16泊18日のバルト三国・北欧・パリ 夏休み旅行レポート①

  17日に“ちょっと早めの夏休み旅行”から戻ってきました。今日から18回に渡って、旅の報告と現地インターネット事情などを報告させていただきます。連載中も、今回の旅とは関係のない本来の「インターネット・トラベルNEWS」の記事も随時掲載するつもりです。
 さて、今回の旅にはいくつかの目的があった。ひとつは、テレビ・ドキュメンタリーの名作「祖国」で見たバルト三国各国がそれぞれ4〜5年に一回開催する「合唱と舞踊の祭典」を見に行くことだ。今年はエストニアの首都タリンで開かれた。この「祭典」はバルト三国が88年から91年にかけて旧ソ連から独立する原動力ともなった催しでもある。
 もうひとつは、この秋、学習院生涯学習センターhttp://www.gakushuin.ac.jp/open/で開講予定の「ヨーロッパ旅の雑学ノート(中欧編)」で取り上げる今年5月に欧州連合EU)に加わった中欧8カ国のうち行ったことのないバルト三国をこの目で見て来ることだ。また、1998年頃から注目していたバルト三国から発信する世界初の本格的ウェブガイドブック“In Your Pocket City Guides”http://www.inyourpocket.com/ がどのように使われているかを現地で見たいという思いも強かった。
  このほかにも、小さい頃からデンマーク人の親戚に聞かされたデンマーク流“小国の生きる知恵”を実際に見てきたい、エールフランスを利用するので帰りにいわゆる“パリ祭”(フランス革命記念日)を見て帰りたいといった目的もあった。
 出発は、6月30日のエールフランス21:30発の便。翌朝、パリ空港で7時間ほどの待ち合わせでエールフランスエストニア航空の共同運航便でタリンに入る。実は、飛行機が混んでいて30日発のフライトが取れたのは前々日のこと。そもそもこの旅を思い立ったのも出発の2週間前。いつもながら慌ただしい旅立ちとなった。
☆右上の写真はパリ シャルル・ド・ゴール空港エストニア航空機