秋のウィーン・プラハ18日間の旅 その1

今年も10月13日から10月30日までの18日間、ウィーンとプラハを訪れる旅行に出かけてきた。
これで、2008年以降、2012年を除き毎年、秋にヨーロッパ旅行http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20121209に出かけたことになる。

 帰国後、生まれ故郷の唐津に“おくんちhttp://d.hatena.ne.jp/Europedia/20161109見物に出かけたり、放っておいた家庭菜園の手入れに時間を取られていたため報告が遅れてしまったが、今日から何回かに分けてそのレポートを記していきたい。

 初回の今日は、フライトの選択と利用体験を中心に書いてみる。


今回の旅の主要テーマは“秋の音楽シーズンのオープニング・コンサート鑑賞旅行”といったところだ。ウィーン・フィルチェコ・フィルのオープニング・コンサートのほかウィーンに客演していたクリーヴランド交響楽団など7つのコンサートやオペレッタを鑑賞することが出来た。

旅程は、長崎−羽田/成田(1泊)−フランクフルト−ウィーン(3泊)−プラハ(4泊)−ウィーン(8泊)−フランクフルト−機中(1泊)−成田/羽田−長崎という17泊18日間のコースだ。後半のウィーン滞在中に、スロヴァキアの首都ブラティスラヴァに日帰り旅行をしたため正確には3カ国の旅だ。


今回利用したフライトは、日本航空で、フランクフルト−ウィーン間はオーストリア航空での乗り継ぎ便となった。日本航空の予約は、7月末に行い行きはエコノミーで、帰りは貯まったマイレージ27,000マイルを使ってビジネスクラスにアップグレード(フランクフルト→成田)してもらった。
 初めインターネット上で予約を行っていたが、アップグレードできる便がなかなか見つからなかったので、「JALマイレージバンク(JMB)会員の方お問い合わせ電話」に電話してPNR(予約記録 Passenger Name Record)を作ってもらった。電話の際も、乗り継ぎのトラブル発生確率を低減するために、なるべくパリやロンドン、ヘルシンキなどコードシェア便や同一アライアンス(oneworld)の便で乗り継ぎできるフライトを探してもらったが、あいにくアップグレードの対象となる席はフランクフルト便にしかなかった。


 アップグレードの対象となる正規割引航空券は、通常のものより割高で、215,920円となった。内訳は、航空券が183,000円。税金や保険料、空港使用料、保安料、燃油特別付加運賃などが合わせて32,920円だ。このうち、JAL分の燃油特別付加運賃は、往復で7,000円。付加運賃は、7月発券までは倍近くの値段だったので、7月末に予約を完了して、発券は付加運賃が下がる8月1日に行った。


 215,920円(+マイレージ27,000マイル)というと割高に思えるが、クレジット・カード利用で日本航空のマイルが貯まるJALカードショッピングマイル・プレミアムhttp://www.jal.co.jp/jalcard/function/jpp.htmlで購入したので、特約店扱いであるJALでの購入は、通常の100円で1マイルの2倍のマイルがつき、今回の場合4,318マイルが加算された。
 これとは別に、JALの搭乗マイルも加算され、長崎-羽田間が往復で1,526マイル、成田→フランクフルトのエコノミー区間が3,705マイル、帰りのフランクフルト→成田 のビジネスクラスが5,188 マイル、計10,419マイルが加算された。
 購入分と合わせると14,737マイルとなった。以前にも書いたがhttp://d.hatena.ne.jp/Europedia/20151213、1マイルがいくらに相当するかは1マイル5円など諸説あるが、私は1マイル3円と評価しているので、44,211円相当が値引きされたと考えることにした。

フライトを選ぶに当たっては、できれば昨年同様、JALマイレージを利用しての福岡発着フィンエアービジネスクラスの利用をしたかったのだが、今年は10月9日(福岡発)が夏期運航の最終便となるため“秋のオープニング・コンサート鑑賞旅行”には使えなかった。福岡発着フィンエアーは人気が定着してきているためか来年は、4月26日(木)ヘルシンキ発〜10月26日(金)福岡発まで運航するようだ。
来年は、現在運休中のオーストリア航空も成田−ウィーン間に5月15日から週5便で再就航する予定なので、こちらも選択肢になるだろう。


フライトを選ぶに当たって、避けたかったのはヨーロッパ内での乗り継ぎ便が、JALと異なるアライアンスの便やJALとのコードシェアではない便を使うことだ。これは、乗り継ぎ地でのボーディング・パス(搭乗券)の取得や預けたバゲージの積み替えでトラブル発生の確率が高くなるからだ。


