旅のプロが発信する旅行情報サイトを活用しよう

現地旅行会社、あるいはツアーオペレーターと呼ばれる現地手配会社が旅行業社向けに発信する「ツアーヒント」や「エージェントマニュアル」は旅行者にも役立つものが少なくない。最近、気に入っているものをひとつ紹介しよう。21世紀における「知的欲求を満たし、自己実現を可能にしてくれる『旅』の役割ははかりしれない」という認識の元にヨーロッパ方面の「目的のある旅行計画・企画に役立つ」情報ページを早くから公開している「ユーロツアー システムズ」http://www.euro-tour.co.jp/のサイトだ。
  トップページ上段の「情報ファイル」には「グルメ・レストラン」「ハイキング」「スパ・温泉リゾート」「ワイン・ビール」「文学・映画」「美術・工芸」「庭園・園芸」「都市再開発」「環境保全」「医療・福祉」「教育・生涯学習」など23項目に分けて450件以上の貴重なツアーのヒントがファイルされており、各ファイルからは関連サイトへのリンクも張られている。
  トップページ下段には、オフィシャル・サイトを中心にプランニングやオンライン予約に役立つホームページを厳選した「トラベル・リンク集」が設けられている。リンク集は「マラソンの旅」「庭園巡りの旅」「美食の旅」「陶磁器の旅」「テーマ博物館」「オペラ座・劇場」「世界遺産の旅」「ファッション見本市」「観光局・地域情報」「鉄道会社・列車」「空港」など17項目に分類し、分かりやすく整理されている。
  リンク集の各項目を開くとアイコン的画像が添えられており、直感的に情報源の選択ができるように工夫されている。
  さらに、「ロンドン便り」「海外旅情報」などの現地発の読み物や「掲示板」、ツアー立案に役立つ書籍を紹介し、購入先(Amazon)へのリンクまで張られた「旅の本棚」も用意されている。
  情報量が膨大なだけにGoogleでサイト内検索ができるのも便利だ。地名やクルーズ、スキーなどの旅行形態で試してみるとその情報量を改めて実感できる。
「このページはリンクフリーです。旅行会社の方は営業活動にお役立て下さい」と書いてあるように、あくまで、プロの業者向けの情報発信を目指しており、一般旅行者に対してこのサイトの存在をアピールするような活動は行っていないようで、大変もったいない気がする。