ポルトガル、アンダルシアを訪ねる24日間の旅 その6

コインブラからファーロ(1泊)、セヴィリヤへ −
         滞在ホテル Eva Hotel http://www.tdhotels.pt/eva/

今回の旅の目的のひとつは、34年前に時間がなくて果たせなかった、ポルトガルの南部からスペインのアンダルシア地方に入るコースをたどることだ。昔は、グアディアナ川の河口をフェリーで渡り、ローカルバス、ローカル列車と乗り継がなければならなかったが、現在は、アルガルヴェ地方の主要都市から新たに河口の上流に架けられた橋を通る高速バスで簡単に行くことができる。

コインブラB駅を朝06:50に発つ高速列車アルファ・ペンドゥラールに乗り、NATOサミットで厳戒態勢にあるリスボンの市内駅を迂回して全長2,278m、海面からの高さ70mという4月25日橋http://en.wikipedia.org/wiki/25_de_Abril_Bridgeを渡って南部のアルガルヴェ地方に向かう。
 この橋は、久保田早紀のアルバム「SAUDADE(サウダーデ)」の「4月25日橋」でも歌われており、Youtube http://www.youtube.com/watch?v=wpKb5LKh-vkで試聴できる。

アルガルヴェ地方の港町ファーロへは11:54に到着。468キロを5時間4分で移動したことになる。ホテルは、駅より徒歩5分、マリーナに面したモダンなEva Hotel。このホテルを選んだのは、翌朝乗るセヴィリヤ行きのバスのターミナルと同じ建物にあり、経営もそのバス会社だったため。
チェックイン後すぐに、バスターミナルに行ってみた。実は、日本からインターネットでバスの予約をしていたのだが、予約後に電子メールで届くはずのe-ticketが来ていなかった。メールで催促してもなしのつぶてで若干不安だったが便名や予約番号を明記した領収書は予約時にプリントアウトできていたのでそれを提示した。窓口の人はこういったトラブルになれているようで、何も言わずにチケットと引き替えてくれた。

ファーロの街は、見どころも多く、とくに旧市街の城壁の中には、カテドラルとラグーンが見渡せる塔をはじめ、考古学博物館、郷土博物館など観光スポットが集中している。
 ファーロは、人口5万人ほどだが、ここにも“寿司屋”http://sushiya.pt/があった。ここで、遅めの昼食として「昼定食」(11.95ユーロ)をとる。

 翌朝08:20発のEVA Transportes SA http://www.rede-expressos.pt/default.aspxの国際高速バスでセヴィリヤに向かう。ヨーロッパの高速バスの常だが、トイレ付きの設備を売り物にしているが、このバスもご多分に漏れずトイレは“故障中”。その代わりに、スペインとの国境を越えて20キロほどのところにあるCartayaのレストハウスで30分弱のトイレ休憩を取った。セヴィリヤ到着は定刻の13:00(ポルトガル時間12:00)。所要3時間40分。このルートを鉄道で行こうとすると、フェリーとバスを乗り継ぐルートになるが、半日はかかる。リスボンあたりから鉄道でセヴィリヤに行こうとすると2日がかりだ。

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4月25日橋

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サウダーデ

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Frommer's The Algarve With Your Family: The Best of Portugal's Southern Coast (Frommers With Your Family Series)

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南ポルトガルの笑う犬―アルファローバの木の下で

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