*[海外旅行]晩秋のウィーン22日間の旅 その6

*[海外旅行]晩秋のウィーン22日間の旅 その6

 「帰国前のショッピング」

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旧市街を行く観光馬車 Fiaker

 「その5」でふれた「ワインのまとめ買い」以外にも、いつものように本やCDのほか調味料などのオーストリアならではの食材を中心に“1年分”を買い込んだ。

本とCDは主にマリアヒルファー地区にあるHintermayer https://www.hintermayer.at/というディスカウントショップで購入した。この店のメンバーカードを持っているので、3%の割引が受けられた。今回は、オーストリア海軍に関する「Unsere Kriegsflotte 1556-1908/18 」(€ 49,90)という本と両大戦間のイラスト入り歴史地図「Der Große illustrierte Bildatlas der österreichischen Zeitgeschichte 1918-1938」(€ 9.90)が収獲だった。

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Unsere Kriegsflotte 1556-1908/18



 CDは10枚組の民族音楽セットやオペレッタや映画音楽のヒットナンバーを集めた10枚組(いずれも€ 9.90)など計28枚ほどを購入。
新譜のCDショップで「ウィーン国立歌劇場 創立150年記念BOX 22枚組」を購入しようとして、念のため日本のタワーレコードの価格を調べたら日本の方が11,211円と安かった。

 

 ウィーンからの帰国日が近づくと、デリカテッセンJulius Meinl http://www.meinlamgraben.at/page.aspxやMerkur https://www.merkurmarkt.at/marktplatz/merkur-hoher-markt/、スーパーBilla https://www.billa.at/、ナッシュマルクト市場で食材を中心としたショッピングに歩き回る。グラーシュやウィーン風ハンバーグの素、数種類のパプリカの粉、サフラン、カボチャの種から作るキュルビス・オイル、ウィーンの森の蜂蜜、野菜から作るコンソメ、果物をマスタード風味のシロップにつけたMostardaの瓶詰、ラクダのミルクを使ったチョコレートなどを買い込んだ。

 いつもは買うコーヒー豆は、今回友人からJulius Meinlの 500g入りコーヒー(粉)を3袋もお土産に頂戴したので購入を控えた。

 Julius Meinl では、ホットワイン用にシナモンや丁子、アニス、オレンジやレモンの皮などを取り合わせたホットワインの素を買うのも常だったが、最近はティーバッグ型のものしか取り扱っていないそうで、ナッシュマルクト市場のハーブ専門店で探し出した。
 Julius Meinl でハーレーダヴィッドソンのバイクを模したチョコレートを見つけ、バイク好きの友人への土産に買ってしまったが、これを持ち帰るのにひと苦労。クリスマスプレゼント用に売っている紙箱をわざわざ購入する羽目になった。

 11月は、ちょうどトリュッフを使った食材が出回る季節でもあり、トリュッフ入り蜂蜜やクリームソース、オリーヴオイル、プラスチックミルに入った乾燥トリュッフも購入。

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ナッシュマルクト市場のハーブ・ショップ

 さらに、オークションハウスDOROTHEUM http://www.dorotheum.com/の即売コーナーでは、高さ22cm・直径16cmのヘレンドの磁器の花瓶(€158)を入手。
DOROTHEUMの帰りに近くの台所用品店WMFでホースラディッシュ専用のおろし金を見つけ、野菜のピーラーやキッチン鋏などと一緒にまとめ買い。我が家で毎年多量に収獲できるホースラディッシュは、通常のおろし金では歯が立たず難儀していたのだが、このおろし金を使うと難なくおろすことができた。

 出発の前日と当日の空港ではお土産用に木箱入りのザッハートルテを2種類大小2個ずつ、計4個も買ってしまった。

 これらの大荷物を、日本に持ち帰ったのだが、カタール航空ビジネスクラスの規定では預け入れ荷物は1個当たりの3辺の和300cm以下であれば個数制限なく総重量40kgまでOK。そこで、スーツケースとソフトバッグ2つを預けた。

 チェックイン時の計量ではスーツケースが25.5kg、重い本類などを入れたソフトバッグが14kgの計39.5kgで無事通過。

 機内持ち込みの規定は2個、合計で15kg。キャリーバッグに厳重に梱包したヘレンドの花瓶やパソコン、“ハーレーダヴィッドソン”などを詰めたらそれだけで15kg。貴重品や機内で必要な身の回り品を入れた5kgほどのバックパックは、お目こぼししてもらった。

 

 例年どおり、今回のショッピングでも100円相当の購入で1マイル(3円?)のJALマイレージが貯まるクレジット・カードを主に利用したが、ヨーロッパではクレジット・カードやスマートフォンをレジのリーダーにかざして支払うコンタクトレス決済が主流になってきているようで、レジでは当然のようにカードを渡すと、先ず、かざしてみて、だめと分かると通常のカード決済端末に挿入し直すという2度手間がかかった。このかざす決済はNear Field Communication(近距離無線通信 略称NFC)と言うようで、日本でもVISA(三井住友カード)が“Visaタッチ決済”として導入しているようだ。JALカードにもこのVISA NFCに対応しているものが有るようだが、カードを作り直す手続きが面倒なようで躊躇しているところだ。

 デジタル化は、海外旅行を便利にする反面、各国独自のキャッシュレス決済や交通機関の決済アプリ、アプリ化された市内交通パスや各種入場券などがあるようで、いちいち対応するのが面倒でもある。北欧には公衆トイレが独自の決済アプリを使わなければ利用不可という国もあると聞いたこともある。空港の自動チェックインや入国審査なども含めストレスフリーのシステムを確立していってほしいものだ。
 
 今回も長くなってしまったので「帰りのフライトについて」は、次回以降にしたい。

 

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持ち帰ったおみやげの一部