「余命時計」で残された日々の尊さを思う

 2月26日の当ブログ「今日のブックマーク」でbijintokei(美人時計)http://www.bijint.com/jp/を取り上げた。
 bijin-tokeiは、「あなたは1分間の恋をする」というキャッチフレーズで、街角で時刻を手書きしたボードを持つ女性の写真が時間を伝えるサービスだ。1分毎に素人モデルの写真が切り替わるという仕組みで、360人のモデルの画像が1日24時間で合計1440枚の表示される。月間ページビュー数は5億を超えるという人気ウエブだそうだ。
「沖縄」、「札幌」などのローカル美人時計や「早稲田スタイル」などのスペシャル・バージョンもある。公平を期すためか「美男時計」やそのヴァリエーションの「美男時計 in 韓流ぴあ」などのバージョンもある。
 いずれも、ガジェットとしてブログや自分のホームページ、デスクトップに表示することも可能だ。

これを見つけた日に、友人がFacebookに「七十歳死亡法案、可決」というちょっと不気味な本を取り上げていたことで思いついたのだが、ウェブ上のカウント・ダウン機能を使って「余命時計」を作ってみたらどうだろうか。
念のために、「余命時計」で検索してみると、フリーソフト「平均余命タイマー.NET」http://www.vector.co.jp/soft/winnt/personal/se354039.htmlを始めiPhoneアプリの「余命時計」など夥しい数のウェブサービスが既に存在していた。

私が使い始めた「余命時計」は、以前当欄で紹介したCountdown Timer http://www.poodwaddle.com/clocks/countdowntimer/を利用したものだ。最初に紹介したときは計画中の海外旅行の「旅立ちの日」をカウントダウンするためのものだったが、人生からの「旅立ちの日」をカウントダウンするのも意味深いと思いついた。

もちろん、自分の「旅立ちの日」が正確に分かるはずもないので、厚生労働省が毎年発表している「簡易生命表の概況」http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life10/ を参考にしてみるとよいだろう。長命の家系であるとか、根性でこの歳まで生きてやるというといった思いで、勝手に「余命」をカスタマイズするのも自由だ。

 私の場合、単純に「簡易生命表」に従って設定してみたが、8,400日余り前からカウントダウンしている。

女性の平均余命の方が長いことは知られているが、愛妻をお持ちの方は自分の「余命時計」の横に、「嫁時計」も仲良く添えられてみてはいかがだろうか。



当欄関連過去記事:
「世界時計などの電子ツールを集めたPoodwaddle.com」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20101022
「オペラと落語が好きという方のための“雑学”」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20050113

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長崎県インターネット放送局「よかよかテレビ」http://www.pref.nagasaki.jp/yokatv/
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 下の写真は、詩人のみやこうせい氏に教えられて訪れたルーマニア・マラムレシュ地方にあるサプンツァ村の“陽気な墓”。昇天した村人の生き様を描いた板絵が墓碑となっている。

七十歳死亡法案、可決

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ルーマニア賛歌―Europe of Europe

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