旅行好きのためのソーシャル・ネットワークTripatini

 旅行好きのための斬新なソーシャル・ネットワークTripatini.com http://www.tripatini.com/アメリカで産声を上げている。New York Post誌は"Facebook for travelers."と称え、ガイドブック界のカリスマArthur Frommer氏は、プロに聞く旅行相談システム"AskATravelPro" の機能を絶賛している。
私も、フリーランスのトラベル・ライターとしてメンバー登録してみたが、早速、Media OnlyやJapanなどTripatini.com内の450以上あるGroupの一部からお誘いがかかった。まるで、大学新入生に対する入部のお誘いのようだ。

 登録の際は、先ず旅行業界や旅行メディアに所属しているかどうかを問われるが、そうでない場合は職業を記入させられる。登録のOKまで、タイムラグがあるので、ひょっとしたら何らかの資格審査をしているのかも知れない。

 登録すると、部活動への参加のほか"AskATravelPro" への回答や写真、ビデオの掲載、ブログへの投稿などもできる。FacebookTwitterともぬかりなく連動している。

"AskATravelPro" の問い合わせ項目を開き、DiscussionsやReplyの欄にあるプロの回答を見ると中々のスキルであることが分かる。見事な回答と一緒に、自分の所属する旅行会社への誘導やトラベル・ライターの自著やホームページ、メディア上の連載への案内があり、これが手間のかかる回答へのモチベーションとなっていることが分かる。

日本にも、一般旅行者が旅行相談に対して回答をしているサイトがあるが、よく見ると、自分の特殊な体験を一般化したりと、他の人に役立つとは思えない“助言”も見られる。 "AskATravelPro" のプロの回答にはさすがと思わせるものがある。もっとも、プロがビジネスとしてTripatini.comの閲覧者を取り込むにはさまざまな困難が予想できる。

現段階では、それよりも旅行のプロ同士がビジネスモデルを紹介し合ったり、お互いの経験や人脈を活かし合ったりすることに意味がありそうだ。


■今日のブックマーク&記事■

防災科学技術研究所強震観測網 http://www.kyoshin.bosai.go.jp/kyoshin/ 
 「強震モニタ」で、強震計から常時接続回線経由でリアルタイムに送信される強震動指標(最大加速度、リアルタイム震度、周波数別速度応答値)を5秒毎に可視化して即時公開している。日本列島の揺れ具合がリアルタイムで見られるのは、不気味でもある。

下記の写真は、4月の7日に東京の椿山荘、神田川で撮ったサクラの風景。