10月14日の成田でのチェックイン時には、ロストバゲージの発生確率を考えて、機内持ち込み許容範囲ギリギリのキャスター付きスーツケースに着替えやダウンジャケット、常備薬、洗面具など必要最低限のものを持ち込んだ。
また、チェックイン・カウンターでは、フランクフルト→ウィーン間のボーディング・パスが渡されなかったので、「パスをフランクフルト空港のどこで受け取るのか、預けたバゲージに関しての手続きは必要か」と質問したが、明確な答えはもらえなかったので、到着時にJAL係員に確認することにした。


行きはエコノミーだが、Boeing787 のために開発された「新・間隔エコノミー」https://www.jal.co.jp/inter/service/economy/seat/skywider2.htmlなるものを初体験した。確かに、昔のエコノミーよりゆったり感はあるが、今までKLMやオーストリアのエコノミーで“若干の追加料金でゆったりとした席を選べる”システムを利用していたので、格別快適という印象はなかった。

往路に、フランクフルトで飛行機を降りると、私のネームボードを持ったJALのドイツ人スタッフが、乗り継ぎフライトのボーディング・パスを持って待ち構えていた。預けた荷物のチェックについて尋ねると「もう済ませているのでご安心を」とのことだった。「ほかにも乗り継ぎ客はいるはずなのになぜ私だけ」と思ったが、ターミナルを移動しなければならないので、理由を尋ねることはしなかった。ひょっとすると、成田でのチェックインの際、細かく質問したので連絡が行っていたのだろうか。このときの乗り継ぎ時間は75分の余裕があったが、構内電車でのターミナル移動と保安検査で手間取り、オーストリア航空出発便のゲートに着いたのは出発の30分前で、すぐに搭乗が開始された。

 ウィーンの空港に定刻の19:20より20分弱早く着き、預けた荷物を若干の不安を抱きながらターンテーブルで待っていると、なんと真っ先に自分のスーツケースが流れてきた。
ホテルへ行くのはCATというノンストップ列車にしようかとも思っていたが、疲れているのと、CATを利用したとしても到着駅からホテルまでタクシーで行くと、合わせて30ユーロ近くになるので、固定料金(36ユーロ)の車を税関を抜けたホールにあるCity Transfer counterデスクで手配してもらい、19:25には空港を出発、ホテル到着は現地時間の20:00、日本時間の翌日深夜03:00だ。


と、往路は順調だったのだが、10月29日の帰路には久しぶりにロスト・バゲージの憂き目に遭った。ウィーンの空港でオーストリア航空にチェックインすると、予想通り「預託荷物は成田までスルーだが、ボーディング・パスはフランクフルトのJALカウンターでもらって下さい」とのことだった。預ける荷物はスーツケースと土産物の食材や本が詰まったソフトバッグのふたつ。預託荷物の規定は、エコノミー扱いなので“2個、1個当たりの重量23キロ”。カウンターで計量するとスーツケースが26kgでソフトバッグが16kg。スーツケースが規定オーバーだったので、その場で荷物を移し替えた。あらかじめ、オーバーしたときのことを考えてスーツケースに万一の時移し替えるものをひと袋にまとめていたので、スムーズに移し替えられた。しかし、昔は、重量の手持ち感覚で1キロと狂うことがなかったのに、感覚が鈍ってきているのに少々ショックを受けた。万一のことを考えて、帰国後すぐに必要な物は、機内持ち込みにしておいた。


ゲートで搭乗を待っていると15:10発のオーストリア航空フランクフルト行きが機材繰りで1時間5分遅れるとのこと。それでも、ミニマムコネクション・タイムに充分すぎる余裕の90分以上の乗り継ぎ時間が合ったので不安はなかったが、同じJAL便に乗り継ぐ人が数人いたこともあったので、さらなる遅れも考慮して念のために控えていたフランクフルトのJALの電話番号に電話をしてみた。
 電話は、東京への自動転送になっていたようだが、担当者はすぐに事情を飲み込んで、フランクフルト空港への連絡を引き受けてくれた上で、荷物の確認に必要なクレイム・タグ番号も聞いてきたのでひと安心。
結局、オーストリア航空の出発は16:34の1時間24分遅れ。フランクフルト空港到着は17:59。それでもJAL便の出発の19:30までは91分という余裕があった。
ターミナルの移動途中の保安検査場の手前で、ボーディング・パスを見せろと言われたが未入手なので、e-Ticket控えを見せて通過、続いて、構内電車に乗ってJAL便の出る第2ターミナルに移動し、出国手続きも無事通過。途中、ターミナルの移動が必要なことを知らず、戸惑っていた同じ乗り継ぎ便の同胞にも声をかけて同行した。

 私もウッカリしていたのだが、考えてみると、ボーディング・パスを受け取るべきJALのカウンターは乗り継ぎエリアにはない。どうせビジネスクラスのラウンジを利用するのでJALのサクラ・ラウンジに行き尋ねると、エコノミークラスも含めラウンジのカウンターでボーディング・パスの発行を行っているとのこと。
ここでも、念のため「くれぐれも預託荷物のチェックをお願いします」と言ってクレイム・タグ番号を控えてもらった。
 この時点で残り時間は35分ほどだったが、ラウンジで休む間もなく、免税手続きに必要なボーディング・パスをもらって、免税ショップに戻り、ドイツの白ワインなどを購入。

