オーストリア・ワインの魅力について語り出したら

岩手県大迫町の山奥にヴィノテーク・オーストリアhttp://www.edelwein.co.jp/05vino/index.html という第3セクターが運営するワイン博物館兼ショップがある。約100種類、2万本のオーストリア・ワインを貯蔵・試飲・販売しており、インターネットでの注文も可能で、時折り、クリアランスセールも行っている。 実は、昨日ヴィノテーク・オーストリのクリアランスセールの案内葉書が届いた。2月28日までインターネットからの申し込みを含め20%引きとある。送料も1万円以上の買い上げで無料になる。詳しくはWhat's new http://edelwein.co.jp/cgi-bin/newsform.cgiのページを参照のこと。
オーストリア・ワインの特徴」についても詳細な解説がある。
 オーストリア・ワインが大好きな私は、この山奥のヴィノテークを訪ねて行き1,050円で30種類ものワインを試飲(現在は525円で約20種類)させてもらうという至福の時を過ごしたことがある。
一体どうやって2万本ものワインをオーストリアから岩手の山奥まで運んでくるのか不思議に思ったが、ここで、酔っぱらっているときに答えがひらめいた。ウィーン西駅から“銀河鉄道”に乗せて、近くの遠野の駅まで天翔けて運んだに違いない。カンパネッラやジョヴァンニが付き添いながら。
オーストリア・ワインの魅力については拙著「ウィーン旅の雑学ノート」でもふれさせていただいたが、時代にマッチした辛口嗜好/気候にも恵まれ天然ワインが豊富/アルコール度も充分/葡萄の種類も豊富でワインの個性が豊か/ワインを味わう舞台設定が整っている などその魅力を語り出したら尽きることがない。
久しぶりに、オーストリア・ワイン関連のサイトを探していたら、以前は、中国語ページはあったものの日本語のページができていなかった「オーストリアワインマーケティング協会」のサイト「オーストリアのワイン 文化の香り」に日本語のページhttp://www.winesfromaustria.jp/ができあがっていた。サイトマップがないのでわかりにくいが「ニュース イベント」「ワイン ワイナリー」「輸入業者 小売業者」「情報 サービス」の各項にマウスをポイントするとさらに細かい項目が現れ、内容の充実ぶりには目を瞠るものがある。「情報 サービス」の「オーストリアのワイン法」にある「DACオーストリアワインに新たな切り札」という記事を読むと「原産地呼称制度DACの導入により、オーストリアでは、建国以来初めて、ブドウの品種よりもワインの生産地が優先されることになる。DACの認定第1号となるのは、オーストリア最大のワイン生産地ヴァインフィアテルで、『ヴァインフィアテルDAC(Weinviertel DAC)』の表示は、同地の主要品種ではっきりとした特色を持つグリューナー・ヴェルトリーナーを使用したワインのみが対象となる」というトピックスが出ていた。
☆写真は ドナウ本流を眼下に見下ろすブドウ畑に囲まれた一軒家のホイリゲSirbuにて

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