旅先や帰国後に“食”を楽しむのに役立つホームページ

このブログもイタリアの食レポートの様相を呈してきたので、ついでに、食に関するホームページを紹介しよう。
マンジャーレベーネ日本語版 http://www.mbjapan.com/ はイタリアの料理研究家マリナ・ニーダム女史がレシピを紹介している人気料理サイトの日本語版。「グレイトシェフ」では旅で訪れたくなる著名レストランを有名シェフのレシピ入りで紹介しており、「ワインのコーナー」ではワインの基礎知識のほかワインツアーを紹介するなどイタリアの旅に役立つ情報が満載されている。映画に出てきた思い出のひと皿を再現する「シネマレシピ」や愛の魔力を発揮する?「恋人たちのレシピ」も必見だ。
 クックパッド http://cookpad.com/ は画像付の日本語料理レシピを7万種以上掲載し、月間100万人以上の訪問者があるという人気サイト。フレンチやイタリアン、中華、アジアンなどの項目分けのほか、「オランダ」「ハンガリー」といった国名や異国で出会った食材名、料理名での検索もできる。旅先で味わった料理を我が家の厨房で再現してみたくなったときに頼れるサイトだ。
 旅の食欲魔人 http://mariboo1214.hp.infoseek.co.jp/ は、「旅先ではその国の食文化に触れるべし!」をモットーにするサイト。インド、ネパール、タイ、ラオス台北、シリア、ヨルダン、エジプトなどアジア・中近東を中心とした旅で出会った料理が豊富な写真とともに紹介されている。日本でも手に入る素材でなるべく本物の味に似せて作る簡単料理法を紹介する「なんちゃってクッキング」のページが食いしん坊の私には役に立つ。
 亜細亜料理を楽しむ会 http://www.geocities.co.jp/Foodpia/8400/index.htmlは、アジア料理を食べたり作ったりして楽しんでしまおうという50人ほどが集う会のホームページ。267種類のレシピ、国内207店と海外40店合わせて247店のアジア料理店も紹介。
 外国の家庭料理 http://www.intio.or.jp/yoyo/ は、日本在住の外国人家庭で日常的に作るポピュラーな家庭料理の作り方を画像入りで紹介するホームページ。できる限り自国の味に近い料理法を紹介されているので、現地の味を予習するのにも役立つだろう。
 EPICURIOUS http://eat.epicurious.com/ は、THE WORLD'S GREATEST RECIPE COLLECTIONという副題の付いた英語のレシピ・サイト。Advanced Searchという検索機能では世界各地の料理を地域別で選んだり、前菜、メインなどのコース別の選択、主要食材別・調理法別のレシピ選択ができる。Restaurantのページからは世界各地のおすすめレストランの検索も可能。GourmetのGood LivingページにはChristmas in Alsaceなど旅心を誘うグルメ旅行記事のバックナンバーを掲載している。
山口のホームページ「ユーロペディア」の中の「過去の講演と講座」 http://www.geocities.co.jp/SilkRoad-Ocean/5894/lecture.html のページにある〜食とワインが語る欧州各国史 リンク集〜にもヨーロッパ料理に関するサイトが多数リンクされている。
☆右上の写真はRistorante del Fagioliの Crochetta alla Campagnola(田舎風コロッケ)

機内食に関する2つのホームページ

 AirlineMeals.net(英語)は、332の航空会社の6390食の機内食が画像と利用者のコメント付で見られるサイトだ。JALグループだけでも139食分が掲載されている。左フレーム中段のBROWSE THOUSANDS OF INFLIGHT MEALS!をクリックすると航空会社別一覧が現れる。機内食の準備プロセスや主要空港のレストラン、機内食の実物メニュー、60年代の機内食、クルーの機内食、映画に登場した機内食、Meals of the Monthなど遊び心あふれるコーナーが豊富な画像とともに閲覧できる。投稿することも可能だ。
 飛行機大図鑑は、飛行機に関することならなんでも画像で見せてしまおうという大図鑑だ。「コンコルドフライトルポ」などを掲載した「旅行記」コーナーもある。「飛行機大図鑑詳細インデックス」を開くと3000枚を遙かに超える画像が納められており、機種/メーカー別、エリア別、エアライン別で検索することが可能。「飛行機を鑑別しよう」、イベント絡みの「特殊塗装」や機内アナウンスが聴ける「サウンド館」、「機内食関連のページ」も充実している。
AirlineMeals.net http://www.airlinemeals.net/
飛行機大図鑑 http://www.nhirai.com/airzukan.htm
☆写真はフィレンツェSanta Croce地区にあるRistorante del Fagioliのメニュー

リストランテ・ディーノでレンツァ夫人風リソットを賞味

 フィレンツェの行きつけリストランテ・ディーノhttp://www.ristorantedino.itでランチ。久しぶりにハーブとトマトのシンプルな味付けのRisotto della Renza(9Euro)を味わう。メインは羊のグリル肉のアーティチョーク添え(13Euro)を。ワインは拙著「フィレンツェ旅の雑学ノート」で絶賛したCastello di Bossi http://www.castellodibossi.it/en/home2.htmのCorbaia1999(48Euro)があったので昼間からフルボトルを頼んでしまった。

トスカーナで見つけた絶妙なチーズの引き立て役

 フィレンツェの親友の家に招かれたとき、チーズにのせて食べる今までに見たこともないリンゴを摺り下ろしたものにマスタードを攪拌したソースSalsa di Meleをパルミジャーノトスカーナ名物の羊のソフト・チーズMarzolinoと一緒に出された。その甘辛さのハーモニーの絶妙な味とチーズのマッチングに大感激し、感謝の気持ちと裏腹に思わず「お前はまだこんなに美味いものがトスカーナにあることを隠していたのか!」と激怒したものでした。フィレンツェを発つ日の朝、罪の償いとして友人を無理矢理中央市場までつき合わせ、そこで撮ったのがこの写真。Salsa di Meleのほか、ミックスフルーツの辛口ソースSalsa di Frutta Picanteやトリュッフ入り蜂蜜ソースなどさまざまなソースをのせて、集蛾灯のように客を集めては買わせてしまう、罪作りな試食プレートが写真のものです。ここでは、ソースやチーズのほかシシリーのカラスミまで買い込んでしまいました。
このような罪作りな市場のお店はホームページを公開してしまいましょう。 PERINI http://www.periniitalia.it