今年も生まれ故郷の唐津で「くんち」を見物

 昨年に引き続き11月2日から5日まで、佐賀の唐津に滞在して「唐津くんちhttp://www.karatsu-kankou.jp/feature/を見物した。

 「唐津くんち」は、唐津神社の秋祭りで、16世紀の終わりに始まったと伝えられている。1980年に国の重要無形民俗文化財に指定された。ちなみに、私は、唐津神社から80メートルほど離れた旧唐津城内の一角で生まれた。

 「くんち」には、刀町の一番ヤマ「赤獅子」から十四番ヤマ「七宝丸」まで、高さ7メートル余り、重さ2トンから5トンの重量がある勇壮華麗な十四台の曳山が登場。

 この14台の曳山は、それぞれ獅子や龍、浦島太郎と亀、兜など、昔話に登場する馴染み深いものばかり。

 「くんち」は、11月2日の午後7時30分、花火を合図に始まる提灯の灯で幻想的な美しさの曳山が闇夜を練り歩くから、始まり、3日の御神輿がお旅所へと向かうのを曳山が先導・護衛しながら市内を巡行する「お旅所神幸(おたびしょしんこう)」、4日の町人のための祭り「町廻り(まちまわり)」で市内を巡行して幕を閉じる。

 唐津では国民宿舎虹の松原ホテルhttp://www.karatsu-inn.com/niji/ に滞在したが、期間中は「おくんち料理」が振る舞われる。
 東京駅を生んだ唐津出身の建築家「辰野金吾」が監修し、愛弟子の「田中実」が設計した旧唐津銀行の地下にあるレストラン唐津迎賓館http://www.karatsu-geihinkan.com/でも期間中「おくんち料理」が提供された。

 「宵(よい)ヤマ」は、京町にあるワインバーDiva Italiano https://www.facebook.com/divaitaliano/のカウンターからワインを飲みながら見物した。



 「唐津くんち」関連リンク:

 唐津くんち情報『唐津くんちに来んね!』 http://www.geocities.jp/karatsunet/kunchi/
唐津くんちの曳山行事(文化庁 国指定文化財等データベース)                          http://kunishitei.bunka.go.jp/bsys/maindetails.asp

 西日本新聞朝刊の「唐津くんち」紹介記事並びに関連写真へのリンク
    http://www.nishinippon.co.jp/nnp/saga/article/203964

 唐津観光協会の「唐津くんち」紹介ページ http://www.karatsu-kankou.jp/event.html

唐津街道―肥前佐賀長崎路から時津街道へ (九州文化図録撰書)

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月刊目の眼 2015年5月号 (古唐津の風景)

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