ビジネスクラスの席は、JAL SKY SUITE 787 https://www.jal.co.jp/inter/service/business/seat/skysuite.html。何回か利用しているが、やはりエコノミーともヨーロッパ系航空会社のビジネスクラスとも違いリラックスできる。おかげで、ワインを存分に楽しんだ以外は、熟睡してしまい、ビジネスならではのサービスはあまり味わえなかった。


成田空港到着は予定より10分ほど遅れて翌10月30日の15:01。荷物を受け取りにターンテーブルまで行くと、またまたネームボードに自分と数人の名前が掲げられ、係に連絡をとのこと。あれだけチェックを重ねたのに見事にロスト・バゲージ。ロスト・バゲージは何回か経験していたので、すぐに機内持ち込み荷物の中から、ファイルを取り出す。そこには、スーツケースやソフトバッグを購入した時に取っておいた、バッグ類のカタログの切り抜きを入れておいたので、ロスト・バゲージの際に必要な荷物の形状の申告もスムーズに行なえた。また、今後の唐津くんちなどの旅程表も入れてあった。
 ちなみに、今回に限らず、滞在ホテルや携帯電話番号などを明記した詳細な旅程表は、ロストバゲージや空港での入国管理時の審査、旅行保険の申請などのために英文で用意しておいた。また、e-Ticket控えやホテルの予約ヴァウチャーも日本語混じりの英文版でなく、英語だけの外国人向けをプリントアウトしておいた。経験から日本語漢字混じりの欧文書面を見るのを嫌がる輩がいることを知っていたからだ。

さて、係の人に、確認すると、荷物自体はJALフランクフルトがすでに確保しているとのこと。長崎の自宅に届くのは11月2日になるというので、2日午後に出発する唐津行きの旅程表を見せて、2日の午前中に届かないと困る旨を念を押した。JAL ABC https://www.jalabc.com/delivery_service.htmlの往復宅配を申しこんでいたので、帰りのスーツケース1個分の払い戻しを受けがてら、JAL係員にABCで送られる荷物の2日午前中必着を再確認してもらった。


 結果的には、機内持ち込み荷物と免税で買ったワインだけを持って、成田から羽田へリムジンで移動し、長崎便でその日の夜、21:40長崎空港着となり、預けた重いソフトバッグの荷物を持っての移動から解放された。

ロスト・バゲージの方は、予定通り11月2日の朝一番に無事自宅に届き、荷物に入れておいたパソコンや衣類、洗面具を詰め替えて、唐津へと旅立つことが出来た。

 今回のフライト経験であらためて思ったのは、昔の仕事柄旅慣れていると思った自分でさえ、これだけ乗り継ぎやチェックインで振り回されるので、起こりうるトラブルに対しての予防策を想像できない旅行経験の少ない人々は、戸惑うことがさぞかし多いことだろうと思った。言葉も通じない異国で、自動チェックイン化やウェブ・チェックイン化がさらに進んでいけば、テロ対策の強化と相まって個人旅行はますます難しくなるのではないだろうか。

 もうひとつ感じたのは、これまで携帯電話(使いたくない言葉だがガラケイ)で済ませてきたが、旅行中のトラブルに即応するためにはスマートフォンに転向するしかないと痛切に思った。海外旅行中のアクセスやレストラン、観光スポットなどの情報検索はもちろん、市内交通パスや美術館やコンサートの手配、スタンバイチケットの利用にもスマートフォンが欠かせなくなりつつある。リタイアしてからは極力デジタル離れしようと心に決めていたが、今回の旅の経験から海外旅行に出かけ続ける限りは、宗旨変えもやむを得ないと考えるようになった。近いうちにiPhoneⅩの購入予約をしようかと思っている。

夏日が続く中、庭は冬を迎える準備で大忙し

今週も前半は最高気温が29度という暑さ。しかし、今日で暑さも一段落のようだ。庭では、冬収獲の野菜類の植え付けや種まきを終えた。
 2週間前にハーブガーデンに植えたジャガイモは、芽が10cm近くになり、本日、芽かき(間引き)をおこなった。12月中旬には収穫できる見込みだ。
 バジル、キュウリは収穫期を終え、そのあとに何を植えるか思案中だ。
 現在育っているハーブ類は、ルッコラ、ベビーリーフ、サラダミックス、ローズマリーなどだ。野菜ではホースラディッシュ、ニンジン、サンチュ、が収穫期を迎えている。
甘夏とレモンも順調に育ち,来年の1月には収穫できそうだ。そういえば、甘夏の種を夏前に蒔いておいたのだが、ひとつだけ芽が出てきた。大樹となることを期待しよう。

