線の快速「リゾート白神号」http://www.jreast.co.jp/akita/shirakami/index.htmlまで楽しませてもらった。この列車は特定日に上下4本運行されており、列車にもよるが車内の展望ラウンジで、「津軽三味線生演奏」や「津軽弁語りべ実演」なども催される。もちろん、パスはこの列車にも有効で、弘前駅でそのパンフレットを見かけ、早速、東京への帰還の日の12月4日を予約してもらった。図々しくも、展望ラウンジの生演奏が真ん前で見られる最前列海側を確保できた。
 五能線 http://www.jreast.co.jp/akita/akita-aomori/gonosen/index_f.htmlは、青森県川部駅から秋田県東能代駅までの全長147.2kmを走るローカル線だが、日本海白神山地岩木山といった景観の素晴らしさは全国的にも有名で、四季折々変化に富んだ景色が見られ、鉄道マニアの“乗ってみたい路線”投票では常に上位に挙げられる人気路線でもある。私が乗車した日は雪が降り続け、荒々しい日本海の波打ち際ギリギリに走る五能線の魅力にすっかり引き込まれてしまった。唯一残念なのは、景勝地千畳敷を過ぎた辺りで、すっかり日が暮れてしまい、車窓風景が闇の中に没してしまったことだけだ。
旅の最終日は、南津軽碇ヶ関を起点に、弘前から五能線経由で「リゾート白神4号」に乗って秋田に向かい、ここから最終の新幹線「こまち34号」で東京へというコースをたどった。約900キロ、所要10時間という大旅行だった。

 なお、JR東日本ではあまり宣伝はしていないようだが、毎年恒例の「正月1日パス(+普通指定4回)12,000円 」 http://www.jreast.co.jp/tickets/Search.aspx?txt_keyword=%90%B3%8C%8E%83p%83X&mode=keyw&SearchFlag=1も発売する(発売期間: 平成19年12月15日〜平成19年12月31日)。こちらは、「大人の休日会員」限定ではないので誰でも買うことができ、「正月パス(+グリーン4回)16,000円」もある。
利用は2008年1月1日限定で、JR東日本全線、JR北海道線(中小国〜函館間)、青い森鉄道線IGRいわて銀河鉄道線、北越急行線、伊豆急行線が利用できる。


■今日のブックマーク&記事■

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http://www.nikkeibp.co.jp/style/secondstage/jinsei/jyujitu_071203.html

□「JIB スノーバス 2007/08冬」http://www.jibswiss.com/snow-bus-2008-00-hyoshi.html
「グリンデルワルト日本語観光案内所」(JIB)が主催する、オリジナル企画の案内。

奥羽・津軽一族

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