*[長崎日記]夏の家庭菜園と県内旅行

*[長崎日記]夏の家庭菜園と県内旅行

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伊王島灯台

 前回書いた「ふるさと再発見の旅 ~宿泊施設応援キャンペーン~」 https://www.nagasaki-tabinet.com/islands/article/kenmin_ouenを利用した2泊分1万円の補助を受け、6月上旬に長崎港外の伊王島http://www.ioujima.jp/にある温泉付きリゾート・ホテル「アイランドナガサキhttps://www.islandnagasaki.jp/に2泊3日で出かけてきた。伊王島はわが家からも女神大橋越しに遠望できる位置にあり、陸地と橋で繋がっているため無料送迎バスで35分という近さだ。今回の目的は、海の見える天然温泉露天風呂でノンビリすることと、島内一周のサイクリング、そして海鮮料理を飲み放題のボトル・ワイン(チリ産白)で賞味することだ。飲み放題なので、お代わりは自由。若い頃は、ひとりで白1本、赤1本は平気だったが、今は哀しいかな白1本と赤グラスで2杯がやっと。飲みっぷりが良かったせいか、長崎牛のグリルに合わせて頼んだグラスの赤は、支配人の好意で本格的ブルゴーニュ・グラスになみなみと注いでくれた。中身はチリの赤だったが。

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チリワインと近海の刺身

 10年近く前に当欄「長崎に戻り、サイクリング三昧の暮らし」https://europedia.hatenablog.com/entry/20110912/p1伊王島行きを書いたときは、長崎の仮住まいのマンションから自分のロードレーサーで日帰りしたが、今回は、ホテルのレンタル・サイクル(無料)を利用。いわゆるシティサイクルなので、ロードレーサーのような軽快さはなく、丘の上の灯台までの登り坂には苦労した。帰りは、自転車で天然温泉に立ち寄り汗を流してからホテルに戻った。

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畦の岩這(波状の岩層が連なる岩場)

 2年間続いた右腕のしびれを伴う痛みがいつの間にか治っていたことと、今回のサイクリングに刺激され、しばらく遠ざかっていたロードレーサーでのサイクリングを再開してみるつもりだ。とりあえず、2台のロードレーサーを整備中だ。

 上記のキャンペーンに続いて、7月中は“ながさき癒し旅”ウェルカムキャンペーンhttps://www.nagasaki-tabinet.com/islands/article/nagasaki-cpn/iyashitabiがあり、8月中には国主導のGo To Travel(トラベル)キャンペーンも始まる予定だ。12年間続いた石垣島でのサマーヴァカンスhttps://europedia.hatenablog.com/entry/2019/07/26/112641の代わりに大いに利用させてもらうつもりだ。


 なお、ヨーロッパ旅行に関しては「欧州連合(EU)が、7月1日より日本を含む十数カ国からの渡航を段階的に解除する方向で調整に入った」というニュースが昨日流れたが、EU加盟各国が独自の入国規制をかける模様で、また、日本を出た観光客が帰国する際、日本政府側が、PCR検査を受けることと、自宅などで2週間待機を求めていることなどから、観光旅行の再開は未だ当面無理だろう。

 前回書いたように、一般の人がコロナ以前のように自由気ままに個人旅行するのは、ワクチンや治療薬が普及し、世界共通の予防接種証明書制度などが整備された後のことだろうから、2021年後半以降になるのではと思う。

 ヨーロッパの音楽会の状況は、先日もNHK BSでウィーン楽友協会の2000人以上収容のホールが聴衆を100人に制限して細々と再開し始めた様子が報道されたことで分かるように例年とは様変わりだ。
 ウィーンの音楽シーンと聴衆、演奏者の悲喜こもごもはブログ“ウイーンで趣味に溺れる日々 たまにはオーストリアちっく”http://happawien.jugem.jp/ が生々しく伝えてくれている。