9月22日にシークァーサーの苗木を植えたが、あとから知ったが偶然にもこの日は「シークァーサーの日」だそうだ。沖縄の方言でミカン類を「九年母(クニブ)」と呼ぶことから語呂合わせでこの日が選ばれたそうだ。
友人が奄美大島から持ってきてくれた蘇鉄も庭に定着し、来年には成長期に入るだろう。2016年の大雪http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20160125で壊滅的な被害を受けた南国系の果樹も復活を遂げ始めた。ブーゲンビリヤは植木屋さんの指示通りに、50cmほどの高さに枯れた幹を刈り込んでおいたら、木の脇の地面から新しい芽が出て、今は、フェンス沿いに3mほどの高さに育ち、赤い花を咲かせている。
 パッションフルーツは植え直したのだが、やはり3mほどの高さに育ち立派なグリーンカーテンとなっており、100個以上に受粉を済ませたので今年2度目の収獲も間近だ。

庭の芝生は、今年最後の芝刈り(刈り止め)をおこなった。11月に入れば枯れてゆくはずだ。2週間に1回は刈り込む必要があった雑草類も伸びが収まってきた。

3m以上の高さに育った6本のオリーヴの樹は初めて本格的な実をつけたが、まだ、ピクルスにするほどの量ではないので、落ちるに任せている。落とし種から芽が出てくることを期待している。虫にやられて枯れた8本のオリーヴに代わって春に新たに植えた、40cmほどの高さの異なる種類のオリーヴの苗木3本も順調に育っているので、来年はオリーヴの実が豊作になるだろう。

7年半ぶりにデスクトップ・パソコンを買い換え

 当欄の「デスクトップ&モバイル・パソコン、オーディオについて」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20170331でふれたように、2010年2月に買ったSONYVAIO Lシリーズ VPCL129FJ/S (Windows 7)が様々な不具合を来すようになってきた。そこで、買い換えの準備を進めていたのだが、ちょうど日本HP(旧ヒューレット・パッカード)がタワー型デスクトップの新製品HP Pavilion Power 580 http://jp.ext.hp.com/desktops/personal/pavilion_power580/を発売するという案内メールが届いたので、ネット直販サイトから購入した。今、この機種のページを開いてみると「大変ご好評につき現在品薄となっております。お届けの目安は10月下旬以降を予定しております」とあるから結構人気なのだろう。

 HP Pavilion Power 580は、最新のインテル Core™ i7 クアッドコアプロセッサーと、NVIDIA® GTXシリーズのグラフィックカード(3GB)を搭載し、さらに高速の256GBのSSDと2TBのHDDのデュアルディスク構成になっており、OS起動やアプリの動作が高速化されている。メモリは16GB (8GB × 2 )、OSはWindows 10 Pro だ。

9月1日にパソコンとオプションのディスプレイなど一式が届いたが、VAIOなどと違ってセットアップのための説明書などが一切付いていなかった。HPが“写真の加工や動画の編集、ゲーム制作等、クリエイターの多様なニーズに応えるハイパフォーマンスデスクトップPC”と標榜しているので、購入者に余計な説明は不要と考えているのだろう。

 翌、2日からセットアップ作業を始めたが、まず初っぱなに、ディスプレイから画像も音声も出ないというところで躓いた。「使い方サポート」に相談したが、最初は原因がさっぱり分からず、HDMI端子をつなぎ直したり、HDMIコードを手持ちのものと取り替えたりと悪戦苦闘したが、最後に中国人とおぼしきサポートの女性が、「この機種はHDMIと表示された2つの端子ではディスプレイは作動しません」と言い出した。グラフィックカードを搭載している場合、背面の何の表示もない隠れたようなHDMI端子に繋がなければいけないのだそうだ。このほか、オプションで購入した「引っ越しソフト」がうまく動かなかったり、特定の文字がキーボードから入力できなかったり、セキュリティーソフトに原因不明の不具合があったりと、ストレスの溜まることが続いたが、「使い方サポート」とは別に有料の「なんでも相談サービス」に入っていたために、すぐに繋がる日本語サポートを受けることができたので、なんとか乗り越えることが出来、9月5日には、旧VAIOを使わなくて済むようになった。もっとも、パソコンのセッティングにかけられる時間は1日2〜3時間ほど、自家菜園と芝生の手入れの方が時間を取られた。
 
 ワープロソフトは20年以上「一太郎」を使っていてWindowsのワードなど使ったこともなかったので、「一太郎」を2008年版から最新版にヴァージョンアップしてHPに入れ直した。WindowsブラウザーEdgeでは一太郎ATOK日本語入力がデフォルトでは機能しないなど、「一太郎」いじめとしか思えないハードルもあったがこれも「一太郎」のサポートのおかげでクリアすることが出来た。
 なにより助かったのは数千語に及ぶ(どこかの画面で登録語数は2万語と表示されたこともあった)「ユーザー辞書」がうまく移行できたことだ。独自の短縮登録をしているのでこれが出来なければ日本語入力の効率が大幅に悪くなるところだった。

