長崎・唐津 旅行レポート その4

長崎から唐津への移動は高速バスを使った。唐津のバス会社「昭和バス」http://www.showa-bus.jp/が運営するもので。1日3便有り、所要2時間、料金は2,400円だ。
 当欄の「国内旅行に便利な交通機関のフリーパスを!」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20051011で紹介したSUNQパス https://www.rakubus.jp/service/sunq.htmlは、北部九州3日間乗り放題の高速バス・北部九州フリー乗車券「SUNQパス」(6,000円)http://www.kyusanko.co.jp/sankobus/other/sunq_pass2.phpのみだったが、今年からさらに拡大して「SUNQパス全九州」(1万円)http://www.kyusanko.co.jp/sankobus/other/sunq_pass1.phpも登場していた。対象路線も高速バスに一般路線バスを加えた、参加44事業者の乗合バスほぼ全線となる2,077路線となった。
 九州高速バス情報「Qバスサーチ」http://www.q-bussearch.jp/という便利なサイトもできており、天候や渋滞などで刻々と変わる高速バスの運行状況をパソコンや携帯電話でバスの現在位置がリアルタイムでモニターできるようになった。
 九州新幹線西九州ルート(長崎ルート)http://www.pref.nagasaki.jp/shinkansen/建設の計画もあり、新幹線用の広軌と在来線の狭軌の両方に乗り入れ可能なフリーゲージトレインを導入する予定だが、本格着工の時期も完成予定もめどが立っていない。完成すれば博多〜長崎間を1時間02分で結ぶ予定という。フリーゲージトレインは、スペインのタルゴ列車http://www.talgo.com/htm/English/English.htmが1942年に世界に先駆けて試験運転を開始したが、これは広軌狭軌間の乗り入れ時に特殊な装置を通過して車輪の軌間を変更するもの。長崎で予定されているのは車両本体で変換できるものらしい。
唐津では、国民宿舎である虹ノ松原ホテルhttp://www.people-i.ne.jp/~njhotel/に泊まった。インターネットで直接予約して1泊2食付きで7,300円というビジネスプランを利用。オフシーズンの平日だったので虹ノ松原の砂浜に面したオーシャンフロントの部屋にアップグレードしてもらえた。おかげで潮騒を聞きながらの快適な滞在となった。
日本三大松原のひとつに数えられる虹の松原http://www.saga-ed.jp/workshop/saganntw/contents/rekisiwotazunete/rekisiafurerumati/nijinomatubara/nijinomatubara.htmは、長さ5km、幅約1kmに及び、百万本の松が虹の弧を描くように美しく連なる「21世紀に残したい日本の風景」全国第5位にも選ばれた景勝地だ。
 当欄の「1939年版トーマス・クック大陸時刻表で遊ぶ」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20050616でも書いたが、映画「グラン・ブルー」のモデルとしても有名な潜水家であり思想家である故ジャック・マイヨール氏は、1927年に上海のフランス人租界で生まれ、幼少時代に毎年のように唐津で夏休みを過ごし、最初に素潜りをしたのも、イルカと泳いだのも唐津虹ノ松原や七ツ釜http://www.karatsu-port.go.jp/site/02/02-3-12.htmの海でのことだったという。
☆写真は 唐津城舞鶴城)から眺める虹ノ松原と鏡山http://www.yado.co.jp/hana/saga/kagamiyama/kagamiyama.htm