在フランス“日本食レストラン価値向上委員会”

 当欄の「ミシュランの“Magazine”は旅のアイデアの宝庫」http://d.hatena.ne.jp/Europedia/20060306で紹介したViamichelin http://www.viamichelin.co.uk/の無料配信メールマガジンに“Hissa, the poet of Japanese cuisine”http://www.viamichelin.co.uk/viamichelin/gbr/tpl/mag5/art20070215/htm/tour-gastro-hissa-takeuchi.htmというパリのKaiseki Sushi http://www.kaiseki.com/という日本料理店とそのシェフを紹介する記事が載っていた。その記事の中で、JETRO(日本貿易振興会)が音頭を取って“本物”の「日本食」にお墨付きを与えようと始めたプロジェクト「日本食レストラン価値向上委員会」 (Comité d'évaluation de la cuisine japonaise)のサイトhttp://www.cecj.fr/が紹介されていた。
同委員会は、“フランスにおいて、当面の間の試行的対応として、「オーセンティック」(正統的)な日本食を提供するレストランを推奨する制度を設けることにより、フランスの一般消費者に対する「道しるべ」の提供とこれら日本食日本食文化の認知度の向上、普及・浸透 ・ オーセンティック(正統的)な日本食を提供している料理人・レストランに励みにしていただくとともに、日本食の料理人がチャレンジする機会を提供すること ・ これらを通じた日本からの食材等のジャパン・ブランドの輸出促進 を図るものとする”という趣旨で設立された。
ホームページを見ると、「推奨日本食レストラン・リスト」という一覧ページがあった。開くのにえらく時間のかかる「推奨日本食レストラン・ガイドブック」というフランス語のみのPDFページもある。私には、パリで日本食を食べるなどという気にはなれないが、現地の友人たちに日本食をごちそうしたり、おすすめの店を聞かれたときなどの参考にはなりそうだ。これもフランス語のみだが“スタンプラリー・シート”という楽しい企画も用意されているようだ。“日本食レストラン推奨制度”そのものについては http://www.cecj.fr/pdf/presentation_du_sys_jp.pdf に詳しく書かれている。
■今日のブックマーク&記事■
□グーグルアースで古地図を見よう! http://googleearth.raifu.info/ 
 グーグルアースhttp://earth.google.co.jp/はリアルな衛星写真を貼り付けた立体地球儀のようなものだが、実は“衛星写真の代わりに古地図を貼り付けるレイヤ機能もある”そうだ。
 上記サイトによれば“数百年前の古地図と現在の衛星写真とを瞬時に切り替えて見比べることができるのが最大の特長で、時代の変遷を楽しんだり歴史の検証をしてみたりと様々な使い方ができます。もしかしたら歴史的な大発見などあるかもしれませんので、歴史や地理にご興味のある方はぜひ一度お試しください”とのことだ。