もうひとつうまく行って助かったのが、「お気に入り」の移行だ。これも、万単位のBookmarkをこれまた独自の工夫でしているので、ひと仕事だった。しかも、今回はWindows7の Internet ExplorerからGoogle Chromeへの移行だったので試行錯誤に時間を取られた。

 このBookmarkの工夫については、大昔にあるパソコン雑誌でも取り上げられたが、興味のある方は当欄の「ブックマークのフォルダをツールバー上で自分流にひと工夫 Part 3 」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20100304をご覧いただきたい。そこには、「この“一文字フォルダ”は、インターネットの開発者である欧米人にはやりたくてもできない、象形文字民族の特権だ。なんとなくビル・ゲイツ君に一矢報いたような爽快感がある」と書いておいた。

 さて、新しいパソコンの使い心地だが、よくまあ不具合だらけのVAIOを8年近くも使い続けていたものだと我ながら感心するほどの快適さだ。実は旧VAIOでは、スイッチオンしてからスタートアップに入れて自動的に立ち上がるようにしていたメールソフトが開くまでなんと5分かかっていたのだが、新機種では認証に必要な操作を入れても10秒とかからない。
 インターネットのスピードも実感として5倍以上早くなった。わが家は、5年前の転居時から光回線の「ギガ・コース」に加入していたのだが、回線スピードを測定してみると「本当にギガ・コースに加入していたのだ」と感動してしまう始末だ。



 自分の備忘録代わりに、今までのパソコン買い換え履歴とその仕様を列挙させてもらう。なぜか、今まではリンピック・イヤーに買い換えていたのだが、今回でそのジンクスともおさらばだ。

■1996年アトランタ・オリンピックの年に買ったのは富士通のFMV-T20で、32MB、2.5GB、Pentium 200MHz、Windows 95

■2000年のシドニー・オリンピックの年には、SONY VAIO R73K(メモリー128MB、ハードディスク40GB、Pentium? 866MHz、Windows2000)

■2004年のアテネ・オリンピックの年には、SONY VAIO VGC-RA71PL9 1GB、500GB、Pentium?3.6GHz、Windows XP Professional

■2010年のヴァンクーバー冬季オリンピックの年には、SONYVAIO Lシリーズ VPCL129FJ/S
 CPUは、インテル Core2 Duo プロセッサー E7500(2.93 GHz)、ディスプレイは、タッチパネル機能搭載24型ワイド(Full HD 1080)、メモリー 4GB、ハードディスク 約1TB 、ドライブはブルーレイディスクドライブ(DVDスーパーマルチ機能搭載)、テレビ放送 地上・BS・110度CSデジタルチューナー×2、OSはWindows 7

■2017年の9月には、HP Pavilion Power 580
 CPUは、インテル Core i7 クアッドコアプロセッサー(3.60〜4.20GHz)、NVIDIA GTXシリーズのグラフィックカード(3GB)、256GBのSSDと2TBのHDDのデュアルディスク構成。メモリー16GB (8GB × 2 )、OSはWindows 10 Pro 。ディスプレイは、27型ワイド(Full HD 1920×1080)。

 

■当欄関連過去記事:

「デスクトップ・パソコンの買い換え」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20100302 

「久しぶりのコンピューター・トラブル」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20050302

「新規購入したパソコンを旅にカスタマイズ」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20041011

「旅にカスタマイズしたパソコン“旅パソ”を作ろう」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20040921

HP 27erモニター (27インチワイド/フルHD/IPS/非光沢)

HP 27erモニター (27インチワイド/フルHD/IPS/非光沢)



庭のヒマワリ越しのマリナー・オブ・ザ・シーズ138,279トン

晩秋の気配は漂うものの、真夏日が続く

トンボが庭の芝生を這うように飛び、虫をついばんでいるのを見ると秋の気配を感じるのだが、長崎では最高気温31〜33度という真夏日が続いている。雨もここ1週間ほど降らず、これから10日間ほども本格的な雨は期待できないようだ。1.5トンの雨水タンクも、畑を広げすぎたこともあって満杯になっても4日しかもたない。

 キュウリやトマトの収穫は一段落。あと2週間ほどで残った茎や根を抜いて更地に戻す作業に入ることになる。パッションフルーツも収穫期を終える。残ったのは、ミントやバジル、ローズマリーなどのハーブ類ぐらい。畝の整備が済んだら、新たにジャガイモなどを植え付けることになる。

