春の“農作業で”超多忙

虫たちが目覚めてくる春の必須作業は、虫に弱い樹木への防虫剤噴霧だ。昨年、14本中5本のオリーヴの樹が天敵のオリーヴアナアキゾウムシの被害に遭い、うち、3本は未だに重篤だ。春のもたらす生命力に期待しているが、どうなることやら。
 虫除けの薬剤は、8リットルの容量の電動噴霧器で農薬用眼鏡やマスク、帽子などで重装備の上、散布したが、最高気温14度というのにだいぶ汗をかいた。

自家菜園の方は、今年は“食糧増産”を目指している。目下、ジャガイモやエンドウ豆などの豆類、トマト、レタスやサンチュ、春菊などの葉もの、ワケギ、ニンジン、キュウリ、セロリ、二十日大根、ルッコラやイタリアン・パセリ、バジルなど8種類ほどのハーブを育てている。
果物は、1月末の大雪時の被害でパッションフルーツが回復不能の被害を受けたが、6本の甘夏やレモンは花芽がふくらんできているので大収穫を期待している。枇杷も雪害で少しだが収穫できそうだ。
 新たに、アーモンドと月桂樹の苗木を2本ずつ植えた。

庭の花は、小雨模様の中で撮った写真を紹介しておこう。桜や垂れ桃は8分咲きで、トキワマンサクジャスミンなども開花している。タチアオイのそばには、形はそれに似ているが黄色い花を咲かせる名称不明の花も出現している。


春の長崎は、観光シーズンでもあり、最近はとくに外国人観光客が増加し、市内のホテルは取りにくくなっている。
大型クルーズ船の寄港も急増し、3月17日には「クイーン・エリザベス」(9万900トン、乗客定員2081名)が寄港(右上の写真)。巨大な「クァンタム・オブ・ザ・シーズ」(16万8千トン)も今年は頻繁に訪れるようだ。

 「クイーン・エリザベス」を運航するキュナード社は1840年に創業した英国の客船会社で、“大西洋航路の黄金時代の歴史と伝統を受け継いだ英国式のサービス”が売り物だが、実は、わが家でふだんに使っているカトラリーには王冠を頂いたライオンのマークとThe Cunard Steamshipという刻印がある。
 祖父が大正末期に長崎から神戸に移り住んで貿易とシップチャンドラー(船舶納入業)を営んでいた時期にキュナード社の仕事も請け負っていたようで、船が寄港したときに備品を補充するためにカトラリーや皿を預かっていて“返し忘れた”もののようだ。

長崎では、大型クルーズ船の建造も行っている。わが家の対岸の三菱重工業長崎造船所のドックでは、「アイーダ・ペルラ」(12万5千トン)の進水が3月20日に行われ、港外の香焼工場へ移動し内装工事などが続けられる。来年の3月には引き渡しの予定だという。

アイーダ・ペルラ」は、ドイツのクルーズ船会社アイーダ・クルーズ向けの同型船2隻のうちの2隻目だが、1隻目の「アイーダ・プリマ」は設計変更や放火事件などで納期が1年遅れ、14日に引き渡された。
2隻分の損失は約1,900億円にも上り、約1,000億円とみられる受注額のほぼ2倍だ。そのためか「アイーダ・ペルラ」の進水は進水式なしで静かに行われた。

 昨年11月のドイツ旅行中に「アイーダ・プリマ」を利用した初航海のクルーズ募集パンフレットを見かけたが、そこには、「3度目の正直、こんどこそ4月末に初航海です」と書かれていた。工期通りの完成を見越して2回も集客を済ませていたのだろう。4月末の初航海の無事を祈りたい。




■今日のブックマーク&記事■

□トラベルボイス 03/21記事“写真でみる豪華客船クイーン・エリザベス、3年連続で日本寄港、横浜で「女王」の船内を公開”  http://www.travelvoice.jp/20160321-63367

□Forbes MAR 29記事“The World's Best Travel Websites”
http://www.forbes.com/sites/robertadams/2016/03/29/the-worlds-best-travel-websites/#2a970c965635

□The Daily Dot Mar 19, 記事“How the Internet is ruining travel” http://www.dailydot.com/opinion/how-the-internet-is-ruining-travel/

     
《下記のふたつはJOHNNY JET'S TRAVEL PORTAL http://www.johnnyjet.com/で紹介されていたサイト》

□PackingEssentials.Com
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□ProjectVisa.com  http://www.projectvisa.com/