長崎新聞にタイムボールの基礎発見の記事

長崎新聞http://www.nagasaki-np.co.jp/index.shtmlの9月8日付け23面に、以前当欄でも紹介した、わが家の敷地にかつて立っていたタイムボール(報時球)に関する「報時球 塔の基礎?発見」という記事が掲載された。

 外国航路の航海士が、大砲の音などで時計を合わせていたのでは、音速の遅延で経度を知るための位置観測に大きな誤差が生じ困っていた。そこで、鉄柱に金属球を刺した塔から正午ちょうどに玉(タイムボール)を落下させ、それを見て時計の針を正午に合わせる仕組みが考え出された。

 長崎では、1911年にタイムボールが完成し、その後ラジオによって正確な時報が得られるようになり1941年に報時業務は終了した。

戦前は私の住まいの周辺は要塞地帯として写真撮影が禁止されていたので、タイムボールの鮮明な写真はないものと思っていたが、旅の先輩たちが長崎に来られてわが家で飲み会をおこなった際のご縁で郷土史家の方が写真を持っておられることが分かった。その写真と、わが家の建築工事の際に出てきたタイムボールの基礎部分と推定される重さ360kgほどの鋳物の固まりの写真を軸にして取材を受け、長崎港の歴史とタイムボールの関わりをまとめられたのがこの記事だ。

 長崎新聞のウエブ版にその記事はないが、その代わりにタイムボールのあった土地の歴史と遺物発見時の写真まで掲載された「長崎遠めがね」の興味深いブログ記事「タイムボールの柱の基礎?発見」http://blogs.yahoo.co.jp/hoshinabedon/37780317.htmlを見つけた。

タイムボールについては、「暦と星のお話」http://www.geocities.jp/planetnekonta2/というホームページの「タイムボール(報時球)の歴史とその意義」http://www.geocities.jp/planetnekonta2/hanasi/timeball/timeball.htmlに詳しく紹介されている。


■今日のブックマーク&記事■

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http://www.flypeach.com/Portals/1/PressReleases/2013/130826-Press-Release-J.pdf

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