2メートルの高さに育った300本近いロシア・ヒマワリも枯れ始めて、ちょっと不気味な姿を呈している。種を取るために、しばらく立ち枯れたままにしなければならない。エゴン・シーレの「ひまわり」http://art.pro.tok2.com/S/Schiele/z038.htmにも似た病的な姿は嫌いではないのだが。


わが家の近くでは、これから観光開発が急速に進み始めるようだ。斜行エレヴェーターを昇ったところには観光客目当てと思われる飲み物とかき氷のスタンドができた。付近に商店がほとんどない地域だけに非常に目立つ存在だ。

 私も通った幼稚園があった煉瓦造りの「マリア園」は、森トラストが買収して、22年度には“インターナショナルラグジュアリーホテル”の開業を目指すそうだ。
ほかにも鍋冠山の海側斜面など、2つほどのホテル建設計画が噂されている。今まで、ホテルが一軒もなかった景色の良い地区が、新たな観光客で賑わうのは有り難いのだが、交通インフラなどが追いつかず、住民が迷惑を被る恐れがあるのが気がかりだ。

 ところで、当ブログが使っている「はてな」は、写真の掲載が出来ない不具合が続いている。本日も、「今日の1枚」にマリア園の写真を載せようとしたのだが、載せられなかった。「はてな」の有料ヴァージョンなら可能らしいが、ここら辺がブログ「「ユーロペディア」をクローズするしおどきなのかも知れない。来月になっても写真の掲載が出来ないようであれば、更新を中止しようと思う。
 もともと、フリーのトラベルライターとしての“営業案内”的意味合いで始めたものだから、リタイアした身としては、そろそろ止め時かなとも思う。


■関連ブックマーク■

□Yahooニュース記事“長崎・南山手「マリア園」をホテルに 森トラストが改装計画 22年度開業へ” https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170801-00010003-nagasaki-l42
森トラスト プレスリリース https://www.mori-trust.co.jp/pressrelease/2017/20170731.pdf


■今日のブックマーク&記事■

□トラベルメディアTRAICY記事“国際線到着時に免税品の購入可能に 成田空港に9月1日オープン”https://www.traicy.com/20170823-NRTdutyfree 

□Yahooニュース記事“東京から小倉まで2370円で行けるって知ってた?”
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170818-00010007-dime-bus_all 

「6月24日〜7月1日 石垣島で早めの夏休み」

Europedia2017-07-14

■[国内旅行]「6月24日〜7月1日 石垣島で早めの夏休み」

 例年同様、クラブメッド・カビラ”http://www.clubmed-jp.com/ishigaki/の“5日間分の料金で8日間楽しめる−ロングバカンス・スペシャル8日間”(全日空 福岡空港石垣空港直行便利用)で6月24日から8日間の夏休みに出かけてきた。長崎から福岡空港へは直行の高速バスで2時間20分だが、今回は、前日の夕刻に特急かもめ(所要約2時間)で博多に行き、駅前のホテルに前泊した。

 毎年書いているが、クラブメッド・カビラ沖合の海は、年を追うごとに透明度が落ち、生きたサンゴや色鮮やかな魚の種類と数も少なくなってきている。クラブメッド本体が、一昨年2月に中国資本(復星集団)に変わったからと言うことではないだろうが、コストカットのためかサービスの質が落ちてきており、一番の楽しみのシュノーケリング・ボートトリップも、以前は1日6回参加ということも可能だったが、今年からはボートの運行回数が減らされ1日2回がやっとという有様だ。

 サンゴ礁が美しく魚の種類も多いシュノーケリング・ポイントがたくさんある石西礁湖http://sekiseisyouko.com/szn/石垣島西表島の間に広がる日本国内最大のサンゴ礁の海域)も2016年夏に、これまでに見られない規模のサンゴの白化がおき、例年のように青々としたサンゴを眺めながらシュノーケリングを楽しむことは出来なくなったようだ。詳細は、石西礁湖自然再生ニュースレター第20号http://sekiseisyouko.com/szn/pdf/newsletter/NL20.pdfで読むことができる。


 さて、毎年恒例の水中写真を今回も紹介させていただく。過去の水中写真のページもリンクしておくので透明度と魚のヴァラエティーの違いを見比べてほしい。今回残念だったのは、はぐれたマンタの子供やツノダシも目撃したのだが、そのときに限ってカメラを持たずに泳いでいた。写真はいつもながらトリミング等の手間を掛けていないのでご容赦。

*Hatenaの不具合で写真がアップロードできないので、写真は後日再チャレンジします。

長崎に帰ってみると、7月4日に5年前の長崎移住以来初めての台風3号の直撃を受けた。中型台風だったので上陸した長崎市内の被害は思ったより少なかったが、わが家ではロシア・ヒマワリ並木とパッションフルーツの棚が若干の被害を受けた。
 ヒマワリは、石垣島への出発前に念のため、風の被害に遭いそうなヒマワリを支柱を立てて結索したり、フェンスに結んだりしたが、それでも300本ほどのヒマワリの中で先に育った2m前後のものが30本ほど倒されていた。そのうち20本ほどは支柱に結び直すなどして再生することが出来た。

