団塊世代向けのインターネットサービスが続々登場

 NECのインターネットサービス「BIGLOBE」は、団塊世代を含む50代のアクティブシニア向けに厳選した情報を提供するポータルサイト「BIGLOBE Station50」(ビッグローブ ステーション50)http://station50.biglobe.ne.jp/ を開設した。
趣味情報に加え、金融や旅行などの生活情報紹介、ブログなどのコミュニケーションサービス、関連商品の販売など、多様な情報やサービスを集めたポータルサイトとなっている。
 旅行情報は、団塊世代に人気の高いエリアの、利用率の高いツアーだけを特集するほか、旅行先の現地情報提供、ツアー情報、チケット予約まで複数の旅行専門会社と連携して常に最新情報に入れ替えられる態勢を取っているようだ。
 今後は、健康、クルマ、映画、音楽、などの団塊世代に人気のあるジャンルのコンテンツを拡充予定という。
 BIGLOBEは、すでに3月から小学館と共に、趣味に関するコンテンツを集めた団塊の世代向けのブロードバンドコンテンツ「おとなのたまり場 ボンビバン、以下 ボンビバン」http://bv-bb.net/も提供している。こちらは、小学館の雑誌「ラピタ」や「BE-PAL」とジョイントしており、サイクリングやオーディオなど個人的に興味を持てる話題も多い。
 一方、12月26日にNTTレゾナントhttp://www.nttr.co.jp/三菱総合研究所の「gooリサーチ」が「シニア世代の3人に1人がホームページやブログでの情報収集意向を示す」といった内容の「シニア世代の旅行動向」調査結果http://research.goo.ne.jp/Result/000226/index.htmlを発表した。
 調査結果では、50歳以上のシニア層では、国内については年に2回程度、海外については年に1回程度旅行にでかけているとする回答者がそれぞれ30%以上を占めており、シニア層の旺盛な旅行に対する意識がうかがえるという。「観光・リゾート目的が依然中心だが、海外旅行については、語学などを学ぶ目的への期待が高まっている」、「情報収集手段としては、ホームページ・ブログ等への期待度が高まっている」などのレポートもある。
同じくNTT系のNTTデータhttp://www.nttdata.co.jp/は「コミュニティにおけるコンシェルジュサービス」で、「団塊世代企業退職者向けに、生活全般の"よろず"相談を対応するエージェントサービス」http://www.nttdata.co.jp/release/2005/100300.htmlを開始しようとして準備実験を行っているようだ。ここでも、「旅行」がサービスの重要アイテムになることは間違いないだろう。
 ヤフーも団塊世代を中心とした中高年向けのポータルサイト「YAHOO! セカンドライフhttp://secondlife.yahoo.co.jp/を4月1日に開設し、旅行や趣味、健康などの情報提供を開始した。

☆写真はクロアチア世界遺産都市ドブロヴニク旧市街にて

団塊世代を総括する

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