旅先の郷土料理を予習してから旅立とう

 当欄の「旅の楽しみ“駅弁”に関するホームページ」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20071018で、郷土色豊かで繊細な日本の駅弁の魅力にふれたが、考えてみれば駅弁の源は「郷土料理」そのもののはずだ。国内を旅行する際は、旅先の郷土料理を予習しておけば名物料理を食べ逃すことも、好きな食材を味わい忘れることも避けることができるだろう。さらに、郷土料理の歴史を少しばかり囓っておけば、旅先の文化も興味深く眺められるに違いない。

 さて、「郷土料理」を検索してみると、意外に郷土料理のポータルとして活用できるサイトは少なかった。
 数少ない中では、都道府県別リンクの「郷土の食べ物と料理」http://hexageon.cool.ne.jp/todofuken_link/flame_todofuken.htmlが、日本全図から各都道府県の「郷土料理」関連サイトを開くことができるので便利だ。
 辻調理師専門学校の「郷土料理探訪」http://www.tsuji.ac.jp/hp/jpn/index.htmlも貴重だ。もっとも、「郷土料理探訪」の方は大阪、金沢、京都、江戸に限られるなど決して網羅性が高いわけではない。

 6000以上のレシピを満載した「ボブとアンジー/料理レシピ」http://www.bob-an.com/の「日本の郷土料理レシピ(地図から探す)」http://www.bob-an.com/recipe/kyodo/map.aspには100のレシピが登録されている。

 クックパッド http://cookpad.com/ は、画像付の日本語料理レシピを29万5千種近くを掲載し、月間100万人以上の訪問者があるという人気サイトだが、キーワード検索で「郷土料理」とサーチすると364の詳細な郷土料理レシピが出てくる。

郷土料理に関してはGoogle等で都道府県名や地域名、旧藩名+料理などと検索してみても役立つサイトが見つかるだろう。

 郷土料理情報集めに有効なもうひとつの方法が、各都道府県の“東京事務所”のホームページを覗いてみることだ。
 たとえば、“長崎県東京事務所”http://www.pref.nagasaki.jp/tokyo/のトップページには、「長崎レシピ」、長崎県の食材を使った郷土料理が味わえるお店を紹介する「首都圏の長崎グルメ」、「特産品販売店」などの充実したページがある。

各“東京事務所”を見つけるには、Glocal Support Officeの「都道府県関係の事務所リンク」http://glocalsupportoffice.web.fc2.com/prefs.htmlが便利だ。自治体が海外に開いている駐在事務所のサイトまでリンクされている。

 郷土料理の店を探すには、e-foodの「東京にある日本の郷土料理店をさがす」http://www.e-food.jp/rest/japan.htmlページも役立つに違いない。

 海外の郷土料理、地方料理を探したい人は、当欄の下記の記事も参照していただきたい。
□「世界の正月料理と祝い酒のレシピ・サイト」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20061227
□「グルメとワインの旅に役立つホームページ」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20050622
□「異国の料理を事前学習するのに最適なレシピ・サイト」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20040527

☆右上の写真は 長崎名物卓袱(しっぽく)料理の「ぶらぶら卓袱+寿司」セット2,600円(卓袱浜勝http://www.sippoku.jp/

魚・貝の郷土料理 (「食」で地球探検)

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長崎ごちそう大図鑑Ver.6.0

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