当欄の「高松宮同妃両殿下の417日間世界一周ハネムーンをホテルラベルで追う」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20040324で、高松宮同妃両殿下が1930年4月21日から1931年6月11日までの417日間に渡って全行程7万3900キロのグランド・ハネムーンの足跡を追った本を紹介した。60ページに及ぶカラー・グラビアの中ではハネムーンに同行した侍女が集めていた当時アール・ヌーヴォーやアール・デコの美しいホテルラベルが多数紹介されており、世界的なホテルラベルコレクターであるマヌエル・ミモーゾ氏のコレクションも紹介されている。
同氏は自身のホームページのHotel Luggage Labelのページhttp://www.historia.com.pt/labels/labelindex.htmでこれらの貴重なコレクションを公開しており、サイトを見て回るだけでも世紀末の豪華ホテルの雰囲気が満喫できるだろう。ラベルは、Index of pages on labels から時代、様式、印刷業者、アーティスト、テーマ別で見ていくと分かりやすい。ゴルフや航空機などをテーマとしたページも興味深い。
実は、私もこのアール・ヌーヴォーやアール・デコ期の美しいホテルラベルを複製でもいいから欲しいものだと思い続けていた。コレクションとしても集めたいのだが、海外旅行に持って行くスーツケースに目印として貼っておきたいのだ。1970〜80年代までは、ヨーロッパにはLuggage Labelを用意しているホテルが残っていたが、最近は滅多に見つからず、買い換えたスーツケースhttp://d.hatena.ne.jp/Europedia/20070404に貼る物がなく困っていた。
3日ほど前に渋谷の東急ハンズhttp://www.tokyu-hands.co.jp/shibuya.htmに行った際、ダメモトでステッカー類の売り場を聞き、行ってみたら、なんと20世紀前半を中心と売する美しいホテルラベルがディスプレーされていた。よく見ると1890〜1940年までのホテルラベルを50枚ほど複製したものがスーツケースをデザインした紙箱に入れられて1,050円で売られていた。Printed in Hong Kongだ。さっそく、買って家で開いてみると昔泊まったヴェネチアのバウアー・グリュンヴァルトやウィーンのグランド・ホテル、横浜のニュー・グランドなどのラベルが詰まっていた。
“Hotel Luggage Label”でGoogle検索してみると、ホテルや航空会社、鉄道会社のラベルの複製を販売(20枚セット2,310円)しているAssistOn / LUGGAGE LABELS http://www.assiston.co.jp/?item=1684やコレクターのサイトがいくつか見つかった。
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Old Fashioned Hotel Luggage Labels & Travel Posters: A Book of Stencils
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