夏休みから帰った後は、出発前に刈り取っていた芝生や庭の雑草が手に負えないほど生長していて、その処理に忙殺された。
家庭菜園からの収獲は、キュウリが日に7〜10本ほど、3種類のトマトが毎日ボールいっぱい穫れるが、とてもひとりでは食べきれず小学校時代の友人たちに引き取ってもらったり、ご近所に配っている。7〜8月は、例年、出かけがちなのだが、梅雨明け後の不在の間、水撒きが出来ないことと、トマトやキュウリの育ちすぎが心配だ。


「2016年6月25日〜7月2日 石垣島で早めの夏休み」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20160713
「2015年6月20日〜6月27日 石垣島で早めの夏休み」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20150630
「2014年6月28日〜7月5日 石垣島で早めの夏休み」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20140707
「2013年6月25日〜7月2日 石垣島で早めの夏休み」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20130705 
「2012年6月25日〜7月2日 石垣島で早めの夏休み」
「2011年6月29日〜7月9日 石垣島で夏休み」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/201107
「2010年6月18日〜7月5日 石垣島小浜島波照間島http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20100707
「2009年6月20日〜7月3日 石垣島小浜島西表島http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20090703
「2008年石垣島で早めのサマーヴァカンス」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20080609
「2007年石垣島で早めのサマーヴァカンス」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20070717

 2012年6月25日から7月2日も「石垣島クラブ・メッド長崎発着8日間パック」で夏休みを過ごしたが、このときは防水カメラが初潜りで見事に壊れてしまったので写真をお見せすることはできなかった。

■今日のブックマーク&記事■

□父さんの料理 のキッチン  https://cookpad.com/kitchen/450241

斜行エレベーターの部分運休と鍋冠山付近の観光開発

当欄「長崎の斜面地住まいをサポートするシステム」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20170315でも取り上げた、斜行エレヴェーター(高低差50m、全長160m)と垂直エレヴェーター(高低差18m)を組み合わせた「グラバースカイロード」http://www.city.nagasaki.lg.jp/sumai/670000/678000/p001693.htmlの斜行エレヴェーター(右の写真)が5月8日より部分運休となっており、126段の階段を歩いて登らなくてはならない状態が続いている。一般の建物にすると5階の高さまで歩くことに相当する。

原因は、ケーブルの一部断線という。エレヴェーターを牽引するケーブルではなく、制御する電気系統のケーブルの断線とのこと。市当局は、「観光客の増加」を原因としているが、もともと運行回数に制限を設けていないし、制御系のケーブルであるから、理由にはならないだろう。ケーブルの交換は2日で済むとのことだが、ケーブルが特注品なので、休止は7月下旬まで続くという。

 ただでさえ、斜面地の住民は減少しているのに、このような不手際が続くと、減少に歯止めがかからないどころか、加速することになるだろう。
 国立社会保障・人口問題研究所の『日本の地域別将来推計人口(平成25年3月推計)』によれば、2010年から2040年の長崎市の人口増減率はマイナス25.4%とのこと。443,766人の人口が331,191 に減ると予測されている。


一方で、長崎新聞5月24日の記事で“グラバー園周辺「大改造」” http://www.nagasaki-np.co.jp/news/kennaitopix/2017/05/24090323051385.shtml という記事があった。“グラバー園周辺により多くの観光客を呼び寄せようと、長崎大と米国・カリフォルニア大バークレー校の大学院生と学生らが、まちづくり案をデザインした。同園に近く、抜群の眺望を誇る鍋冠山にホテルを建設するなど、外国人の視点を大胆に取り入れ、歴史と景観を生かした「大改造」を提案している”というものだ。
提案には、「観光客の回遊拠点や休憩場所としてグラバー園周辺に3カ所の公園を新設」、「鍋冠山に500室規模のホテル建設」、「明治期の建造物『マリア園』をはじめ洋館をホテルやペンションに活用」、「グラバー園内に屋外劇場を新設ーなどが含まれている。

あくまで、提案に過ぎず、グラバー園周辺は開発規制があるので、実現には大きな壁があるようだが、実際に、鍋冠山の海側斜面などを開発しようという動きもあるようだ。

確かに、鍋冠山からの景色は素晴らしく、観光地としての魅力はもっと知られて良いと思うが、昨年完成した新展望台までは、道幅が狭く、パブリック・アクセスもなく、周辺の駐車場も限られていて、休日には周辺の住民が困るほどの交通渋滞が発生している。
 せっかくの展望台も、アクセス面をあまり考慮しないで計画されたようで、観光客へのアッピールも中途半端なものにならざるを得ないようだ。

