都市をエコロジカルな視点で捉えるグリーンマップ

 グリーンマップとは、一般市民の手によって、身近な環境を世界共通のアイコンで表した地図を作る世界規模の活動で1992年にニューヨークで始まった。その活動ぶりはGreen Map System http://www.greenmap.com/index.htmlのページで見ることができる。サイトのMapsのページからは、樹林や公園の緑、野生生物の生息地といった自然環境のほか、コミュニティ農園や自然食品の店、農産物直売場、公開されている庭園、リサイクル施設、史跡・文化財、アートスポットなどをアイコンで表した地図のサンプルを見ることが可能で、購入方法も紹介されている。このアイコンは、グリーンマップ・グローバルアイコンと呼ばれ、世界各地のグリーンマップ制作者によって考案された125個のアイコンが使われている。
 グリーンマップジャパンhttp://greenmap.jp/のページも開設されており、日本でも30以上のグリーンマップ制作が進行中という。
私が直接グリーンマップを手にしたのは、「多摩川トライエリア・グリーンマップ」というもので、なんとザ・リバー・プレイスhttp://www.the-river.info/home.htmlという不動産開発プロジェクトの宣伝紙に刷り込まれたものだった。今でも、同サイトの LOCATION > THE RIVER のページでグリーンマップを見ることができる。
☆写真はスイス ルガーノ市にあるサルヴァトーレ山http://www.montesansalvatore.ch/からの眺め