復活祭とカーニヴァル

 復活祭の日曜主日の46日前の水曜日(灰の水曜日)から、イエスが荒れ野で40日間断食をしたことに由来する祈りと節制をする期間「四旬節」が始まる。カーニヴァル(謝肉祭)は、古代や中世期のキリスト教信者たちが四旬節に肉食を断っていたので、その前にごちそうを食べて大いに騒いだ習慣に始まるが、実際は、異教徒の習慣を土着信仰を無視しきれないキリスト教社会が引き継いだもののようだ。カーニヴァルは毎年四旬節前の4日間、すなわち復活祭の50日前の土曜日を初日とする4日間とされた。
 復活祭の日は、移動祝祭日なので毎年変わる。Easter Dating Method http://www.assa.org.au/edm.htmlというサイトにはその移動祝祭日の決め方や西暦326から4099年までの復活祭のカレンダーが出ている。来年は3月27日だ。したがって、本来のカーニヴァル期間は2月5日(土)から8日(火)までの4日間だ。しかし、実際のカーニヴァルは、それ以上前から延々と行われている地域も多い。
たとえば、Carnival of Venice 2005 http://www.carnivalofvenice.com/index.asp?lang=UKというサイトを見ると2005年のヴェネチアカーニヴァルは1月28日(金)から2月8日(火)までの12日間であることが分かる。
 移動祝祭日につては、Today's Calendar and Clock Page http://www.ecben.net/calendar.shtmlというカレンダーのリンク集も参照するとよい。ギリシャ正教などが異なる復活祭の日にちを設定していることが分かる。
 お祭り騒ぎの復活祭の日程や内容についてはシスコのお祭り好きたちが開いている世界中のカーニヴァルのポータル・サイトwww.carnaval.com. http://www.carnaval.com/main.htm が参考になるだろう。リオから浅草まで膨大な数の世界中のカーニヴァルとその関連サイトをリンクしている。サンバを聴きながら美しい祭りの写真やゲームも楽しめる。カーニヴァル見物のツアーや宿、航空券手配などのページもある。主要都市はトップページ中央から開くことができる。浅草などカーニヴァルの新顔は左フレームのGlobal Carnival Cities & Linksから開くことができる。