 パブリック・アクセスの設定が難しいなら、「グラバースカイロード」を起点とし、南山手レストハウスグラバー園、マリア園、タイムボール跡地などを結びつけた徒歩観光ルートとしてのアッピールがあっても良いのではないかと思うのだが。


当欄関連過去記事:
「長崎のタイムボールについて」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20160715
鍋冠山展望台リニューアル・オープン」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20160402


■今日のブックマーク&記事■

□2017/05/09付 西日本新聞朝刊記事「斜行エレヴェーター 部分運休」 https://www.nishinippon.co.jp/nnp/nagasaki/article/326877/

□トラベルボイス6月14日記事「タビナカ狙うレストラン予約大手「オープンテーブル」、その仕掛けから日本の展開までCEOに聞いてきた」https://www.travelvoice.jp/20170614-90335

間もなく野菜と果物の収穫期

  長崎は、梅雨入りが例年より遅くなりそうで、このところ晴天続き。わが家は、雨樋のない屋根から落ちる雨水をV字溝で集め、1トンの地下タンクに貯めるようにしていたが、家庭菜園の拡張でそれでも足りなくなり、3年ほど前に0.5トンの補助タンクや天水桶2つを軒下に増設した。それでも、すべてが満水になって、台所の余り水や風呂の水をタンクに流し続けても晴天が5〜6日続けば空になる。

長崎は、動力揚水が必要な急な斜面地に住宅が密集しているせいもあって水道代は東京に比べても高く、芝生が多量の水を必要とする夏場は悩みの種だ。

 幸い、今日は天気予報が外れて午前中に小雨が降り、庭の水撒きや雑草取りをしなくて済むので久しぶりにブログを更新する時間が出来た。

梅雨を前に、タチアオイやユリ、アマリリス、マーガレット、アジサイなどの花が咲き誇り、艶やかな庭となっている。郊外の植木市で買ってきたポール・マッカートニーにちなんだフランス生まれの新種のバラ“ザ・マッカートニー・ローズ”もテラスで咲いている。これは、11月に鉢から庭に移し替えることになる。

例年のように、2メートル以上の高さになるロシアン・ヒマワリも芽が出てきており、7月には100本以上の並木が出現するだろう。

昨年秋に、種を振り落としておいたコスモスも育ち始めた。梅雨に入れば、追加で種を蒔く予定だ。これからは、コスモスなどの花を刈り込まないように、機械で雑草の駆除が出来ず、いちいち手で抜くことになりひと苦労だ。

 オリーヴも5年目にして、今までにない小さな白い花が咲きそろい。木の下には花吹雪の吹きだまりがで来ている。天敵の虫にやられて枯れた6本のオリーヴは、思い切り短く刈り込んで再生を期すことになった。代わりに、3つの異なる品種の苗木を新たに植えた。異なる種類としたのは、オリーヴの実が付きやすくするためだ。

キュウリやトマト、ジャガイモ、パッションフルーツ枇杷もこれから怒濤のように収穫期を迎えることになる。いずれも自分では食べきれないので近所の友人たちに分けたり、保存食にしたりと、せっかくの収獲が無駄にならないようにするつもりだ。
1月末から2月の頭にかけて収獲した200個ほどの甘夏も、来週には食べ尽くしそうだ。幸い、パッションフルーツジューンベリーがバトンタッチで貴重なビタミンCの供給源となる。

アーモンドの実や垂れ桃もそろそろ収獲の準備をしなければならない。検索してみると小桃のレシピhttp://ameblo.jp/komomopeach/theme-10021384011.htmlが見つかった。デザートのほか、発泡酒に入れるというおしゃれな使い方もあった。

ハーブ類は、2メートル四方のハーブガーデンでバジル、ローズマリー、イタリアン・パセリ、ルッコラが収穫期に入った。ハーブガーデンにはバジルと相性が良く一緒に植えると虫除けになるというトマトも植えているが、トマトの成長力にハーブが負けてしまいそうだ。トマトやキュウリの下には、庭に腐るほどある藁を敷いて“草マルチ”にし、支柱立てと相まって加湿を避けると同時にトマトの実がハーブを押しつぶさないように誘導している。

ハーブと言えば、相変わらずミントが庭で20坪ほどの広さに暴走しており、友人たちにお願いして持ち帰ってもらっている。ミント・ティーやデザートなど料理の添え物、ハーブ風呂などに活用してもらっている。

家庭菜園では、サニーレタスやミックスサラダが収穫期を終える時期だ。わが家では、風が強く、虫除けネットなどが立てられないので、暖かい時期は虫に強いハーブ類以外の葉ものを諦めざるを得ない。

サニーレタスの畝では、1ヶ月ほど前に根から土がひっくり返されるという被害があった。植木屋さんやご近所の話では、夜間にアナグマが出没しているらしい。野生の猿や猪、鹿も近所で目撃されているので、大いにあり得る話だ。