VisitEurope がグローバルな欧州観光ポータルを目指す

すでに紹介したInternet Travel News http://www.internettravelnews.com/という旅行関連ウェブマガジンでGlobal launch for European Travel Portal http://www.etc-corporate.org/resources/uploads/PressRelease_ENG_PortalLaunch_210306.pdfという記事を見つけた(原記事がリンク切れとなっていたのでプレスリリースにリンクを張った)。
「ヨーロッパの“旬”を届けるVisitEurope Newsletter」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20051201でも紹介したようにVisitEurope は、ヨーロッパの33カ国の政府観光局が結集する在ニューヨークの組織European Travel Commission在米支部が運営するホームページ http://www.visiteurope.com/だ。このたび、ウィーンで開かれたヨーロッパ・ツーリズム担当大臣会議で、北米を中心に運営しているこのサイトをEuropean Travel Commission本部http://www.etc-corporate.org/の直轄の元で再編し、グローバルなヨーロッパ観光ポータルに変えていこうということらしい。日本語や中国語、ロシア語などマルチ言語対応も行うようだ。残念ながら開発スケジュールは明らかにされていないが、現行のVisitEuropeも頻繁にリニューアルが行われており、意外に早いのかもしれない。
 そうなると、VisitEuropeに比べ情報量が極端に少なく更新頻度も低い在日外国観光局協議会(ANTOR)が共同で開いたポータル・サイト「海外旅行に行こう!」http://www.kaigairyokou.net/ の存在意義が問われるだろう。そう言えば、JATA(日本旅行業協会)が、世界旅行博に参加した観光局、大使館、航空会社、旅行会社に呼びかけて作ったサイト「毎日が旅行博」http://www.jata-info.com/jata/index.phpは、「サイトリニューアルのため、しばらくの間サイトの運営は休止させて頂きます」となっていた。
 なお、European Travel Commissionのホームページには、プレスリリースやプロモーション活動、各国政府観光局サイトへのリンクなどがあり、旅行計画の情報源としても使えるだろう。
☆写真は ウィーンの中心地にあるウィーン市観光局http://www.wien.info/article.asp?IDArticle=11771 のインフォメーション・カウンター入り口