 ヨーロッパの夏の音楽祭は多くが縮小、もしくは中止となっているようで、秋からのレギュラーシーズンがどうなるか心配だ。音楽祭や秋からのシーズンは、クラシック音楽情報誌 「ぶらあぼ」のリンク集「海外音楽祭」https://ebravo.jp/overseafestival、「海外情報」https://ebravo.jp/overseaからも調べることが出来る。


 さて、わが家の庭は、夏に入って雑草の繁茂が激しくなってきた。4年前までは、自力で雑草の機械刈りを行っていたが、そのせいか右腕の痛みが始まった。そこで、3年前からシルバー人材センターに手伝ってもらっている。今年も、最初の雑草刈りを6月22日にお願いし、ミントなどの利用しきれないハーブなどと一緒に一挙に刈ってもらい、さっぱりとした。しかし、2週間もすれば膝の高さまで雑草が育ってしまう。9月までは、月に2回のペースでシルバーさんに手伝ってもらう予定だ。

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草刈りを終えた裏庭

 港側に面した庭には、200本ほどのロシア・ヒマワリが50センチから1メートル近い高さに育っているが、今月、3回ほど強風が吹いたため1/3ほどは傾いてしまった。

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フェンス沿いのロシアヒマワリ

 昨年の台風による海水の吹き上げで、枇杷や甘夏が被害を受けたことは既に書いたが、うかつなことに最近になってやっと気づいたのだが、3本あるジュンベリーもまったく実がつかなかった。おかげで、ジャムやコンポートを作ることができない。

 朗報は、なぜか3年ほど実を結ばなかったパッションフルーツが、新たに6つの苗を追加したことに刺激されたのか、僅かだが実をつけたものがあったことだ。新苗の開花・結実はまだ3輪ほどだが、来年は大きく育つと思うので期待したい。

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パッションフルーツ

 毎年、育てているキュウリは、昨年は、1日で10本以上収獲できて友人たちに分けても消化しきれなかったので、今年は、3つのネット張りした畝を時間差を設けて収獲できるよう工夫したつもりだった。ところが、猫と思われる掘り返しの被害で、植え直した結果、2つの畝が同時に収穫期を迎え、またもや持て余している。キュウリ料理やピクルスのレシピを研究しなければならない。残る1つの畝は、今日、種蒔きを済ませた。そのついでに先行の2つの畝を見たところ、キュウリが2本、見事に食い散らかされていた。これも猫の被害なのだろうか。

 ほかに新たに、種蒔きしたものはパプリカとシシトウ、唐辛子などだが、炎暑に向かう中、うまく育つかどうかあまり自信はない。

 レタスやルッコラ、サンチュ、ベビーリーフなどの葉ものは、暑さとともに虫の被害がひどくなり、難を逃れているのはサニーレタスやバジル、パセリ、茄子ぐらいだ。
 丘の上にあるわが家は、強風時の被害が半端ではなく、防虫ネットや温室の設置は不可能。周囲の家庭菜園や農家でも窪地でない限り設置しているところはない。

 虫にやられた葉ものの中には花を咲かせるものもあり、そこに蝶や蜂、小鳥が集まっている。近所の友人の話では、長崎の丘でも、わが家の庭のように蝶や蜂が飛び交っているのは珍しいそうで、生命の循環を助けるためにも虫食い状態の葉ものもしばらくは残しておくつもりだ。

 

■今日のブックマーク&記事■

□Forbes Japan 06/12記事「今夏の欧州旅行はやめておいた方がよい理由」 https://forbesjapan.com/articles/detail/35123 

□IATA(国際航空運送協会)Interactive Coronavirus (Covid-19) Travel Regulations Map
https://www.iatatravelcentre.com/international-travel-document-news/1580226297.htm 

□トラベルビジョン【随時更新】航空各社、運休・減便情報まとめ
http://www.travelvision.jp/news/detail.php?id=88333 

□トラベルボイス(観光産業ニュース)「最新の世界の出入国規制を知る情報サイトを整理した、毎日更新の世界マップから在外日本大使館の現地発情報の一覧まで」のリンク集 https://www.travelvoice.jp/20200629-146494?tvm

 

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