Flight Trackerで個々のフライトの運航状況をリアルタイムにモニター

 航空機内のデジタル・マップと同じように、個々のフライトの地図位置情報や高度、速度を表示するサイトをFlight Trackerと呼ぶ。Flight Trackerについては「海外個人旅行・特別講座」でも再三紹介してきたが、URLが変わったり便利なTrackerサイトが突如消滅したりということもよくある。そのようなときは、GoogleでFlight Trackerと検索してみるとよいだろう。
Flight Trackerがどのようなものかを知るには、FlyteComm http://www.flytecomm.com/cgi-bin/trackflight の左フレームにあるClick here to track a random flight! をクリックするとよい。本日、午前9時半に試してみたところ、ちょうど、アラスカ近くを飛行するノースウェスト航空の27便サンフランシスコ発成田行きがサンプルとして地図とともに出てきた。
 現在もっとも使われているFlight Trackerは、多くの旅行サイトに機能提供も行っているRLMSoftware http://www.flightview.com/TravelTools/ だろう。これを試してみたいと思うが、Flight Trackerで任意のフライトを表示するには、現在飛行中のフライトナンバーなどを入力する必要があるのでちょっとやっかいだ。航空会社の時刻表サイトなどで確認してから試してみるとよい。また、無料で利用できるほとんどのFlight Trackerは米国連邦航空局のレーダー情報を元にしているため、アメリカ国内及び日本近海なども含めた周辺地域に対象が限定されている。
 RLMSoftwareのFlight Trackerを例にその利用法を説明すると。トップページ冒頭のOption 1の機能からは、航空会社名もしくは航空会社の2文字コードとフライトナンバーで検索ができる。たとえば、日本時間の午前9時から12時の間にJapan Airlinesの(毎日飛んでいる)9便と入力し、出発日を前日としてTrackボタンを押すと、アラスカ付近からカムチャッカ半島付近を通過中の同便の位置図とともにシカゴの出発時刻、成田到着予定時刻、高度、速度、機材などが表示される。
Option 2の機能では、出発地と到着地の空港コードと現地出発日時を入力すれば、その時間帯に出発したフライトが一覧表示され、調べたいフライトのStatus欄をクリックすれば、Option 1同様のデータ画面が現れる。RLMのAirport Traffic機能を使うと全米の主要10空港へ向かっているフライトをそれぞれ地図上で確認することができる。右上のView All Traffic をクリックすると米本土上空を飛行中の千単位のフライトがスポット表示され、圧巻だ。
アメリカから帰ってくる友人の出迎えや、成田を遅れて出発した友人がニューヨークでうまく乗り継いで無事カリブのヴァカンスに向かえるかなどをチェックするのにも便利だ。